そんな疑問にお応えします。
ランドクルーザーといえばトヨタの人気車ですよね。
街中で走っていると『おっ、ランドクルーザーだ』と目を引く車でもあるのではないでしょうか。
恥ずかしながら私はそう思いながらランドクルーザーを見てしまいます。
また、ランドクルーザーといえば今回のテーマでもあるリセールバリューが高い事でも有名ではないでしょうか。
ランドクルーザーの歴史や最新スペックを確認しながらリセールバリューの高さの秘密を見ていきましょう。
ランドクルーザーの購入を検討中の方
歴史のある車に興味がある方はぜひご一読ください。
Contents
リセールバリューとは
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、まずはリセールバリューとはなにか?を改めて確認していきましょう。
リセールバリューとは取得した財産を再び売却したときの価値、また再販価値のことをいいます。
英語表記であるresale valueをそのまま使用しています。
車業界で使われることが多い言葉ですが、近年では不動産業界でも使われる様になっています。
リセールバリューの計算式
リセールバリューは自分で調べることも可能です。
買取平均金額÷新車時平均金額×100=リセールバリュー(%)
パーセンテージが高ければ高いほどリセールバリューの高い車ということになります。
ちなみに車の平均的なリセールバリューパーセンテージは以下になります。
- 3年後→50〜60%
- 5年後→40〜50%
- 7年後→20〜30%
- 10年以上→5〜10%
ランドクルーザーのリセールバリューについてはのちほど詳しくご紹介します。
ランドクルーザーを知ろう
まずは、リセールバリューについてわかりましたね。
次はランドクルーザーについて詳しく見ていきましょう。
誕生
ランドクルーザーが誕生したのは昭和26年の1951年で、これは第二次世界大戦後まもない頃でした。
米軍と警察予備隊(現在の自衛隊)の要請により作られ、トヨタジープBJという名前で誕生しました。
当時、警察予備隊から要請されていたのはトヨタだけではなく、三菱ジープと日産パトロール4W60でした。
結果として警察予備隊が採用したのは三菱ジープとなり、トヨタジープは敗れました。
しかし、トヨタジープは富士山の6合目まで登る快挙を達し国家警察のパトロールカーとして採用されました。
名前の由来
ランドクルーザーの名前の由来はLand『陸』+Cruiser『巡洋艦』=LandCruiser『陸の巡洋艦』となります。
どこへでも行き、生きて帰ってこれる車をコンセプトに誕生しました。
軍からの要請で誕生しただけにグッと命の重さを感じますね。
ちなみに誕生当初はトヨタジープBJという名前でしたが、『ジープ』という名前がウィリアム社の商標権となり、抵触するために1954年にランドクルーザーとなったそうですよ。
ランドクルーザーの見た目がゴツいなぁと思っていたのですが、軍のために作られた車だからなんですね。
人気の秘密
次にランドクルーザーが人気の理由を4つに分けて紹介します。
頑丈で壊れにくく、信頼性が高い
ランドクルーザーは軍用車として開発されたこともあり頑丈で壊れにくい車です。
今回、ランドクルーザーを調べるにあたってすごく大切に乗られている方がいました。
1989年式のランドクルーザーに現役で乗られているそうです。
2022年で76万km以上を走っているとの事。
これこそランドクルーザーの頑丈で壊れにくいを体現していますよね。
長く同じ車に乗りたい方におすすめな車です。
過酷な条件下でも走破性が高い
ランドクルーザーの公式チャンネルにて過酷な道を走行している動画がありますのでご確認下さい。
走破性がわかる動画でしたね。
実際にこんな道を走れたら三半規管の弱い私は我慢できないです。
ですが、あんな過酷な道でもしっかり走れるランドクルーザーは本当にすごいですよね。
旧モデルでも高い人気がある
ランドクルーザーは新型も登場していますが、旧モデルも今でも人気が高いんです。
人気上位のグレードがこちらです。
ランドクルーザー300系(2021年モデル)
新車価格はGRスポーツグレードで770〜800万円でしたが、中古車は918.8〜1566.4万円と驚きの価格になっています。
300系のレビュー動画がこちらです。
ランドクルーザー200系(2007年モデル)
2007年となると15年以上前のモデルですがまだまだ人気があります。
当時の販売価格はZXグレードで697.4万円〜でした。
中古車価格は358.7〜980万円となっています。
200系のレビュー動画はこちら。
200系だけのレビューもありますが、300系と比較しているものもたくさんありました。
300系よりも200系の方が良いという方もいらっしゃる様です。
ランドクルーザー100系(1998年モデル)
年数だけみるとかなり昔のモデルですよね。
私がまだ子どもだった頃のモデルが今でも人気があると思うと感慨深いです。
100系の人気グレードであるVXリミテッドは販売価格443.1〜445.2万円でした。
中古車価格は143〜491.5万円とまだ当時の販売価格を上回るものもある様です。
しかし、他のグレードも確認してみましたがさすがに年式が古いので当時の販売価格を上回るものはVXリミテッド以外ありませんでした。
あんな過酷な道を走るランドクルーザーは本当にすごい車ですよね。
テレビCMでよく見るカッコいい走りを実現させるとはやっぱりトヨタ車の探究心には頭が下がりますね。
現行モデルのスペック
出典引用:トヨタ
ランドクルーザーの現行モデルは『ランドクルーザー300系』になります。
ガソリン
ZX3.5l
- 乗車人数:7人
- 駆動:4WD
- 排気量:3,444cc
- 燃費:7.9km/l
- 本体価格:7,300,000円
