その疑問を解決します。
フォレスターは、本格的なオフロード走行に対応することができるコンパクトSUVです。
引用元:subaru.jp
走行性能や安全性能に対する信頼性も高く、日本国内だけでなくアメリカやヨーロッパなど海外からも高い人気を誇っています。
このような車種は中古車市場でも評価が高いため、リセールバリューが気になる方も多いのではないでしょうか。
2021年3月にスバルの米国部門は、フォレスターがアメリカで最もリセールバリューの高い車種に選出されたことを発表しています。
フォレスターは1995年に初めて発表された「スバル・ストリーガ」からフルモデルチェンジをし、現行モデルは5代目です。
1~3代目までは、年式が古く売値も下がっていますが、2012年以降の4~5代目は未だにリセールバリューが高く維持されてるんです。
現在フォレスターに乗っている方や今後の購入を考えている方にとって、フォレスターのリセールバリューが気になりますよね。
そこで今回この記事では、
リセールバリューとは
フォレスターのリセールバリューが高いのはなぜ
より高く売却するポイント
について紹介します。
リセールバリューとは
まずは、リセールバリューについて確認しましょう。
リセールバリューとは
リセールバリューとは、車を再販売や転売する際の価格や価値のことです。
また、中古車市場での需要と供給のバランスによっても相場が変動します。
人気の車種や流通台数などによっても車のリセールバリューが決まってきます。
リセールバリューが高い車とは、中古車市場での需要が高く、流通台数が少ないことです。
また、国産車のリセールバリューは、3年後には新車価格の40~55%が平均と言われます。
新車価格300万円の車の場合
と、このようになります。
フォレスターのリセールバリュー
車のリセールバリューは、中古車としての需要によって決まることがほとんどです。
フォレスターの場合のリセールバリューのはこちら
3年落ち | 84% |
5年落ち | 57% |
7年落ち | 41% |
10年落ち | 15% |
10年落ちで一気にリセールバリューが下がっています。
フォレスターは2008年にフルモデルチェンジされ、最新モデルのリセールバリューが非常に高くなっているのが現状です。
ですが人気車種ということもあって、モデルチェンジ前のものでもかなり高いリセールなことから、全体的にリセールバリューが高い車といえます。
リセールバリューから見たフォレスターの特徴
リセールバリューは年式や走行距離など、さまざまな要因によって変化します。
その中でも、高いリセールバリューが見込めるカラーやグレードがあるんです。
ここでは、リセールバリューが高いとされるフォレスターの特徴を紹介します。
おすすめカラー
引用元:subaru.jp
フォレスターのリセールバリューから見たおすすめのカラーは「クリスタルホワイト・パール」「クリスタルブラック・シリカ」です。
この2色の次に「アイスシルバー・メタリック」も人気カラーですが、ホワイトパールとブラックと比較すると、20~30万円近く高く買取してもらえる場合もあります。
比較的短期間(5年以内)で買い替えなど検討しているのであれば、「クリスタルホワイト・パール」「クリスタルブラック・シリカ」がおすすめです。
おすすめグレード
引用元:subaru.jp
フォレスターの売れ筋人気グレードは「アドバンス」で、特に高額買取が期待できるモデルとなっています。
その次に「Xブレイク」、「スポーツ(ガソリン車)」が人気のグレードです。
また、アイサイト搭載モデルの評価が高く、アイサイトの有無だけでも5~10万円程度の価格変動がある場合もあります。
ただし、フォレスターはどのグレードも需要があるので、リセールの差がそこまで大きくはありません。
おすすめのオプション
引用元:subaru.jp
新車購入時のフォレスターには多くのオプションや装備が設定されています。
装備の組み合わせとしておすすめなのは、オプションコードKI「大型サンルーフあり・本革シートなし」+「ビルトインナビ」です。
ですが、サンルーフと本革シートなしの場合でも買取価格に大きな差がない場合もあります。
リセールバリューを重視するなら、オプションや装備よりも売却時期が重要です。
フォレスターのリセールバリューが高いのはなぜ
フォレスターのリセールバリューが高い理由は、
海外でも人気
スバル車は値崩れしにくい
現行型の流通台数がが少ない
では、それぞれについて解説します。
海外でも人気
スバル車の人気は日本に留まらず、アメリカやヨーロッパでも高い人気を誇っています。
品質面はもちろん、近年世界中で需要が高まっているSUVブランドというイメージを持たれているからです。
海外では「車は修理しながら長く乗るもの」だと考えられています。
