グレイス 車中泊

ホンダのグレイスは車中泊をする事はできる?車中泊の注意点も紹介

ホンダのグレイスで車中泊しようと思っているんだけどできる?

そんな疑問にお応えします。

アウトドアや長距離移動の休憩として車で寝泊まりしたい方もいますよね。

我が家も実家が遠方のため車移動の際には子どもたちのためにも車中泊を、と考えています。

そのため軽自動車から我が家はミニバンへと車を変えました。

車中泊するにあたってみなさんが外せない条件はなんですか。

私の場合は子どもがまだ小さいので添い寝という名の狸寝入りが必要だったりします。

そのためには大人も横になれるスペースは確保したいです。

2人ほどでしたら運転席と助手席がフルフラットになるだけでも十分ではないでしょうか。

しかし、3人以上となると後部座席のフルフラットも欲しいですよね。

今回はホンダのグレイスは車中泊できるのか紹介します。

車中泊をする予定がある方

車中泊目的で車の購入を考えている方はぜひご一読ください。



ホンダのグレイスってどんな車?

出典引用:ホンダ

まずはホンダのグレイスがどんな車なのかを確認しましょう。

グレイス誕生

グレイスはコンパクトセダンの刷新というコンセプトを持って2014年に市場に登場しました。

2014年に販売されていたのはハイブリッド専用車でしたが、翌年2015年にはガソリン車も販売されるようになりました。

グレイスはコンパクトカーとしての扱いやすさと燃費性能、ミドルセダンのような広々とした室内空間があります。

見た目は空力性能に優れたボディデザインで、低く滑らかなフォルムとボディの横に空気抵抗を受けにくい深いラインの入ったスポーティな車です。

販売終了⁉︎

2017年にマイナーチェンジをして新たなカラーや装備を改善しましたが、3年後の2020年に販売終了となってしまいました。

貴重な5ナンバーだったグレイスにはもちろん多くのファンがいました。

5ナンバー

  • 排気量:2000cc以下
  • 全長:4700mm以下
  • 全幅:1700mm以下
  • 全高:2000mm以下

これらの条件を全て満たしている小型自家用車のこと。

上記の条件を一つでも1mm、または1ccでも超えると3ナンバーに該当します。

しかし、ホンダに限らず5ナンバーのセダンの需要が低下してしまった影響でグレイスも生産に終止符を打つ形になりました。

グレイスの特徴コンパクトで乗りやすい車

グレイスは国産車の中でも珍しいコンパクトセダンです。

ボディサイズが普通のセダンに比べると一回りほど小さくなっているのが特徴です。

ボディサイズが小さい事で小回りが効くようになり、日本の道路事情にも適応することが出来ます。

ボディサイズが小さくなったからといって車内まで狭いと感じることはない様に広い空間設計になっています。

日常利用には問題ない走行性

グレイスは他の車と比較すると走行性能に重点を置いていないためやや低くなっています。

しかし、コンパクトセダンとしては十分なスペックを持っているので日常的に利用するには問題なく乗ることができます。

走りのパフォーマンスを求める方には少し物足りなさは出てくるでしょう。

燃費抜群

最近は落ち着いてきた様ですが、少し前まではガソリン高騰が続いていましたよね。

そんな時やはり気になるのが燃費ではないでしょうか。

グレイスはハイブリッド車がラインナップされています。

ハイブリッド車があることから総合的に見てもグレイスは燃費性能が優れているといえるでしょう。

燃費が良いとわかると長距離移動も安心できますね。

ラゲッジスペース

グレイスは収納力の高い車ではありません。

だからといってラゲッジスペースが極端に狭いということはありませんよ

最大収納は430Lと結構な収納力があります。

ラゲッジスペースはスクエア型なのでコンパクトセダンとしてはなかなかの収納のしやすさがあります。

安全性能もしっかりある

グレイスには安全運転支援システムである『Honda SENSING』が標準搭載されています。

メーカーによってはオプションになりがちな安全システムが標準装備されているのはかなりお得で安心できますね。

『Honda SENSING』

  • 衝突軽減ブレーキ(CMBS):前行車・対向車・歩行者との衝突回避を支援してくれる。
  • 誤発進抑制機能:不注意による急発進を防止し、注意を促してくれる。
  • 歩行者事故低減ステアリング:歩行者との衝突回避を支援してくれる。
  • 路外逸脱抑制機能:車線を検知してはみ出さないように支援してくれる。
  • アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC):適切な車間距離を保ち、運転負担を軽減してくれる。
  • 車線維持支援システム(LKAS):車線内を走行できるようにステアリング操作を支援する。
  • 先行車発進お知らせ機能:停車時に先行車が発進したことを知らせてくれる。
  • 標識認識機能:標識の見落としを防止することで安全運転を支援する。
  • オートハイビーム:ハイ・ロービームを自動で切り替えて対向車や歩行者に配慮した機能。

