そんな疑問にお応えします。
リセールバリューの高い車といえば高級車であるレクサスやメルセデス・ベンツや量産車のアルファードやランドクルーザーなどがあります。
リセールバリューが高い車があるということは逆も然り。
しかし、あまりリセールバリューが低い車って聞いたことがないですよね。
実際に自分が今乗っている車の価値を知るために調べた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はリセールバリューの低い車について紹介します。
車のリセールバリューを知りたい方
自分の愛車はリセールバリューがあるのか知りたい方はぜひご一読ください。
Contents
リセールバリューとは
知っている方も多いとは思いますが、改めてリセールバリューとはどういう意味なのか確認しておきましょう。
リセールバリューは英語では『resale value』と読みはそのままです。
意味は購入したものを再販売する時の価値。
もともとは中古車を販売するときに使われていた言葉ですが、近年では不動産業界などでもリセールバリューという言葉が使われています。
ちなみに不動産業界でのリセールバリューは既存建築物の再評価額や再販売額を意味しています。
平均残価率
残価率とは新車価格に対して年数が経過した時の価値を指す言葉です。
この残価率が高いとリセールバリューが高いと言われます。
では平均的な残価率を紹介します。
3年落ち→50〜60%
5年落ち→40〜50%
7年落ち→20〜30%
10年落ち→5〜10%
ちなみに我が家が軽自動車のアルトからミニバンに乗り換えた際は12〜3年落ち、10万キロ以上走行していたので0円でした。
残価率の計算の仕方
残価率は自分で計算する事ができます。
例題
- 新車購入価格が250万円
- 購入から7年っている
- 買取り相場は120〜150万円、これを計算式にします。
120÷250×100=48
150÷250×100=60となり、残価率は48〜60%となります。
5年落ち平気が40〜50%ですから、この場合にはリセールバリューの高い車ということがわかります。
このように残価率は自分でも計算できますので、中古車の最低販売価格と最高販売価格がわかればある程度の買取価格が予想できますね。
リセールバリューの高い車
今回はリセールバリューの低い車がメインですが、値落ちしにくい車はどんな車種かもみておきましょう。
国産車
トヨタ:ランドクルーザー
トヨタ:FJクルーザー
トヨタ:ランドクルーザープラド
トヨタ:アルファード
スバル:WRX STI
1位から4位までトヨタが総なめですね。
ランドクルーザーは残価率が100%を越えるほどなんです。
外国産車
メルセデス・ベンツ:G
Jeep:ラングラー
ポルシェ:911
ポルシェ:ボクスター
ポルシェ:ケイマン
ポルシェ911はポルシェというブランドにおいても代表的な車種ですよね。
今回執筆していて、ポルシェと打つと予測変換のトップに911が出てくるほど当たり前ということですね。
トップはメルセデス・ベンツですが、リセールで見るとポルシェが強いですね。
セダン
スバル:WRX STI
レクサス:IS
三菱:ランサー
トヨタ:プリウス
レクサス:ES
セダン部門はあまり偏りがない感じでした。
強いて言えばレクサスが2種ランクインしていますね。
リセールバリューが低い車の特徴
本題へ進む前に、リセールバリューの低い車の特徴を知っておきましょう。
もともと車両価格が高い
中古車となると私もそうですが、人気の車両が安く購入出来ることが魅力でもありますよね。
車両価格が高いものは敬遠されてしまい、需要も低くなってしまう傾向があります。
買い取る側もずっと在庫を抱えているわけにはいきません。
そのためにリセールバリューが低そうと判断された車は安く買い取られてしまいます。
セダンはリセールバリューが低い
車のボディタイプでみると実はセダンはリセールバリューが低い車体なんです。
特にリセールバリューの低さが際立ってしまうのが高級セダンです。