そのため、日本では高値が付きにくい多走行の車でも、人気車種であれば高値で取引される場合が多いようです。
ただし、車の年式による輸入規制のある国も多く、年式によってはリセールバリューに差が出る場合もあります。
初度登録年月から3年、5年、7年以内とあり、リセールバリューは急激に低くなる傾向があるので注意が必要です。
スバル車は値崩れしにくい
スバル車は独自の技術で車を生産し、多くのスバリストと呼ばれる熱狂的なファンを魅了しています。
同じように中古車市場でもスバル車に対する一定の需要があり、中古車の値崩れが抑えられます。
また、スバル車の高度な運転支援システム「アイサイト」が搭載され、これがリセールバリューを高める一因です。
さらに、一部の例外を除いて新車の供給遅れが続いていることにより、中古車の価値が維持されています。
現行型の流通台数が少ない
現行フォレスターは2018年から販売されている5代目になります。
現行モデルのリセールバリューは84%という驚異の数字です。
中古車市場に出回る現行モデルは新しい年式で走行距離も短く、中古車としての価値を高めています。
より高く売却するポイント
フォレスターをより高く売却したいですよね。
そこで、おさえておきたいポイントはこちら
中古車買取業者選び
高く売れる時期を狙う
できるだけキレイにする
では、それぞれについて確認しておきましょう。
中古車買取業者選び
フォレスターは高いリセールバリューを誇る車です。
海外への輸出ルートを持つ中古車買取業者に売却した場合、輸出後の相場を買取価格に反映することで、高値が付きやすくなります。
中古車買取業者が海外への輸出ルートを持っている場合は、サイトなどに記載があるところがほとんどです。
輸出先は業者によって異なるので、フォレスターが高く売れる国への輸出ルートを持っている買取業者を選ぶことをおすすめします。
高く売れる時期を狙う
フォレスターは、本格的なオフロード走行に対応することができるコンパクトSUVです。
アウトドアでの使用や雪国での需要が高い傾向があります。
そのため、冬に乗ることを想定して中古車の購入を10月~12月頃の中古車需要が高いようです。
また、中古車の買取価格に最も影響を与えるのは、車の基本設計・外装・内装が全面的に改良されたフルモデルチェンジの後の新型モデルです。
新型モデルが発売されると旧型モデルが多く売却され、中古車流通台数が増加します。
それにより中古車市場の需要と供給が安定し、リセールバリューが大きく下がってしまう原因となります。
車の売却を考えている方は、フルモデルチェンジが実施される前に売却することがおすすめです。
できるだけキレイにする
これはフォレスターに限らず、車はできるだけキレイにして査定に出すことがおすすめです。
査定前にすること
- 洗車
- ワックスがけ
- 掃除機をかける
- シートを市販のクリーナーなどで拭く
- 車内のニオイを消しておく
中古車買取業者は、買取後に車の清掃をして中古車の販売します。
なので、あらかじめきれいな状態にしておくことで業者の時間や手間を省くことができ、プラス査定につながりやすくなる場合があります。
また、キレイな状態の車は「丁寧に乗っていた」という印象を与えことができるんです。
ただし、車のキズや凹みなどは修理してから査定に出す必要はありません。
マイナス査定より修理費の方が上回る場合や修復中に相場が下がる場合があるためです。
また、費用を抑えるために自分で修理することもおすすめしません。
修理したのに買取業者が手直し必要と判断した場合、手間や時間がかかるとマイナス査定につながる可能性があるからです。
売却時にキズや凹みが気になる方も多いと思いますが、そのまま査定に出すことをおすすめします。
フォレスターのリセールが高いって本当?その理由を徹底解明:まとめ
まとめ
- フォレスターは、本格的なオフロード走行に対応することができるコンパクトSUV
- 走行性能や安全性能に対する信頼性も高く、日本国内だけでなく海外からも高い人気を誇っている
- リセールバリューとは、車を再販売や転売する際の価格や価値のこと
- フォレスターのリセールバリューが高い理由は、「海外でも人気」「スバル車は値崩れしにくい」「現行型の流通台数がが少ない」
- より高く売却するポイントは、「中古車買取業者選び」「高く売れる時期を選ぶ」「できるだけキレイにする」
今回この記事では、フォレスターのリセールについて紹介しました。
フォレスターは日本国内に限らず、海外でも人気が高い車です。
リセールバリューの高い車ではありますが、より高く買取をしてもらうために業者選びや売却時期、車体の状態をできるだけキレイにしておきましょう。
現在フォレスターの売却を考えている方、これから中古車の購入を考えている方の少しでも参考になれば幸いです。