そんな人におすすめの情報を紹介します。
スバルのジャスティは2016年に登場したコンパクトカーです。
軽自動車とコンパクトカーのいいとこ取りとも言われるジャスティ。
初代ジャスティの登場は1984年なんです。
このジャスティ、実はスバルで最初で最後に作られたコンパクトカーなんですよ。
2016年には21年11ヶ月ぶりに復活発売されたことも注目ポイントでしたね。
スバルのジャスティはあまり出回っていないレア車です。
軽自動車のように車内空間が広く、パワーもあって乗り心地が良いと評価も高いクルマです。
現在も販売している人気のスバルのジャスティとはどんな車なのか、また気になる内装を紹介します。
Contents
スバルのジャスティってどんな車
さて、ここで質問です。
ジャスティという車をご存知ですか。
なかなか聞き馴染みのない車種なのではないでしょうか。
初代ジャスティはザ・昭和カーと言えるほど渋い外装です。
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昭和レトロカーが好きな人にとってはたまらないフォルムですね。
私自身もレトロカー好きなのでこのような外装にゾクゾクします。
ドアは3ドアと5ドアの2種類。
駆動方式はFF(前輪駆動)と4WD(パートタイム四輪駆動)がありました。
翌年には直列3気筒1.2L SOHC9バルブ ツインキャブエンジンモデルが登場。
このとき「火の玉ボーイ」というキャッチコピーでインパクトのあるCMが放送され話題となりました。
そのCMがこちら
映画バック・トゥ・ザ・フューチャーのような演出が時代を感じますね。
アメリカでは1987年から3年連続で燃費ベストカーに選ばれたこともあります。
パワフルで低燃費の人気車種でしたが、コストがかかり国内ではライバル車よりも販売価格が高めでしたね。
そして、1994年に生産が終了しています。
初代ジャスティ(1984〜1994年)のスペック
1972年にスバルから発売した、軽自動車レックスをベースに作られたコンパクトカーです。
全長 | 3535mm |
全幅 | 1535mm |
全高 | 1390mm |
室内長 | 1720mm |
室内幅 | 1320mm |
室内高 | 1100mmm |
ホイールベース | 2285mm |
初代ジャスティが発売した1980年代は、ちょうどリッターカーと呼ばれる1000ccエンジン搭載の小型車が出始めた時代。
ジャスティはリッターカーかつ、4輪独立懸架サスペンションの特徴がありました。
コンパクトで小回りがきき、4輪独立サスペンションで安定した走行ができるというメリットがありますね。
他にもパートタイム4WD、4輪独立懸架、世界初のECVT(無段変速機)搭載などスバルのハイレベルな技術が見える車です。
出典引用:スバル公式サイト
競合他社が低コストで車を作る中、スバルの技術者たちがこだわりを持って作られた傑作の一品に感じます。
このECVTはオランダの技術者であるファン・ドールネ氏と共同開発して世界初量産車に搭載したんですよ。
このようにジャスティはスバルの企業努力を感じるハイスペックな車だったのですね。
他にも4輪独立懸架サスペンションを使用していたスバルのステラについて詳しく紹介する記事はこちら
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軽っぽくない?!スバルステラの内装をチェック!!カスタムも紹介
続きを見る
スバルは走りの良さを追求するブランドとして世界的に人気があります。
また4輪独立懸架は悪路突破性が高いので、スバル車は降雪地帯や海外の砂漠地帯などで特に人気がありますよ。
私もスバルの車に乗っていたことがありますが、加速しやすかったりして街乗りも楽しかったですね。
外装もかっこ良いので人気が高く、中古でも高く売れました。
しかし、ジャスティがあまり売れなかった理由があります。
他車のATよりも価格が高いことや当時のスバルブランドの知名度が低いことが原因と考えられます。
当時はトヨタからマーチやスターレット、スズキからカルタスが発売され人気を博していました。
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スターレットはかっとびスターレットのキャッチコピーがありましたね、懐かしい。
トヨタの知名度にはかなわないとまでは言いませんが、これだけハイクオリティな車が売れないのはくやしいですね。
1994年に惜しまれながら生産が終了してしまいました。
2代目ジャスティ(1994〜2003年)のスペック
1994年フルモデルチェンジしましたが国内は撤退し、欧州仕様のみ生産されました。
スズキのスイフト(日本ではカルタス)のOEM車としてハンガリー工場で作られていました。
3代目ジャスティ(2003〜2007年)
スズキのイグニスのOEMとしてモデルチェンジ。
車名はG3Xジャスティと変更になりました。
- 1.3Lまたは1.5LDOHCエンジン搭載のAWD(4輪駆動)モデル
- 1.3Lディーゼルターボエンジン搭載のFWD(2輪駆動)モデル
の2つを展開。
初代ジャスティと外装を比較すると、丸みを帯びてがっしりしたフォルムになっていますね。
4代目ジャスティ(2007〜2011年)
ダイハツブーンのOEM車として欧州で発売されました。
3気筒1Lの1KR-FE型エンジンのみが使われ、タイプはノーマル(名称:トレンド)とスポーツ(名称:アクティブ)の2種類展開。
大阪のダイハツ本社で6000台が生産されました。
2016年の復活販売まで、ジャスティは海外で何度も生まれ変わっていたんですね。
21年ぶりの復活!国内2代目ジャスティを紹介
2016年11月21日、21年11ヶ月の時を経て、ジャスティが復活しました。