※このHonda SENSINGは2020年7月のグレイス最終生産時に備わっていた機能になります。

スペック

今回は最終生産時の2020年モデルでのスペックを紹介します。

ガソリン車

  • グレード:LX(FF/4WD)
  • トラストミッション:CVT
  • 燃費:22.0km/l(FF)・19.6km/l(4WD)

ハイブリッド車

  • グレード:HYBRID DX(FF/4WD)・HYBRID LX・Honda SENSING(FF/4WD)・HYBRID LX・Honda SENSING特別仕様車(FF/4WD)
  • トラストミッション:7速デュアルクラッチトラストミッション
  • 燃費:34.8km/l(FF)・29.6km/l(4WD)
  • グレード:HYBRID EX・Honda SENSING(FF/4WD)・HYBRID EX・Honda SENSING特別仕様車(FF/4WD)
  • トラストミッション:7速デュアルクラッチトラストミッション
  • 燃費:32.4km/l(FF)・26.6km/l(4WD)

全グレードの共通点

  • 全長×全幅×全高:4450×1695×1475(FF)・1500(4WD)mm
  • 排気量:1496cc

マイナーチェンジ後のグレイスを紹介している動画も合わせてどうぞ。

 

 

グレイスの内装は車中泊に向いている?

グレイスについてわかったので本題であるグレイスで車中泊はできるのかお伝えします。

結論からいうと車中泊は可能です。

ですが、足まで伸ばしてとなると結構条件が出てきます。

グレイスはトランクスルーを採用したラゲッジスペースになっています。

このトランクスルーのおかげで足を伸ばすことが可能になるんです。

グレイス室内の長さは2040mmなので運転席や助手席をフルで前に出すことでそこそこのスペースは確保できそうです。

ですが、ラゲッジスペースに荷物が多い場合には足を伸ばすことが難しくなる事もあります。

あらかじめ車中泊予定をしている場合には極力荷物は減らすか帰省などで利用する場合にはキャリーケースではなくボストンバッグなどで隙間に置けるようにする工夫が必要です。

また、後部座席は前に倒すタイプになっているので寝床としてはかなり固めです。

マットなどを利用することで快適な睡眠に近づくことができますよ。

車中泊するために

  • 乗車人数は2人まで
  • ラゲッジスペースの荷物は極力減らす
  • 快適な睡眠のためのアイテムを用意する

車中泊におすすめなグッズは後ほど紹介します。

実際にグレイスで車中泊するためにフラット状態を紹介している動画がありましたので参考にしてみて下さい。



車中泊の注意点

車中泊はキャンプ時には風除けになったり、長距離移動の際にホテルなどを取らずに済ませることができますよね。

しかし、車中泊にも気を付けておくべき事がいくつかあります。

エコノミークラス症候群に注意

エコノミークラス症候群という言葉は一度は耳にした事があるかと思います。

エコノミークラス症候群は食事や水分を十分に摂っていない状態で長時間座りっぱなし、または足を動かさない時間が続くことで血行不良が起こります。

その血行不良によって血液が固まりやすくなった結果、血液の固まり(血栓)ができ、それが血液を流れ肺に詰まってしまう病気です。

肺に血栓が詰まる事で肺血栓などが誘発され、最悪の場合、死に至ってしまう恐ろしいものです。

エコノミークラス症候群は、飛行機に乗っているとなりやすいと聞いた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、車に乗っていても座っているという状況は似ているのでエコノミークラス症候群は起こる恐れがあるんです。

足は第二の心臓と言われています。

車中泊する場合にもできるだけ水平になり、足が伸ばせる状態にする事が大切です。

また、ベルトを緩めたり、水分を補給することも対策になります。

エンジンのかけっぱなしに注意

クーラーや暖房は時期によっては欠かせないですよね。

特に車中泊で寝る場合にはますます必要性が増します。

ですが、エンジンのかけっぱなしにも危険が潜んでいます。

エンジンをかけっぱなしにする事で排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒が発生する場合があるからです。

