海外で人気の車種、そして海外で高額で販売している車種の1台が「ヴェルファイア」です。
最近、香港と東南アジアに旅行に行った友人が話してくれたことなのですが、どの国でもヴェルファイア・アルファードの走っている台数がとても多くてビックリしたそうです。
特に香港やバンコク市内では日本よりも多いんじゃない?と感じるほどだったそうです。
このようにヴェルファイアのような人気で海外で高値で売れるような人気車種は、日本での買取・リセール共に突き抜けてとても良い数字を出しています。
ですからヴェルファイアを購入することは、売却するときにもかなりの得があると言う事になりますね。
実際に「購入から1年経った中古車でも新車より高く買い取りします。」と言われた時期もあり、新車価格よりも30~50万円高く買い取りしてもらった方も多かったと言います。
「そんな美味しい話あるわけないでしょ」と思いますよね。
ですがヴェルファイアが海外での人気が高く、輸出需要で高く売れるためにこんなウソみたいな話が現実にあるのだそうです。
今ヴェルファイアに乗っている方は思わず、目が¥マークになってしまいますね。
今回の記事では、ヴェルファイアが高値で輸出されている謎に迫ってみたいと思います。
この記事を読むと、ヴェルファイアの海外人気の高さゆえにお得な車であると言う事、また売却時に得するヴェルファイアの買い方が分かります。
海外の車もカッコ良いのですが、品質の高い日本の車の素晴らしさを再発見してみてください。
Contents
日本の中古車需要が高いわけ
海外では自動車に限らず純日本製品は質が良く、日本人が思っている限界を超えてもなお外国では高額取引が行われていたり、日本車が現役で走っています。
たとえば日本では「10km10年」と言われ、車を乗り換える目安にしている方も多いはず。
ですが外国では日本で乗り換え時と言われる車は、まだまだ需要のある「全然乗れる車」なのです。
その証拠に日本では、とっくの昔に見られなくなった車が海外では走っていたりします。
ではなぜ、日本の中古車は人気が高いのでしょうか。
それは日本車は故障しにくい事で知られており、その評価は海外でも同様です。
つまり「日本車の品質が高いから」です。
そして主にアジアやアフリカでの需要が高いです。
参考
日本の中古車輸出国
アジア | アラブ首長国連邦・モンゴル・フィリピン・パキスタン・タイ・バングラデシュ・マレーシア |
ヨーロッパ | ロシア・英国(イングランド、ウエールズ、スコットランド、北アイルランド) |
大洋州 | ニュージーランド |
南アメリカ | チリ |
アフリカ | ケニア・タンザニア・南アフリカ共和国・ウガンダ・モザンビーク・ナイジェリア・ガーナ・ザンビア |
北アメリカ | ジャマイカ |
また、ヴェルファイアが飛ぶように売れている国のひとつに香港があります。
香港は他のアジア諸国と比べて所得の高い富裕層も多いので、ラグジュアリー系の大型ミニバンタイプが好まれるようです。
それを裏付けるかのようなこんな動画があります。
香港を旅した私の友人が「香港の道はヴェルファイアで埋め尽くされている!」と言っていたのは本当だったんだと納得の動画でした。
こんなに人気の高いヴェルファイアですから、もし手放すことになった時にはリセールバリューを期待してしまいますよね。
次の項では、リセールバリューを考えた購入時のポイントを見ていきましょう。
輸出を考えたヴェルファイア購入時のポイント
まずはどんな車が海外では高く売れているのか見ていきたいと思います。
では海外ルートで、高額での取引が期待できる車の代表的な4つの特徴を見ていきましょう。
海外ルート販売目的で高額で取引される車の特徴4選
悪路走行性の高い四輪駆動
ハイブリッド車ではない
たくさんの人や荷物を乗せられる
先進の電子制御などの装置の付いていない車
ひとつずつ詳しく見ていきます。
🚗悪路走行性の高い四輪駆動
日本から中古車が輸出される国は、東南アジアやアフリカが多いです。
そしてこれらの国では日本のように道路整備がきちんと行われていないことが多く、悪路が広がっている地域が多いです。
そのため走行性能の高い四輪駆動車が人気がある理由のひとつになっています。
🚗ハイブリッド車ではない車
日本では人気のあるハイブリッド車ですが、輸出される車としては人気がありません。
そのわけは、日本と海外では乗り方が異なるからです。
まだ価値のあるうちに車を売却して次の車に乗り換える日本と違い、海外では乗り潰すのが主流です。
そのためバッテリー交換が必要となるハイブリッド車は人気がありません。
🚗たくさんの人や荷物を乗せられる
輸出される車で人気のある車の理由のひとつに、積載量の多い車種というのがあります。
日本では公共交通機関や運送機関などが発達しているため、積載量はそれほど重視されていません。
ところが途上国などの公共交通機関が発達していない国では、人や荷物を運ぶことの出来る車がとても重要なツールとなっています。