ダイハツのトールのOEM車として生産され、コンパクトトールワゴン車のカテゴリーになります。
トヨタのルーミー、タンクもダイハツ・トールのOEM車なので、ジャスティと作りが同じですね。
全長 | 3700mm |
全幅 | 1670mm |
全高 | 1735mm |
室内長 | 2180mm |
室内幅 | 1480mm |
室内高 | 1355mm |
ホイールベース | 2490mm |
駆動方式 | 2WD、4WD |
燃費(WLTCモード) | 18.4km/L(2WD)、 16.8km/L(4WD) |
エンジンは
- 直列3気筒 1L自然吸気エンジン
- 直列3気筒 1Lターボエンジン
の2種類を展開しています。
初代ジャスティと比較すると、特に全高が大きく異なり、室内空間も広々になっていますね。
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ジャスティとジャスティカスタムの2種類が登場。
ジャスティにはトールカスタムまたはルーミーのデザインが使われております。
そして、カスタムにはトールまたはタンクのデザインが使われています。
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フロント部分のデザインが大きく違いますね。
ジャスティの装備
ダイハツの衝突回避支援システムであるスマートアシストIIが全車に標準装備されました。
ワンタッチオープン機能付パワースライドドアでボタンを押すだけで自動でドアの開閉が可能。
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また、吸音材を使用することで、車内の静粛性をアップさせました。
パノラミックビューモニター(一部オプション)が装備されており、車の周辺を見やすくし、駐車時などのサポートをしてくれます。
カラーは9色展開で、カスタムは2トーンカラーが3種類あります。
近年黒や白などの落ち着いた色が多い中、この色展開の多さは嬉しい人も多いのではないでしょうか。
ジャスティの装備や内装を紹介する動画はこちら
安全機能も充実しているので、安心して運転ができます。
高さもあるので見晴らしが良く、小回りもきくので使いやすい車種ですね。
ジャスティの中古車状況は
ジャスティは販売台数が少ないので、中古車の販売数は少ないですね。
中古車販売店の販売価格を見ると、平均で110万円前後になります。
ルーミーの中古車販売価格平均は120万、タントは150万ほどでした
ジャスティは認知度が少ないことや、中古車として販売数も少ないので分母が小さく平均価格も下がったのではないでしょうか。
スバルでも新車の注文ができます。
新車価格は190〜220万円ほどになっていますね。
同じダイハツのOEM車であるステラに関して詳しく書かれた記事はこちら
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ステラカスタムの内装は魅力満載!ドライブが楽しくなる理由をご紹介
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ジャスティの内装をチェック
ジャスティの内装を紹介します。
- インパネシフトの採用
- フロントシートウォークスルー
- 本革やメッキなどを内装に使用し、高級感を演出
- シートは撥水加工されたファブリックを使用
センターのパネルもブラックでまとめられ、シックな雰囲気になっていますね。
出典引用:スバル公式サイト
黒でまとめられているのでシンプルでかっこよく、年齢を問わないデザインだと感じます。
オプションでコンフォートパッケージもつけることができます。
コンフォートパッケージとは
運転席と助手席にシートヒーターを取り付けます。
また、シートバックテーブルの設置やナノイーX機能などもあります。
ジャスティは収納が多くあります。
シートの下に引き出し式のトレイや、フロントドア・センターフロアはもちろん、インパネ部分にトレイがあったりと充実。
センターダストボックスも大型で、500mlペットボトルが4本入る大きさです。
狭くなりがちなコンパクトカーですが、効率的に使えるよう収納が多くなっているのが魅力的ですね。
フックも付いているので椅子の上に置かなくてすみます。
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車の振動でシートに置いた買い物袋が落ちることってありますよね。
フックにひっかければその心配もないので潰れやすい卵なんかも引っ掛けて持ち帰れちゃいます。
スバルで唯一の自社開発コンパクトカー!ジャスティの内装を紹介:まとめ
いかがでしたでしょうか。
幻のコンパクトカー、ジャスティについて紹介しました。
スバルは「販売台数が増えても生産する工場は増やさず生産能力を下げない」ことをモットーにしています。
それ故にレガシィやインプレッサの売れ行きが良くなりだしてからコンパクトカーまで手が回らなくなり、OEM車になっていきました。
スバルはそれだけ生産性の効率化を重視しており、そんなスバルの車を愛する人たちも多いんですね。
新型ジャスティは現代のニーズに応え、室内空間が広く小回りのきく可愛らしいコンパクトカーになりました。
シンプルな内装ですが、設備は充実しており、安心で快適な運転をすることができます。
一見ルーミーやタントと見間違えてしまいますが、エンブレムがスバルですね。
レアな車ジャスティを街中で見かけたらテンションが上がりそうです。
ジャスティに興味がある人は是非参考にしてみてくださいね。
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