GR SPORT3.5l
- 乗車人数:7人
- 駆動:4WD
- 排気量:3,444cc
- 燃費:7.9km/l
- 本体価格:7,700,000円
VX3.5l
- 乗車人数:7人
- 駆動:4WD
- 排気量:3,444cc
- 燃費:7.9km/l
- 本体価格:6,300,000円
AX3.5l
- 乗車人数:7人
- 駆動:4WD
- 排気量:3,444cc
- 燃費:8.0km/l
- 本体価格:5,500,000円
GX3.5l(エントリーモデル)
- 乗車人数:5人
- 駆動:4WD
- 排気量:3,444cc
- 燃費:8.0km/l
- 本体価格:5,100,000円
ディーゼル
ZX3.3l
- 乗車人数:5人
- 駆動:4WD
- 排気量:3,345cc
- 燃費:9.7km/l
- 本体価格:7,600,000円
GR SPORT3.3l
- 乗車人数:5人
- 駆動:4WD
- 排気量:3,345cc
- 燃費:9.7km/l
- 本体価格:8,000,000円
おすすめオプション
300系に付けておきたいオプションも紹介します。
VX/AXグレード:電動ムーンルーフ
価格は110,000円です。
上級グレードであるGR SPORTとZXにはこの電動ムーンルーフが標準装備となっていますが、VXとAXには付かないのでぜひ追加装備して欲しいオプションです。
ルーフレール
価格は33,000円です。
ランドクルーザーを選ぶ方はアウトドア目的の方もいらっしゃるかと思います。
ルーフレールがあればレジャー用品などを載せることができるので便利ですよね。
また、300系は車高が高いので屋根の洗車が難しい点があります。
ですが、ルーフレールがあればタイヤに足をかけてルーフレールを掴めば屋根の汚れも落としやすくなるんです。
リセールバリューポイントにもなるのでぜひ付けて欲しいオプションになります。
ZX/GRスポーツ:リヤエンターテインメントシステム
価格は174,900円とお高めです。
これは運転席と助手席の後部に取り付けるディスプレイです。
これのすごい所は左右のモニターで違う映像が映せる事‼︎
我が家も子どもが2人いますが、やはり好みは違うので毎回順番に見たいものを見せています。
ですが、これなら同時に自分が見たいものを見れるのでケンカする事も、片方が飽きることもなく安心して長距離移動ができそうです。
大人ももちろんですが、お子様のいるご家庭にはおすすめな装備です。
電動デフロック
価格は55,000円です。
電動デフロックとは
スタックした時に左右の車軸を直結し、空転していない側の車輪にトルクを伝達して脱出をサポートする装備です。
最上級グレードであるGRスポーツには標準装備されていますが、他のグレードにはありません。
GRスポーツ以外はリヤのみのオプションですが、走破性は高まりますのでオフロードや深雪路を走ることが多い場合には付けておくべきオプションです。
魅力的なオプションもいっぱいですね。
しかし、現在ランドクルーザー300系は生産が中止になっています。
トヨタの公式ページに入ってもweb見積もりが取れない状態になっています。
どうしてもすぐにランドクルーザーが欲しいという方は中古車から探すのが良さそうです。
ランドクルーザーのリセールバリューが高い理由
では、本題であるランドクルーザーのリセールバリューが高い理由を紹介していきます。
①海外で人気が高い
ランドクルーザーは実は日本国内よりも海外での需要率が高いんです。
なぜなら、日本に比べると舗装されていない道が海外の方が多いためです。
ランドクルーザーは動画からもわかる様に悪路での走破性が高いのでかなり重視されているそうです。
そのため、今や100ヵ国以上でランドクルーザーは使用されています。
海外での人気が高い車は国内よりも高値で取引されることがあるためリセールバリューが高くなる傾向があります。
②ランドクルーザーならではの頑丈さ
ランドクルーザーはとてつもない悪路でも走破性が優れていますが、合わせて頑丈さも注目されています。
なぜ、海外で人気が高いのかというと国によっては周りに街がない道を走ったり、故障したら命を落としてしまう可能性のある場所を走行する事があるからです。
そんな場所でも安心して走行できるランドクルーザーだからこそ世界から愛されているわけです。
また、ランドクルーザーの新型が開発される際には【壊し切り】というランドクルーザーが壊れるまで走る試験もあるそうです。
ほかにも、ランドクルーザーに不具合があった場合には現地まで行って修理をすることで、今後危険がある場所での故障をなくすことに努めています。
こうしたトヨタの努力があってこそ世界の各地で安心してランドクルーザーに乗れるというわけです。
③新車は輸出規制の対象
ランドクルーザーは走破性と頑丈さから軍事利用されることもあります。
そのため、新型のランドクルーザーは輸出規制が強化され、輸出する際には経済産業省の許可が必要となっています。
新型が海外輸出できないため、中古車の需要が高まり海外での取引が増えたことでリセールバリューが高くなるわけです。
ランドクルーザーってずっとリセールバリューが高いけどなぜ?:まとめ
ランドクルーザーは日本国内よりも海外での需要が高いことは驚きと共に理由から納得できました。
そして、海外での需要が高いためにリセールバリューが高くなるというのも驚きのひとつでしたね。
国内の中古車でも価格が販売価格よりも高いのに、海外での買取価格の方が高くなるというのもランドクルーザーの需要性の高さが頷けます。
現行モデルを購入できれば嬉しいですが、現在は生産が中止となっています。
どうしてもランドクルーザーを購入したい場合には予算を上げて中古車から探すしかなさそうですね。
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