その疑問にお答えします。
珍しい3列シートのSUVとして発売し、未だ人気のあるマツダのcxー8。
2017年に登場して6年、2023年12月に生産終了となりました。
ココがポイント
売れ行きは好調で、マツダの目標設定よりも2倍以上売れた人気の車種です。
2024年10月に発売されたcx-80に移行するため、世代交代といったところでしょう。
発売当初は人気のSUVから3列シートが出たことで、ライバル車種も少なく一気に人気となりましたね。
生産が終了した今も人気があるのですが、リセールはあまり良くないという情報も。
私もそう思います。
見た目はSUVが欲しいけど、3列あったら便利だよなと考えてた一人です。
新車購入時、cx-8も検討して見に行きましたね。
ここではcx-8の値引き情報やcx-80との比較をしていきます。
cx-8のグレード別装備
cx-8はエンジンによってグレードが異なります。
- 2.5LNA(自然吸気)ガソリンエンジン→25S
- 2.5Lガソリンターボエンジン→25T
- 2.2Lディーゼルエンジン→XD
この3つがベースグレードとなり、装備や内外装の充実がプラスされたものが上位グレードになります。
- Smart Edition
- Black Tone Edition
- Sports Appearance
- Exclusive Mode
- Grand Journey
Smart Edition、Sports Appearance、Grand Journeyは2.5LNAガソリンエンジンと2.2Lディーゼルエンジンの2タイプがあります。
また、Black Tone EditionとExclusive Modeは3種類すべてのエンジン設定があります。
グレードで価格も異なりますので、購入前にグレードの特徴を知っておくのが重要ですね。
25S XD
上記2つのベースグレードは、搭載されたガソリンの違いのみで装備は同じです。
- 17インチアルミホイール
- ファブリックシート
- 運転席にラチェットレバー式シートリフター
- 本革巻きステアリング
- 電動パーキングブレーキ
- LEDヘッドランプ
- 全面UVカットガラス
- 8.8インチセンターディスプレイ&コマンダーコントロール
衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備も全グレード標準装備として付いています。
25SとXDは運転操作サポートの先進安全技術であるセーフティクルーズ・パッケージがオプションとなっています。
ベースグレードにはUSBポートが付いていません。
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ガソリンタイプは燃費が悪いのでディーゼルのXDが売れており、中古車台数も多いようです。
ココがポイント
25SとXDのベースグレードとSmart Editionは7人乗り仕様となっています。
7人乗りは2列目がベンチシートになっているので、ニーズに合わせて選ぶポイントになってきますね。
前倒しできるので、3列目も倒せばフルフラットになり大荷物を乗せるときや車中泊に便利。
2列目ベンチシートタイプが欲しいという人はベースグレードが良いですね。
内装もシンプルで飽きのこない感じなので、特にこだわらないのであれば使いやすいと感じます。
25T
ターボエンジンのベースグレードである25T。
2列目はキャプテンシートタイプなので6人乗りとなっています。
ターボエンジンならではの軽快な走りをしてくれますね。
SUVの見た目とパワフルな走りが気持ち良いと感じます。
標準装備や内外装は25SやXDと同じです。
Smart Edition
25SとXDの上位グレードとなっています。
25S新車価格から+15万円程プラスされた価格で販売されていました。
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- 先進安全装備を標準装備
- 7人乗りと6人乗りの選択可能
- ブラック基調クロスシート素材
- 電動パワーシート+シートヒーター
- ヒーテッドドアミラー
- ヘッドアップディスプレイ
先進安全技術は具体的に
- 360度ビューモニタースマートブレーキサポート
- レーダークルーズコントロール
- アダプティブLEDヘッドライト
- レーンキープアシスト
など、これらの装備が標準化されています。
ベースグレードから+15万円でかなり装備が充実していますよね。
また、スマートエディションは6人乗りと7人乗りの選択が可能になります。
ココがポイント
2列目が分かれていることで3列目への移動がぐっと楽になります。
ベースグレードよりもぐっと快適になるので、人気のモデルですよ。
Black Tone Edition
名前の通り、黒を基調とした内外装が特徴のモデルです。
- ブラックメタリック塗装19インチアルミホイール
- ブラックメタリック塗装(サイドミラー・フロントグリル)
- レッドステッチアクセント
- シート素材がグランリュクス(スエード調)
- サテンクローム加飾
- ワンタッチウォークイン機構
シックで重厚感のある特別仕様車のブラックエディション。
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19インチにインチアップしているので見た目が変わり、力強さを感じます。