特に冬の雪が降る地域ではマフラーを雪が塞いでしまうことで排気ガスが逆流してくる危険があります。

また、長時間のアイドリングは周囲への迷惑行為になる場合があります。

エンジンのかけっぱなしは燃費にもつながりますから他のアイテムを活用してエンジンのかけっぱなしは避けるようにしましょう。

防犯対策も忘れずに‼︎

車内にいると忘れがちなのがドアロックではないでしょうか。

日本は治安がいいとされていますが、車上荒らしは実際に起こっていますよね。

眠っている間に車上荒らしにあったり、もっと身に危険が起こる場合もありますから車中泊する場合には必ずドアロックをしましょう。

眠っていると知られたくない方はカーテンやカバーをして車内の様子が見えないようにするのも対策になります。

駐車場所にも注意

安心して車中泊をするために場所選びも大切です。

コンビニの駐車場や路上駐車はもちろんNGですが、人気のない場所や明かりのない場所もやめましょう。

高速道路のパーキングエリアやサービスエリア、道の駅での車中泊が多いと思います。

しかし、場所によっては禁止されている場合もありますから事前に確認しておくと良いですね。

私個人としては高速道路の24時間営業のあるサービスエリアは常に利用者がいるので人目がありおすすめです。



車中泊を快適にするおすすめアイテム

最後に車中泊におすすめアイテムをいくつか紹介します。

必須アイテム

マット

車中泊において必須になるのがマットです。

座面がフラットになる場合には少しクッション性がありますが、座面を折りたたむタイプは固くて寝心地は良くありません。

少しでも快適に寝るためにマットは用意しておくべきです。

私がおすすめしたいのはwaqというアウトドアブランドのマットです。

こちらの商品はエアマットですが、自動吸気してくれるので膨らませる手間がありません。

また、10cmと厚手なので座面の固さや凸凹が軽減されます

エアマットなので嵩張りも少なくて済みます。

カーテンやシェード

防犯上の観点ではもちろんですが、冬場は冷気の侵入の軽減にもつながります。

実際に車中泊したことがありますが、サービスエリアのライトが眩しくて眠れなかったことがあります。

眩しくて眠れない方にもおすすめです。

こちらは例として同じホンダメーカーのフリード用のサンシェードです。

グレイスがなかったのが残念ですが、こうした専用のサンシェードもあるのでサイズが合わないなどの心配がなくていいですよね。

タオルやブランケット

タオルやブランケットは掛けるだけでなく、座席の隙間を埋めたり、凹凸の軽減、クッションや目隠しにもなる万能アイテムです。

我が家は夏場に車中泊しましたがすっかり忘れてしまい、エアコンの寒さに悩まされました。

人数分プラス2、3枚はあるといいかもしれません。

あると便利なアイテム

クーラーボックスやクーラーバッグ

飲み物を冷やしたり、冷蔵保管が必要なグルメの一時保管に役立ちます。

ボックスタイプは嵩張りますが強度の高いものはテーブルやイス代わりにもなります。

バッグは使わない際にたたんでおけるのがいいですね。

少しでも快適に寝たいと思っている方にはおすすめアイテムです。

枕があるとないとでは睡眠の質が変わってきます。

今では枕もエア商品があるので嵩張りの心配もありませんよ。

どんな睡眠スタイルにも適しているのが嬉しいですよね。

エア枕の利点は好みの固さにできる事です。

固めが好きな方はしっかり空気を入れ、柔らかめが好きな方は空気を抑えめに入れることで調整できます。

ポータブルトイレ

何気に盲点なアイテムではないでしょうか。

災害時のイメージが強いですが、長距離移動にもあると便利です。

高速道路では急にトイレに行きたくなっても次のトイレまで数十キロ先や渋滞で動かないなんてことも。

子どもは我慢できない事もありますから常備しておくと安心なアイテムです。



ホンダのグレイスは車中泊をする事はできる?車中泊の注意点も紹介:まとめ

ホンダのグレイスは車中泊が可能です。

しかし、乗車人数などいくつかの条件付きになります。

最新モデルの車にはそもそもフラットにならないものも増えています。

車中泊をする予定がある場合にはフラットになる車をしっかりと見極める必要がありますね。

グレイスは既に生産が終了しているので気になった方は中古車から探すことになります。

中古車でも綺麗なモデルはありますからぜひ自分に合った車で車中泊を楽しんでください。

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