そんな疑問にお応えします。
みなさんは自分好みに車を改造してみたいと思ったことはありますか。
特にアウトドアや車中泊で旅行をしたりする方は一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
しかし車の改造と聞くと違反であり、警察から罰金を課せられると思いますよね。
実際にランプがピンクや紫色なんて車は違法改造として有名です。
ほかにもやたら車高が低い車はタイヤが八の字なんて車もちらほら。
この様に外装でわかる改造もありますが、内装を改造している場合もあります。
今回はジムニーの後部座席の改造について紹介します。
内装の改造について興味のある方はぜひご一読ください。
ジムニー
出典引用:スズキ
まずはジムニーという車について色々と確認していきましょう。
誕生
ジムニーはスズキが販売している車です。
そんな初代ジムニーが誕生したのは1970年と半世紀前という古いシリーズになります。
ジムニーは初代から本格的な四輪駆動としてデビューしており、車両重量を600kgとした軽量化したことで高い悪路走破性を実現しました。
悪路走破ができるため手軽にアウトドアが楽しめると、軽自動車の四輪駆動として人気がありました。
フルモデルチェンジ
初代ジムニーが登場してからフルモデルチェンジが行われたのは11年後の1981年です。
11年の間に水冷エンジンへの転換やバンモデルの追加、排気量の拡大などがありました。
2代目ジムニーは初代に比べ全幅を100mm拡大したことで車室が広くなりました。
改良されたジムニーはさらに人気に拍車がかかりました。
2回目のフルモデルチェンジは1998年に行われました。
2代目から17年とマイナーチェンジを繰り返しながら改良されてきました。
3代目ジムニーは新規格軽自動車として全長100mm、全幅80mm、全高35mmに。
ホイールベースも2250mmへと拡大しました。
全体的な拡大により居住性がアップし、新開発された軽量衝撃吸収ボディによって安全性も上がりました。
次のフルモデルチェンジは2018年と20年振りでした。
4代目となったジムニー。
ジムニーの魅力であるパートタイム4WD性能などは継承しながらも時代に合わせた変化ももちろんあります。
安全性を上げることは現代の車において欠かせない部分です。
長い歴史のある車であるジムニーもまた搭載しなければなりません。
スズキセーフティを装着した車には以下の機能が搭載されました。
- 標識認識機能
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
- 先行車発進お知らせ機能
- デュアルセンサーブレーキサポート
歴代ジムニーの動画がありましたので初代からの変化を確認してみて下さい。
ジムニーシエラ
1993年に水冷4サイクル直列4気筒エンジンを1545mmのジムニーよりもワイドなボディに搭載したジムニーシエラが登場しました。
迫力が増したジムニーシエラは本格ミディアム4WDとして活躍します。
その後はジムニーと共にマイナーチェンジとフルモデルチェンジをしていきます。
現行モデルのスペック
項目の最後にジムニーの現行モデルのスペックを確認しましょう。
グレード:XG・XL・XC
エンジン:0.66LDOHC吸気VVTターボ
トラストミッション:5MT・4AT
駆動方式:パートタイム4WD
全長×全幅×全高:3395×1475×1725mm
ホイールベース:2250mm
燃費:16.6km/l(5MT)・14.3km/l(4AT)
車を改造する時の注意点
次に車の改造についての注意点を確認しましょう。
これは法律や車検に関わってくる大切な部分です。
車の改造をしてみたいと思っている方はしっかりと覚えておきましょう。
そもそも車のdiyはいいのか?
