旧型と新型はどう違うの?
その疑問を解決します。
トヨタ「シエンタ」は、コンパクトな5ナンバーサイズで両側スライドドアを持つミニバンです。
広く世代を超えて、様々なライフスタイルをサポートする「ユニバーサルでクールなトヨタ最小のミニバン」として開発されました。
5ナンバーサイズのミニバンは街中を走行する際にも、取り回しのしやすいサイズ感が魅力です。
また、シートアレンジによって乗車・荷室スペースを多彩に変えられるため、大きな荷物を積む際にも便利なんですよ。
私は以前3ナンバーのミニバンに乗っていて、室内の広さにはとても満足していました。
ですが、子どもの塾や習い事の送迎の際にその車体の大きさに不便に感じることもあったんです。
私が運転が得意ではないことも原因ではあるんですが、駐車スペースが十分にない場所や細い道など慣れない場所の運転にヒヤヒヤした経験もあります。
5ナンバーサイズのシエンタなら車体が大きすぎず、小さすぎず、取り回しが軽快に行えるので、運転が楽しくなりそうですね。
また、シエンタは子育て世代にも優しい設計と、街中を走行する時に頼もしい先進安全装備が充実しています。
ファミリーカーとして使用するときには毎日使うものなので、外観だけではなく内装も気になりますよね。
また、2022年8月にフルモデルチェンジして発売された新型シエンタと、2015年7月から発売されていた旧型シエンタの違いも気になりませんか。
そこで今回この記事では、
- 新型・旧型「シエンタ」の特徴
- 新型・旧型「シエンタ」の内装・収納
- 新型・旧型「シエンタ」の荷室・シートアレンジ
について紹介します。
Contents
新型・旧型「シエンタ」の特徴
5ナンバーサイズのコンパクトミニバン「シエンタ」の旧型モデルとフルモデルチェンジした新型モデルの違いについて紹介します。
エクステリア
引用元:トヨタシエンタ公式サイト
新型シエンタは「シカクマル」をデザインテーマとして設計されています。
全体は四角さをイメージし、コーナー部分は丸いデザインが特徴です。
丸みのある可愛らしいデザインに大きなサイドプロテクションモールが存在感を増しています。
引用元:トヨタシエンタカタログ
旧型シエンタでは、流れるようなプレスラインによってメリハリ感のあるスタイリッシュなデザインが特徴です。
インテリア
引用元:トヨタシエンタ公式サイト
新型シエンタは、インテリア全体が落ち着いた印象に仕上げてあっています。
ドアポケットやメーターレイアウトなどにも「シカクマル」のフォルムが特徴です。
また、実用性も抜群の収納スペースや、スマホポケットや買い物フックなど使う人の目線にあわせた室内空間になっています。
引用元:トヨタ シエンタ カタログ
旧型シエンタの場合は、流線美が際立つ大胆なデザインでした。
外出先でも車の中が家のように感じられるゆったり快適な空間となっています。
サイズ
引用元:トヨタシエンタ公式サイト
旧型シエンタ | 新型シエンタ | |
全長 | 4,260mm | 4,260mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,675mm-1,695mm | 1,695mm-1,715mm |
ホイールベール | 2,750mm | 2,750mm |
新型と旧型を比較すると、全長・全幅・ホイールベースはそのままに全高だけ20mm拡大したことが特徴です。
全高だけを高くすることで、扱いやすい5ナンバーサイズを維持したまま解放感のある室内空間を実現しています。
燃費・運転性能・安全性能
引用元:トヨタシエンタカタログ
グレードごとの違いはありますが、ガソリン車に関しては旧型の燃費14.0~17.0km/Lに対し、新型は18.3~18.4km/Lの燃費性能です。
新型シエンタは歩行者や自転車などを昼夜問わず見地できる「プリクラッシュセーフティシステム」をはじめとした「toyota safety Sense」が全車に標準装備されています。
新型・旧型「シエンタ」の内装・収納
シエンタには座席数とゆとりを活かせる3列シート車と、大容量ラゲージが確保できる2列シート車があります。
およそ7年ぶりにフルモデルチェンジした新型シエンタでは、内装デザインや質感が大きく変更されました。
旧型のメーターはインパネ中央に装着していましたが、新型ではハンドルの奥側の高い位置に備わっているので、視線をそらさずに運転に集中することができますね。
旧型シエンタ 3列シート
G クエロ
引用元:トヨタシエンタカタログ
内装色:ブラック×ブラック
シート表皮:合成皮革×スウェード調(ダブルステッチ付き)
G
引用元:トヨタシエンタカタログ
内装色:ブラック×ブラック、フロマージュ×ダークブラウン
シート表皮:上級ファブリック
X
引用元:トヨタシエンタカタログ
内装色:ブラック×ブラック、フロマージュ×フロマージュ
シート表皮:ファブリック
旧型シエンタは、ワンタッチのレバー操作でセカンドシートを折りたためるので、サードシートへスムーズな乗り降りが可能です。
またフロントシートウォークスルーで1列目と2列目、運転席や助手席など、車内での移動がしやすくなっています。
運転席から外に出ること無く後席の子どものケアができるので、ファミリーカーにもおすすめです。
私の友人が旧型のシエンタに乗っていて、大人4人子ども2人で1泊2日の旅行に行ったことがあります。
チャイルドシートを1台乗せて、荷物も積んだ状態でも快適な旅行を楽しむことができましたよ。
室内高1,280mmで小さな子どもでも立ったままお着替えができます。
さらに、後席へ行くほどヒップポイントを高くしているので、後席からの視界も良好なシアターレイアウトを採用しています。
