お役立ち 自動運転レベル 解説

【3分でわかる】自動運転レベル別で解説!初めての車選び基礎知識

最近の新しい車に搭載されている「運転支援機能」が、どのレベルに相当するのか知りたい。

このような悩みにお答えします。

「プロパイロット」「アイサイト」…新しいクルマのカタログに並ぶ運転支援機能、複雑でよくわからないと思っていませんか。

「ほぼ自動運転」と聞いても、実はその技術レベルでできることには大きな差があります。

この記事では、そんな疑問を「自動運転レベル」を軸に3分で徹底解説。

あなたにピッタリで、安全・快適な一台を選ぶための基礎知識を身につけましょう。

 

なぜ今、自動運転が注目されているの?

自動運転が今、注目されているのは、私たちの暮らしや社会が抱える大きな課題を解決してくれる可能性を秘めているからです。

一番の期待は交通事故の削減。

事故の9割以上は人的ミスが原因と言われており、AIによる正確な判断で悲しい事故を大幅に減らすことができます。

  • 高齢化社会で運転が難しくなった方々の移動手段を確保
  • 運転の負担を減らして移動中の時間を有効活用

といった、生活をより安全で快適なものに変えてくれます。

物流業界のドライバー不足を解消するなど、社会全体を支える技術としても大きな期待が寄せられているのも理由の一つです。

 

自動運転レベル0から5までをわかりやすく解説

自動運転は「レベル0」から「レベル5」まで6段階に分かれており、レベルが上がるほど運転の自動化度が高まります。

国土交通省では各レベルの特徴を解説しています。

出典引用:国土交通省

では、6段階のレベルは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。

レベル毎に詳しく紹介していきます。

【レベル0】運転自動化なし

全ての運転操作(アクセル、ブレーキ、ハンドル)をドライバーが行う、従来通りの車です。

衝突被害軽減ブレーキのような瞬間的な介入システムも含まれず、運転に関わる判断と操作の全てを人間が担います。

まさに「自分で運転する」最も基本的な状態です。

レベル1】運転支援

アクセル・ブレーキ操作か、ハンドル操作の「どちらか一方」をシステムが支援する段階です。

  • 前の車に追従して速度を自動調整する機能(ACC)
  • 車線からはみ出さないようハンドル操作を補助する機能(LKA)

が代表例です。

運転の主体はあくまでドライバーです。

【レベル2】部分的な運転自動化

アクセル・ブレーキ操作とハンドル操作の「両方」をシステムが同時に支援する段階です。

高速道路などで、先行車に追従しながら車線の中央を維持する機能がこれにあたります。

ただし、運転の責任はドライバーにあり、常に周囲を監視し、いつでも運転に戻れる準備が必要です。

【レベル3】条件付運転自動化(ここからが「自動運転」)

ここからが法律上の「自動運転」です。

高速道路など特定の条件下において、全ての運転操作をシステムに任せることができます。

システム作動中は前方から目を離すこと(アイズオフ)が可能になりますが、システムから要請があればすぐに対応する必要があるため、居眠りなどはできません。

【レベル4】高度運転自動化

特定の場所(限定地域)や天候など、定められた条件下で完全に運転をシステムに任せられる段階です。

レベル3と違い、緊急時や作動条件から外れた場合でもシステム自身が判断し、安全に車両を停止させるなど対応するため、ドライバーによる操作は基本的に不要になります。

【レベル5】完全運転自動化

場所や天候などの条件に一切制限がなく、いかなる状況でもシステムが運転の全てを担う最終段階です。

ハンドルやアクセルペダル自体が不要になり、乗る人は目的地を告げるだけ。

人間が運転に関わる必要が全くない、究極の自動運転です。

 

自動運転レベルに関するよくある質問3選

自動運転はまだまだ不安が残る…

という方のために、ここではよくある質問3つを紹介します。

ここを知ることで、自動運転の不安解消に少しでも近づけますよ。

自動運転のレベル毎に年齢制限はありますか?

現在、自動運転のレベル自体に特定の年齢制限はありません。

ただし、レベル3までは緊急時に人間が運転する必要があるため、有効な運転免許が持てる年齢(日本では通常18歳以上)であることが実質的な制限となります。

レベル4以上の、運転者が不要なサービス(ロボットタクシー等)では、法律とは別に、サービスを提供する事業者が利用規約で年齢制限を設ける可能性が高いです。

例えば、安全上の理由から「子供だけの乗車は不可」といったルールが考えられるため、乗車前は確認をしておきましょう。

自動運転中に事故が起きたら、誰の責任になりますか?

これはレベルによって異なります。

レベル2までは運転者の責任です。

レベル3の作動中にシステムが原因で事故が起きた場合は、基本的には自動車メーカーなどの開発者が責任を負うと考えられていますが、法整備はまだ発展途上です。

自動運転レベル3の車はもう買えますか?

購入可能です。

2025年段階では、世界で初めてレベル3の認可を受けたホンダ「レジェンド」などが代表例ですが、非常に高価なオプションであり、まだ搭載車種は限定的と言えるでしょう。

 

【3分でわかる】自動運転レベル別で解説!初めての車選び基礎知識:まとめ

自動運転のレベルごとに、

  • 誰が運転の責任を負うのか
  • どのような機能が使えるのか
  • 関連する法律はどう定められているのか

は、大きく異なります。

安心して最新の車を乗りこなすためにも、これらの違いをしっかり理解しておくことが大切です。

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