ブラックメタリックのグリルも黒のボディカラーと相まってかっこいいですよね。
内装では、シート素材がスエード+合成皮革に赤のステッチが入っています。
エアコンの吹き出し口にダークレッドの色が使われていて、黒✕赤の統一感がある内装の配色がハイセンス。
パワーウインドウスイッチとドアミラーコントロールスイッチにサテンクロームが使われています。
マットな質感のシルバーが、ブラックエディションの高級感漂う雰囲気を壊さずにマッチしていますね。
Sports Appearance
「成熟した大人のスポーツマインドを刺激しつつ、上質さも表現した新機種」をコンセプトに誕生したモデル。
- 19センチアルミホイール
- フロントグリルにブロックメッシュパターン
- 大型のマフラーカッター
- スムーズレザーシート(赤・黒選択可能)
- インパネにハニカムシルバー・サテンクロームメッキ加飾
- シートクッションの凹み位置を変更
- シグネチャーウイングブラッククローム加飾
- クラッディング・ボディロアガーニッシュピアノブラック塗装(艶あり)
ターボエンジンを搭載したモデルなので、パワフルな走りを体験できます。
紹介動画がありますので参考にどうぞ
赤のレザーシートが他のモデルと最も異なるポイントですね。
黒で統一された内装に、赤のシートが映えてスポーツカーのような内装でかっこいいです。
Exclusive Mode
cx-8の最上級グレードです。
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- ナッパレザー(キルティング加工+ブラックパイピング)シート
- インテリアデコレーションパネル(ハニカムシルバー)
- ガンメタリック加飾
- 2列目シートのアームレスト付コンソール
- 電動スライドガラスサンルーフ(チルトアップ機構付)
- BOSEサウンド10スピーカーシステム
2列目の快適性がぐっと上がりますね。
- 2列目シートの電動スライド&リクライニング機構
- 2列目シートのベンチレーション機能
- 電動ウォークイン機能
などが装備され、最上級グレードの快適さを実感できます。
ガンメタリック塗装が外装の随所に加飾されており、上質な雰囲気をプラスしています。
Grand Journey
2022年にスマートエディションの上位グレードとして登場したモデルです。
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4WDのみで、25SとXD仕様が選択可能。
- 走行モードが3種類選択可能
- ハンズフリー機能付きパワーリフトゲート
- 助手席6Wayパワーシート
- セカンドシート左右席のシートヒーター
- ワイヤレス充電
エクスクルーシブモデルと同様にガンメタリック塗装が施され、上質で高級感のある外装となっていますね。
スイッチで走行モードを変えられるM-Driveは通常2種類のみです。
グランドジャーニーはXDがノーマルとオフロード、25Sはノーマル、スポーツ、オフロードの3モード設定です。
また、前席シートのクッションやバネを見直すことで、酔いや疲労感の軽減を図っています。
cx-8の値引き情報
上記でも記載したとおり、cx-8は2023年12月に生産終了となっています。
ですので、2024年11月現在は中古車または、ディーラーの在庫のみでの対応になりますね。
人気車種ですので、店舗在庫はもう終了していると思われます。
では、中古車市場でのcx-8の価格を調査していきます。
cx-8の中古車市場の相場
3年落ち | 200〜350万円 |
5年落ち | 190〜285万円 |
6〜7年落ち | 100〜280万円 |
3年残価率は70%と比較的高いといえるでしょう。
5年残価率は50%とぐんと下がりますが、グレードによって差がありますね。
ディーゼルエンジンのモデルはリセールも良いです。
2017年に登場したcx-8ですが、ガソリンエンジンタイプは2018年に追加されました。
そのため、ディーゼルエンジンのほうが中古車台数も多く販売されています。
また、2020年と2022年にマイナーチェンジがあったため、価格に影響しているようですね。
ココがポイント
2020年にはディーゼルエンジンが改良され、走行性が良くなっています。
ほかにも、ブラックエディションがこのタイミングで誕生しています。
ココがポイント
2022年は全体的に大幅な改良がなされているので、最も装備が充実しているモデルとなっています。
特に後期モデルは安定した走行性や装備の充実さで評判も良かったですね。
安全装備が充実しているスマートエディション以降のグレードがおすすめ。
cx-8は同じ3列シートのSUVであるエクストレイルやランドクルーザーよりも低価格で購入することができます。
cx-80が登場したことで、cx-8から人気も新モデルに移行しています。
cx-80への乗り換えでcx-8が安く手に入るチャンスかも
ただ、生産が終了した車は不具合時にメンテナンスや部品の調達がスムーズに行えない可能性もあります。
新車と中古車どっちが良いのかを比較している動画がありますので参考にどうぞ
生産終了した車を購入するメリットやデメリットを考えて購入したいですね。
中古車を買うデメリットが書かれている記事はこちら
-
【旧型から新型まで】プリウスの値引き攻略!中古車での購入はあり?