記事の冒頭で改造車について軽く触れましたね。
結論からいうと、自分が購入した車を改造する事自体には問題がありません。
しかし、車は製造される際にメーカー側が国に申請を通しています。
車検もその申請された規定に沿って行われます。
ですから規定から外れたdiyは車検を通す事が出来ず、公道を走る事が出来なくなります。
公道を走る予定がない車であれば何も気にせず好きな様に改造が可能です。
車検をする目的
車を所有したら必ず行わなければならないのが車検です。
車検の目的は車を安全に走行させるためです。
車検が通る基準は国が定めている保安基準を満たしているかです。
点検をしていない、基準を満たしていない車が公道を走行していると車の故障などから事故のリスクが高くなります。
事故防止の観点から車検は義務化されています。
どうしてもdiyをしたい場合には車の走行性や安全性に関わる部分は避けて実施しましょう。
diyには指定部品を使う
車をdiyする際に気をつけておきたいのが取り付ける部品です。
その車にあった純正パーツが最も最適ですが、指定部品を使用した場合でも車検を通る確率が高いです。
指定部品
タイヤ
シフトレバー
ステアリング
マフラーカッターなどたくさんあります。
ですが、指定部品ならなんでも大丈夫というわけではありません。
保安基準の中には車の重量やサイズなども含まれています。
指定部品を使用していても車の重量やサイズがオーバーしてしまった場合には車検は通らなくなってしまいます。
構造変更申請
車の改造をしたことで保安基準がオーバーしてしまっては元も子もありません。
構造変更申請をすることで車検の通過が可能になる場合があります。
構造変更申請は陸運支局、または自動車検査登録事務所で行う事ができます。
申請書に不備がなければ約10日ほどで結果通知がきます。
審査が通過すると実車検査が行われ、ここで問題がなければ車の改造が認められます。
改造が認められれば車検に引っかかることはなくなります。
自動車検査登録事務所は47都道府県全てにある様です。
自分のお住まいがどこの管轄か気になる方はこちらから確認してみてください。
また、不正改造例もありましたので合わせて確認してみましょう。
ジムニーの後部座席を改造
改造車の注意点がわかったところで本題であるジムニーの後部座席の改造について触れていきましょう。
改造といっても色々な方法があります。
ひとつは後部座席を倒してフラットにする方法。
もうひとつは後部座席を取り外して、ラゲッジルームにする方法です。
今回は2つの方法を紹介します。
後部座席をフラットにする
まずは後部座席をフラットにするやり方を動画で確認しましょう。
フラットにした場合の改造は車検時に後部座席の立ち上げも必要になる事があります。
ですから座席が確保できる様な改造がおすすめです。
ラゲッジマット
ジムニー専用のラゲッジマットですからサイズがピッタリです。
そして、切れ込みが入っているので片方の座席だけ倒した場合や両方倒した場合などにも対応しています。
この商品なら毎回使用時に敷いたり片付けたりする手間がないのが良いですね。
折り畳みテーブル
こちらはリアサイドに付けられるジムニー専用商品です。
テーブルと一緒にヘッドレスト収納ステーが付いているのがこの商品のありがたいところです。
ジムニーはキャンプなどのアウトドアで利用する方が多いですからちょっとしたテーブルは欲しいですよね。
しかしヘッドレストの置き場所に困っている方もいらっしゃるでしょう。
収納ステーがあることで置き場所に困ることも場所を取られることもありません。
荷物棚
後部座席の窓側に取り付けられる吊り下げ用の棚です。
アルミ合金製なのでそこそこの耐久性があります。
またネジで取り付けるのでネジが緩まない限り吊り下げた荷物が落ちてくる心配はありません。
シートバックポケット
アウトドアをするにあたって何気に細々したアイテムがありますよね。
これはひとつひとつのポーチが取り外せるので車に取り付けておけば全てのアイテムを毎回持ち運ぶ必要がなくなります。
アウトドアだけでなく普段使いする方にもおすすめな商品です。
後部座席を取り外す
では次に後部座席を取り外した場合について紹介します。
車検が通らない⁉︎
後部座席を取り外した場合、実は車検が通らなくなります。
改造の注意点で軽く触れましたが、車は登録する際にこの車には何人が乗れるかなどまで申請しています。
ですから後部座席を取り外すと車に乗れる人数が変わりますよね。
後部座席を取り外す場合には乗車人数の変更申請が必要になります。
申請が受理されれば車検も通ります。
ですが、申請した乗車人数を超えた人数が車に乗ることは違反になるので気をつけましょう。
5ナンバーはそもそも後部座席が取り外せない
ナンバープレートの右上に数字がありますよね。
例えば4から始まるナンバーか貨物車、5から始まるナンバーは乗用車というように分けられています。
ジムニーは4代目から5ナンバーのみになっています。
5ナンバーである乗用車は運転席の後ろに50%以上の乗車スペースが義務付けられています。
ですから後部座席を外してしまうと乗車スペースが確保されなくなってしまうためNGになります。
後部座席を取り外す場合には乗車人数の変更だけでなく、貨物車への変更登録が必要になります。
実際にジムニーの後部座席を取り外している動画をどうぞ。
かなりの重労働に見えましたね。
同じ動画の方が貨物車登録についてもお話しされていました。
全く誰も乗せない、2人だけしか使わないという場合には後部座席を取り外してラゲッジルームを広げるのも有りかもしれませんね。
アウトドア用にジムニーを購入。後部座席って改造しても大丈夫?:まとめ
結論からいうとジムニーの後部座席の改造は可能です。
しかし、場合によっては車検が通らなくなってしまうため申請が必要になってきます。
申請にも時間と手間がかかりますから全く誰も乗せない、2人だけしか使わないという場合には後部座席を取り外してラゲッジルームを広げるのも有りかもしれませんね。
ですが、フラットにしただけでも使い勝手は上がるので無理に取り外してまでの改造はしなくてもいいのかもしれません。
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