旧型シエンタ 2列シート
2列目シートの5人乗りモデルは、2018年のマイナーチェンジで登場しました。
最大荷室長2,065mmの大容量ラゲージでたくさん物を積んだり、車中泊も可能です。
ファンベース G
引用元:トヨタシエンタカタログ
内装色:ブラック×ブラック、フロマージュ×ダークブラウン
シート表皮:上級ファブリック
ファンベース X
引用元:トヨタシエンタカタログ
内装色:ブラック×ブラック、フロマージュ×フロマージュ
シート表皮:ファブリック
ファンベースのみの特別な収納機能もあります。
ユーティリティホール(ラゲージデッキサイド両側/各9個)
引用元:トヨタシエンタカタログ
ラゲージの両側にさまざまなアクティビティ用途の対応可能なホールを設置しています。
大型デッキアンダートレイ
引用元:トヨタシエンタカタログ
大容量の収納BOXをラゲージスペースの床下に装備しているので、濡れたものや汚れた荷物の収納に便利ですよ。
旧型シエンタの収納
引用元:トヨタシエンタカタログ
旧型シエンタには全座席付近にカップホルダーやボトルホルダーを装備しています。
さらに、便利なポケットやトレイも装備されているので、車内でちょっとしたランチも愉しめますね。
新型シエンタ
X
引用元:トヨタシエンタカタログ
内装色:ブラック、カーキ、フロマージュ
シート表皮:ファブリック(消臭・撥水撥油機能付き)
G
引用元:トヨタシエンタカタログ
内装色:ブラック、カーキ
シート表皮:ファブリック
X
引用元:トヨタシエンタカタログ
内装色:ブラック
シート表皮:ファブリック
新型シエンタは、コンパクトミニバントップレベルの前後席間の距離を確保することで、大きめの買い物カゴを置けるほどの広い2列目スペースが特徴です。
フロントシートウォークスルーで、車内の移動もしやすさにも配慮しています。
また、室内高1,300mmと小さな子どもなら立って着替えが可能なゆとりがあるので、開放感のある室内空間が魅力です。
私もフロントウォークスルーができる車に乗っていたとき、雨など悪天候のときに外に出ずに後ろの席に移動できるのはとっても便利でした。
新型シエンタの収納
引用元:トヨタシエンタカタログ
手の届くところに「あったらいいな」を実現した、使う人の目線に合わせた収納が装備されていますね。
新型・旧型「シエンタ」の荷室・シートアレンジ
5ナンバーサイズのコンパクトミニバンのシエンタは、多彩なシートアレンジが魅力のひとつです。
旧型・新型それぞれのシートアレンジを紹介します。
旧型シエンタのシートアレンジ
3列シートアレンジ(7人乗り/6人乗り)の場合のサードシートは、ダイブイン格納ができる「5:5分割シート」です。
サードシートのロックを解除して、前方へ送り込めばセカンドシートの下にスッキリ格納できます。
サードシートを格納してセカンドシートを折りたためば、荷室長1,430mmと奥行きのある荷室スペースが確保可能ですよ。
ノーマルモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
最大7人または6人乗車が可能なシートアレンジです。
1列目から3列目まで、すべての座席に乗車できる基本のモードになります。
サードシートアレンジモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
最大5人または4人乗車が可能なシートアレンジです。
サードシートを2列目座席下にダイブイン格納することで、3列目をラゲージスペースとして利用できるモードになります。
ハーフラゲージモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
最大3人乗車が可能なシートアレンジです。
セカンドシートを片側だけ折りたたみ、サードシートを収納することで長尺物も積み込むことができます。
フラットラゲージモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
最大2人乗車が可能なシートアレンジです。
サードシートを格納し、セカンドシートも同時に折りたたむことで、荷室を最大限活用することができます。
3列シート車の荷室サイズ
十分な高さと横幅がある大開口なスクエアバックドアは、サードシートを格納することで奥行きのある荷室スペースになります。
- 荷室高:1,085mm
- 荷室幅:1,260mm
- 荷室長:1,430mm(フラットラゲージモード時)、1,100mm(サードシートアレンジモード時)
- 荷室フロア高:505mm
2列シートアレンジ(5人乗り)の場合
2列シート車の場合のセカンドシートは、チルトダウン格納が可能な「6:4分割シート」です。
シートを最後方へスライドさせて肩口のレバーを引き背もたれを倒すことで、後席にフラットな大空間スペースが出現します。
ノーマルモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
最大5人乗車可能で、すべての座席に乗車できる基本のモードです。
ハーフラゲージモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
最大3人乗車可能です。
セカンドシートの片側だけを格納することで、3人乗車してサーフボードなどの長尺物も積むことができます。
フラットラゲージモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
セカンドシートを格納して後席をすべて荷室として活用できます。