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中古車の値引きポイントとは
まず、一般的に中古車の値引きは3〜10%と言われています。
そもそも中古車販売では値引き前提での価格設定をしていないので、値引きは厳しいと考えましょう。
100〜150万円の車から10万円の値引きができれば、かなり値下げしてもらったなという印象です。
ポイント
- 当日即決の意思があることを伝える
- 諸経費でカットできそうな部分をチェック
- 決算期や4〜5月を狙う
これらのポイントを抑えて値引き交渉をしていきましょう。
当日即決の意思があることを伝える
中古車販売会社は、ディーラーと違って競合車種との比較検討はあまり交渉に使えません。
また、他店と価格競合するのもあまり交渉に利用できないと考えます。
中古車店は店舗で車の価格を決めており、他のお店で同じ車種があったとしても年式や走行距離などが異なります。
ですので、同車種だけでは比較対象になりにくいんですね。
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中古車を購入するときには
など、即決の意思があることを伝えると、値引き交渉にも大きく影響していきます。
ただ、この店で即決するのではなく、あくまでも車の購入を早く決めたいということを伝えましょう。
複数のお店で検討するのが良いですよ。
また、具体的な購入希望価格を伝えることでスムーズな値引き交渉につながります。
提示金額の目安は販売価格の15%引き程度が現実的です。
本体価格、諸経費の値下げ交渉をする
支払総額は本体価格+諸経費となっています。
2023年10月から中古車の支払い総額の表示が義務化されました。
ココがダメ
本体価格の安さで集客し、商談後に高額な諸経費を提示するようなトラブルがあったため。
支払総額からの値引きだと、具体的にどこから値下げされたのかわかりません。
本体価格と諸経費の明確な内訳を必ずチェックしましょう。
そこから本体価格の値引き交渉や、諸経費でカットできる部分をチェックし値引き交渉に使います。
下取り時の諸経費や納車費用、管轄外登録費用など購入者が必要か否か異なる費用は諸経費に含まれていません。
例えば
- 車庫証明代行費用
- 納車費用
- 検査・登録代行費用
- クリーニング費
この部分は自分で行うことで費用を抑えることができます。
ココに注意
自分でできる範囲で交渉しましょう。
価格もお店によって差があるので、値引きすることもできそうですね。
決算期や4〜5月を狙う
基本的には中古車は時期で安くなることはありません。
3月・9月の決算期は新車が安くなるので買い替えた車が中古車として出回ります。
多く出回れば値引きされることもありますね。
また、4〜5月は車自体の売れ行きが良くない時期になります。
集客のため価格を下げて売ることがありますので、狙い目の時期になると考えます。
伝説の3列SUVcx-8が欲しい!中古車の値引き交渉ってできる?!:まとめ
いかがでしたでしょうか。
cx-8は発売当初から大人気のSUV車でしたが、生産終了しているので中古車での販売になります。
中古車は新車と異なり、年式や走行距離など買う前にその車を細かくチェックする必要がありますね。
cx−8はグレードがいくつかありますので、装備もチェックしましょう。
生産終了しても未だ人気のあるcx-8。
後悔しない買い方をしたいですね。
是非参考にしてみてください。