
そんな疑問にお答えいたします。
車は日常生活や仕事に欠かせない存在ですよね。
ただし新車を購入後すぐに使えるのかどうかは、納品期間によって異なります。
特に最近では、部品供給の遅れや生産体制の制限などにより、納車までの期間が以前よりも長くなっている傾向があります。
実際どの位で納品されるのか、気になりますよね。
今回の記事はこんな方におすすめ。
- 新車が購入してどのくらいで納品されるのか気になって夜も眠れない
- 車種で納品期間がどのくらい変わるのか知りたい
- そもそも納車って基本どのくらいかかるのか分からない
この記事では、新車の納車までにかかる期間の目安や、納期が長くなる原因、最新の人気車種の納車状況をわかりやすく紹介します。
また、少しでも納期を短縮するための対策や注意点についても解説しますので、購入前の情報収集としてぜひお役立てください。
Contents
新車の納車期間の目安

新車の納車期間は、車種やグレード、オプション装備の有無によって異なります。
ここでは一般的な納車期間の目安についてお伝えします。
納車期間の目安
納車期間はその期間の長さによって、短納期、標準納期、長納期の3つに分類されます。
短納期
だいたい1~2か月での納車期間を指します。
在庫車や生産に余裕のあるモデルだと、このくらいの納車期間となります。
軽自動車や標準装備モデルが短納期で納車できることが多いですね。
標準納期
標準納期の期間は3~6か月くらいとなっています。
ハイブリッド車や人気グレードの普通車に多い納車期間となっています。
長納期
人気の車種は6か月~1年以上の長納期となることが多くなっています。
大人気のミニバンや特別仕様車、受注生産車や高グレード車などはこのくらい納期に時間が掛かります。
じつは数年前までは、どの車も2〜3か月で納車されるのが一般的でした。
ですが、近年は特に人気車種を中心に6か月以上の待ちが当たり前という状況になっています。
納車が遅れる主な理由


ここでは納車が遅れているのか、その理由について解説していきます。
(1)部品供給の遅れ
コロナやロシアの戦争をきっかけに、世界的に半導体が不足しています。
そのため、自動車の製造に必要な電子部品が手に入りにくくなっています。
これにより生産スケジュール自体が大幅に遅れ、納期が長引いているという状況です。
(2)物流の混乱
世界的なコンテナ不足や輸送インフラの制限により、完成車や部品の輸送が滞るケースがあります。
また、トランプ大統領により日本への関税増加によって、日本車の駆け込み購入の需要が拡大。
メーカーもアメリカへの対応を優先していた中で、納車期間の遅れにもつながったと言われています。
(3)注文が集中する人気車種
トヨタのアルファードやプリウスなどは、需要が集中。
生産ラインが追いつかず納期が延びています。

(4)オプション装備の選択
これは最近だからというわけではありませんが、オプション装備によって納車期間は遅れていきます。
特別色、サンルーフ、特別パッケージなどを選択すると、通常より納車が遅くなることがあります。

人気車種の納車期間の目安を紹介

では、実際に人気の車種の納車期間はどのくらいなのか、こちらで見ていきましょう。
ディーラーや販売店の状況によっても変わる部分があるので、あくまでも目安として参考にしてください。
アルファード
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海外でも人気のアルファード。
ハイブリッドタイプで納車期間が約8か月〜12か月となっています。
ガソリンタイプだと少し納車期間の目安が短くなり、約4〜6か月となっています。
アルファードはかなり人気の車種となっており、海外需要も高いので納車期間は遅くなるのも納得ですね。
2位 新型プリウス
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次に納車期間が長いとされているのが、新型プリウスとなっています。
こちらの納車期間は約8か月。
こちらも人気の車種となっておりますので、半年以上はかかると思っておきましょう。
カローラクロス
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カローラクロスはトヨタのSUVで、バランスのよいボディサイズが人気の車種となっています。
ハイブリッドモデルだと納車期間の目安は約6〜11か月。
運転のしやすさと燃費の良さから人気の出ているモデルなので、納車期間も遅くなっているようですね。
ヴォクシー/ノア
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ヴォクシーとノアは、トヨタの兄弟車です。
傾向としてノアはファミリー層に、ヴォクシーは若年層に人気があると言われています。
どちらもハイブリッドモデルで約6〜8か月の納車期間となっています。
このように、ハイブリッド車やミニバンを中心に納期が長期化しています。
特にアルファードは人気・需要ともに高くなっています。
1年近い待ち時間が発生するケースもあるので、購入前に理解しておきましょう。
納期を短くするための3つの方法

では新車で購入するときに、納車期間を早くするにはどうすればよいのか。
こちらでは納車期間を早めるためのポイントをお伝えいたします。
在庫車や即納車を選ぶ
ディーラーに在庫として確保されている車両は、1〜2か月以内に納車されることがあります。
ここで注意が必要なのは、グレードやカラーの選択肢が限られている点。
選択肢が少なくても気にせず、早く乗りたい方には有効な方法ですよ。
オプションやカラーを柔軟に選ぶ
人気の装備やカラーは生産が集中し、納期が延びる要因になります。
標準グレードやよく出るカラーを選ぶことで、早めの納車が可能になります。
登録済未使用車を検討する
登録済未使用車は、別名「新古車」とも呼ばれます。
ディーラーでの展示車・試乗車として使用された車などが、登録済未使用車としてあることが多いです。
新車とほぼ同等の品質でありながら、納車までの期間が短くなります。
また試乗車の場合だと、価格も抑えられる場合があるので、しっかりチェックしておきましょう。
番外編:納車待ちの間に確認しておきたいこと

新車を購入するとなった際に確認しておくポイントについてお伝えします。
意外とここを確認していないまま、購入をしようとしている人が多いです。
しっかり事前に確認しておきましょう。
車検のタイミング
現在の車の車検期限と納期が被らないか確認しましょう。
必要に応じて車検延長や代車の手配が必要になります。
キャンセルの条件
キャンセルの条件をしっかり確認しておかないと、後々トラブルに繋がる可能性もあります。
納車遅延が長引いた際のキャンセルポリシーや違約金の有無を事前に確認しておきましょう。
代車サービスの有無
販売店によっては、納車までの間に無料代車を提供してくれることもあります。
生活していく上で車移動が必須な方は、代車サービスの有無をしっかり確認しておきましょう。
【最新版】新車の納車期間はどのくらい?人気車種の納期目安を解説:まとめ

今回は新車で購入した際、納車期間はどのくらいになるのか、目安の期間について詳しくおつたえいたしました。
今回の記事のポイント
人気の車種は納車1年待ちが当たり前
どの車種でも半導体などの材料不足で平均納品は6か月ほどと長くなっている
オプション装備が多くなると、納車期間はさらに遅くなる
納車期間を短くしたい方はディーラーで在庫車のリサーチが大切
現在の新車市場では、納車期間が従来よりも大幅に延びる傾向があります。
とくにハイブリッド車やミニバンなど人気モデルでは、半年以上の待ちが当たり前となっています。
しかし工夫次第で、納期を大幅に短縮できる可能性も十分にあります。
新車選びでは、見た目や価格だけでなく、「いつから乗れるのか」という視点を持つことも非常に大切です。
納期を事前にしっかり確認し、納得のいくスケジュールでカーライフをスタートさせましょう。