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高級車に定評のあるレクサスですらISのF SPORTの新車は650万円以上しますが、最安値では2桁台まで下がってしまうのは驚きですよね。
ですが、前項でも紹介したようにセダン部門ではISはリセールバリュー第2位になります。
モデルが古い
フルモデルチェンジが行われると先日まで現行車だったモデルも一世代前のモデルに格下げしてしまいます。
旧モデルになると価格がガクッと下がってしまいますから売るならフルモデルチェンジ前がおすすめです。
ちなみにマイナーチェンジもフルモデルチェンジほどではありませんが価格が下がる傾向があります。
不人気
需要が少ない車は中古車になってもなかなか売れない可能性があります。
そのためリセールバリューが低くなりがちです。
また、デザインなどが不人気で大衆受けの悪かった車やリコールがありイメージが悪くなってしまった車もリセールバリューが低くなります。
リセールバリューの低い車
それでは、本題であるリセールバリューが低い車を紹介しましょう。
日産:フーガハイブリッド
出典引用:日産
フーガは2004〜2022年まで生産されていた日産の高級スポーティセダンです。
先代車にはセドリックやグロリアがあり、フーガという名前は音楽用語の『フーガ』と日本語の『風雅』からきています。
残価率
フーガはすでに生産が終了しています。
最終販売が2022年ですから最新でも2年落ちになりますね。
3年落ちで見た場合に370GTタイプSで51%と新車購入からまだまだ新しいものですらすでに半額まで下がってしまうのはかなり痛手ですね。
ちなみに5年落ちになると24〜36%とさらにガクッと下がってしまいます。
リセールを上げるオプション
サンルーフ
フーガでサンルーフが付いている車は少ない傾向にあるため、サンルーフ付きの車両は少し価値が高くなります。
BOSEサラウンドシステム
こちらのオプションはほかのオプションとの相乗効果で価値が上がります。
他のオプションは人気のボディカラー、サンルーフ、本革シートなどがあげられます。
三菱:ミラージュ
出典引用:三菱
ミラージュは1978〜2002年と約24年間と長く販売されていたBセグメント〜Cセグメントの小型乗用車です。
Bセグメント・Cセグメント
- セグメントとは主に欧州で利用されている車両の分類方法。
- Aセグメント、Bセグメント、Cセグメントと分けられている。
- 同一のセグメントにはセダン・ステーションワゴン・クーペ・ハッチバックなどのボディを包括している。
また2012年からはタイで生産、販売が現在でもされています。
タイで生産されたミラージュは2012〜2023年まで日本でも販売されていました。
残価率
ミラージュは2023年で販売が終了しているので最終モデルから1年以上は経ちますね。
3年落ちでは48.0%、5年落ちになると23.7%ほどまで下がります。
パーセン提示だけでみるとフーガの方が少し高いですね。
日産:リーフ
出典引用:日産
日産リーフは2010年から現在も販売が続いているCセグメントクラスのハッチバック型の二次電池式電気自動車です。
リーフは5人乗り登録自動車としては世界初の量産電気自動車です。
2019年にはEVとして史上初の累計販売台数が40万台を達成しています。
車名であるリーフ(LEAF)は文字通り、英語の葉を意味するLEAFからきています。
植物の葉が大気を浄化することから名付けられました。
地球環境に考慮している電気自動車にふさわしい名前ですよね。
残価率
世界初のEV車であるリーフですがなぜリセールバリューが低いのでしょうか。
まずは残価率からみていきましょう。
3年落ちで37〜42%、5年落ちでは23.2〜32.1%ほどになります。
環境保護が騒がれている時代で意外な結果ではないでしょうか。
しかし、リセールバリューが低くなる理由があるようです。
バッテリー問題
リーフのリセールバリューの鬼門となるのがバッテリー問題です。
リチウムイオンバッテリーは使用すればするほどに経年劣化が進み、容量が減っていくという問題が広く知れ渡ってしまったからなんです。
初期型は特に少し走っただけでかなりの量の放電があります。