荷室長2,065mmと広い空間で車中泊も可能ですね。
2列シート車の荷室サイズ
5:5分割のデッキボードを反転することで、荷室フロアの高さを調整することできます。
ローデッキ状態の場合 | ハイデッキ状態の場合 | |
荷室高 | 1,070mm | 985mm |
荷室幅 | 1,260mm | 1,260mm |
荷室長 | 2,065mm(フラットラゲージモード時)
1,100mm(サードシートアレンジモード時) |
2,065mm(フラットラゲージモード時)
1,100mm(サードシートアレンジモード時) |
荷室フロア高 | 530mm | 610mm |
新型シエンタのシートアレンジ
3列シートアレンジ(7人乗り)の場合も、旧型と同様にダイブイン格納可能な「5:5分割サードシート」で、セカンドシートの下にすっきり格納が可能です。
セカンドシートはタンブル機構の「5:5分割シート」で、最前へスライドさせた上で回転させながら折りたたむことができます。
最前にスライド時のみに折りたためるロック機構付きで、3列目スペースを確保可能ですよ。
ノーマルモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
1列目から3列目まで最大7人乗車できる基本のモードです。
フロントシートフラットモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
フロントシートのヘッドレストを取り外して後方に倒すことで、セカンドシートとつながり身体を伸ばしてくつろぐことができます。
サードシートアレンジモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
サードシートを格納して、収納スペースとして使用できます。
最大5人乗車で、セカンドシートを前後にスライドすることで荷室長を調整可能です。
ハーフラゲージモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
サードシートを格納してセカンドシートを片側のみ倒せば、最大3人乗車しながら長尺物など大きな荷物を積み込むことが可能です。
フラットラゲージモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
サードシートを格納して同時にセカンドシートも折りたたむことで、後席スペースを全て荷室として使用できます。
キャンプやアウトドアなど大容量の荷物を積み込むことができますよ。
3列シート車の荷室サイズ
十分な高さと横幅のあるスクエアなバックドア開口と低床なラゲージで、自転車など大きな荷物もスムーズに積み下ろしが可能です。
- 開口部高さ:1,070mm
- 荷室高:1,105mm
- 荷室幅:1,265mm
- 荷室フロア高:505mm
- 荷室長:1,525mm(フラットシートモード時)、990mm(サードシートアレンジモード時)
2列シートアレンジ(5人乗り)の場合
2列シート車のセカンドシートは旧型と同様のチルトダウン機構の「6:4分割シート」です。
肩口のレバーを引き、背もたれを前方に倒すことで簡単にシートを格納できます。
ノーマルモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
最大5人乗車可能な基本モードです。
乗車スペースを十分に確保しながら、荷室スペースもしっかり利用できます。
フロントシートフラットモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
フロントシートのヘッドレストを取り外して後方に倒すことで、セカンドシートとつながり身体を伸ばしてくつろぐことができます。
ハーフラゲージモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
セカンドシートの片側のみ格納することで、最大3人乗車しながら長尺物など大きな荷物を積むことが可能です。
フラットラゲージモード
引用元:トヨタシエンタカタログ
セカンドシートを両側とも格納することで、後方すべてを荷室として使用可能です。
大容量のスペースでキャンプやアウトドア、車中泊にも活躍しますよ。
2列シート車の荷室サイズ
3列シートと同様に高さと横幅のあるバックドア開口と低床のラゲージは、荷物の積み下ろしもスムーズにできます。
- 開口部高さ:1,070mm
- 荷室高:1,055mm
- 荷室幅:1,265mm
- 荷室フロア高:565mm
- 荷室長:2,045mm(フラットラゲージモード時)、840mm(ノーマルモード時)
シエンタの内装やシートアレンジは?旧型と新型を比較してみた:まとめ
まとめ
- トヨタ「シエンタ」は、5ナンバーサイズの両側スライドドアを持つコンパクトミニバン
- 旧型シエンタの特徴は、メリハリ感のあるスタイリッシュなデザイン
- グレードは、「Gクエロ」「G」「X」、「ファンベースG」「ファンベースX」
- 3列シート車は7人・6人乗り、2列シート車は5人乗り
- 新型シエンタの特徴は、「シカクマル」をデザイン
- グレードは、「Z」「G」「X」
- 3列シート車は7人乗り、2列シート車は5人乗り
- 旧型・新型共に多彩なシートアレンジが可能
今回この記事では、旧型・新型シエンタの内装について紹介しました。
シエンタは5ナンバーサイズを維持したまま、ミニバン並のシートアレンジや広い室内空間は魅力的ですよね。
日常生活やアウトドア、車中泊などいろんなシーンで活躍することが期待できます。
充実した装備で快適なカーライフを楽しみましょう。