そのため人や荷物を乗せられるための道具として、積載量の多い車が重視され人気となっているのです。
🚗先進の電子制御などの装置の付いていない車
最近の日本車は電子制御されている車が多く、おかげさまで車がとても便利な乗り物になっています。
ですが、万が一にも故障などした時に先進国であれば修理することも可能ですが、途上国では電子制御の修理が出来ません。
つまり、壊れた時に直せない車は需要が低くなってしまうのです。
余談ですが、故障しにくい車という観点から海外ではマニュアル車が高く売れます。
他にはディーゼル車なども人気があるんですよ。
トヨタ車は人気が高い
海外へ輸出される車で人気が高いのはトヨタ車です。
海外では「日本車と言えばトヨタ」というイメージが強く、高級車であるとの認識をされていることも多いです。
また日本を代表する車メーカーとの認識が強い途上国では、様々な層から好まれています。
例えば富裕層にはプリウス、ヴェルファイア、アルファードで内装の高級感や派手なルックスが好まれているようです。
また、庶民層に人気なのがハイエースです。
日本国内でも非常に人気のあるハイエースですが、商用車のために耐久性が非常に高く実用性が重視されています。
では、海外に輸出されている日本の中古車の人気ランキングを見ていきましょう。
👑海外に輸出されている中古車人気ランキング🚗
トヨタ・ハイエース
トヨタ・ランドクルーザー
トヨタ・プリウス
三菱・パジェロ
トヨタ・ヴェルファイア、アルファード
もちろん変動はありますが、4位以外はトヨタ車が独占していますね。
トヨタ車恐るべし!です。
過日、自分の乗っている車のエアコンの調子が悪くなり、整備工場で見てもらった時のことです。
私の車は14年乗っていて、135,000キロオーバーのトヨタ車です。
修理しながら修理工のおじさんが言いました。
「車はね。エンジンオイル交換などのメンテナンスをしっかりとしてあげれば、20年だって30年だって乗れるんだよ。
20万キロも30万キロも乗れる。
特にトヨタの車はちょっとやそっとじゃ壊れない。だから修理してあげたらこの車はまだまだ乗れるよ。」
気に入って乗っている車だけに、とても嬉しいおじさんの言葉でした。
私もお気に入りのこの車は、乗り潰そうと思っています。
ヴェルファイアの新車を買う時に付けておくべきオプション
ヴェルファイアの海外人気はとても高く、輸出量も多い車です。
そして前述のとおり輸出で好まれるのは、ガソリン車です。
その他にも海外輸出に必要(人気のある)なオプションを紹介しますので、ヴェルファイア購入時の参考にしてみてください。
🚗ヴェルファイアおすすめオプション
グレード海外輸出のおかげで、下取り価格が他のグレードの残価率に比べても群を抜いて1番いいグレードがこちら。
🥇2.5Z Gエディション。
海外輸出にはこのグレードで決まりです。
ボディー色黒またはホワイトパールを選びましょう。
やはり定番カラーが人気があります。
次にマストで付けた方がいいオプションを順位が高いものから紹介していきます。
オプション設定マストで付けた方がいいオプションを順位が高いものから紹介していきます。
・ツインムーンルーフ ★★★
これは必ず付けてください。
このオプションの有無で、オプションの金額以上に値段が変わってきます。
・リアエンターテインメント ★★★
こちらも付いていないとかなり値段が下がるオプションです。
・メーカーナビ:10.5インチ+JBLプレミアムサウンド ★★★
・ITSコネクト ★★★
・ブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックブレーキ ★★
・パノラミックビューモニター(メーカーナビのみ) ★★
・デジタルインナーミラー ★★
予算の関係などもあるかと思いますが、少しでも高く売却するためにもは付ツインムーンルーフとリアエンターテインメントけておくことをおすすめします。
ヴェルファイアは輸出に強い⁉ヴェルファイア購入時に得するポイント:まとめ
日本車の品質が高いと言う事は、日本が世界に誇れることのひとつです。
それゆえに海外旅行に出掛けた人は、走っている日本車の数に驚いたという話も良く聞きます。
また、世界のものすごく雪が降り積もる雪国や、岩や水たまり、陥没などの条件の悪い悪路でも「大丈夫!」と信頼されている車は日本車なのです。
日本に住んでいる私たちは、日本車の品質が高いのは当たり前で「まだ価値のあるうちに乗り換える」という贅沢なことをしています。
ですがこんなに高品質な車なのですから乗り換えるなどもったいないことをせず、海外の乗り方を見習って乗り潰してみるのもいいと思います。
この記事を書いて、海外で活躍してくれているヴェルファイアをはじめとした日本車たちに「ありがとう」と言いたくなりました。
皆さんも改めて自分の愛車を眺めてみてください。
きっと「ありがとう」と言いたくなりますよ。