そのため、捨て値に近い価格で販売されることが多いようです。
現在は技術が進歩していますから初期型ほどの放電量はありません。
ですが、旧型の価格は下がり続ける一方です。
リーフも日産90周年に合わせた限定モデルが登場していますから少しでも価値が上がるといいですね。
リセールバリューを上げるには
リーフのリセールバリューを上げるにはやはりバッテリー容量問題があるので、少しでも容量が多いうちに手放すのがいいでしょう。
ちなみにおすすめグレードは60kWh e+Xです。
日産:マーチ
出典引用:日産
マーチは丸みがあるボディが特徴的ですよね。
ハッチバック型コンパクトカーのマーチは1982〜2022年まで販売されていました。
私の身近にも何人かマーチに乗っている方がいました。
海外でも販売されており、欧州のいくつかの地域でマイクラの名前で売られていました。
残価率
マーチは今回リセールバリューワーストにランクインしていますが、車両自体は海外からも人気があります。
3年落ちは4代目の後期車にあたり、マイナーチェンジなどが行われた最終モデルです。
買取価格の相場は30〜70万円と低めですが、残価率にすると50%程度となります。
これはフーガと同じくらいですね。
5年落ちの買取価格相場は20〜80万円、7年落ちもあまり変わらず10〜70万円ほどだそうです。
買取りしてもらうなら
マーチは年式の影響を受けにくく、買取価格が比較的安定している様です。
ですが、走行距離が長くなるほどに買取価格が下がってしまうので、買取りを検討される場合には走行距離が短い間に手放すのがいいでしょう。
日産:ノート
出典引用:日産
ノートは2005年から現在も販売がされているハッチバック型の車です。
欧州では小型ミニバンやミニMPVと分類されます。
ノートはマーチなどにも採用されているBプラットフォームがベースになり開発されました。
Bプラットフォーム
日産自動車・ルノーが共同開発したプラットフォームである、BセグメントFF車用のプラットフォームの名称をいう。
ノート(NOTE)という名前は音符と雑記帳の意味を掛けたもので、日常の何気ない音に混じり、生活を記録する事で使用者の生活の一部になってほしいという願いから付けられました。
またNOTEはトランク部分の活用モードの頭文字にもなっています。(初代のみ対応)
- N→2段トランクモード
- O→オープンモード
- T→たっぷりモード
- E→イージーフラットモードの4つの活用方法です。
他にもコンセプトカーの名称がトーン(tone)も音色という意味があり音楽繋がりです。
また、3代目の上級仕様のサブネームはAURAと言い、雰囲気や香気の意味があります。
残価率
ノートの残価率は3年落ちで47%程度、5年落ちになるとさらに10%マイナスの37%くらいになります。
まだまだ現役のノートですから平均的な3年落ちの残価率が55〜59%に対して低い結果となりました。
おすすめグレード
リセールを考えた場合におすすめなグレードはe-POWERシリーズです。
なかでも上級使用であるAURAの場合には先程紹介した残価率を上回り、2年経過で7割のリセールが見込めます。
また、こちらも現役車ということで日産90周年モデルが現在販売中です。
これからノートの購入を検討される方は90周年モデルを狙ってみるのもありかもしれません。
リセールバリューが低い車ってどんな車種?ワーストランキング紹介:まとめ
リセールバリューの低い車に皆さんが乗られているものはありましたか。
思いの外、日産車がワースト5位中4つもランクインしてしまうのは驚きでした。
リセールバリューが高い車に比べると3年落ちで50%を下回るのは結構痛手ですよね。
ですが、マーチやミラージュといった海外でも需要のある車は海外に輸出ルートのある店舗を選ぶことで手元にお金が返ってきやすくなります。
リセールをあまり考えていない場合には車が不調になるその日まで愛情を持って乗ることがいいですね。
自分の車を大切に楽しいカーライフを送りましょう。
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