そんな疑問にお応えします。
車を購入する方には主に2つのパターンに分かれるのではないでしょうか。
一つはリセールバリューを考えながら5年ほどで買い替える方法を取る方。
もう一つは10年や10万キロを越えるまで、壊れるまで乗り続ける方。
私は正直、後者寄りの考え方の人間です。
前者は経済的に余裕のある人ができる方法だと思っています。
ですが、車種によっては5年ほど経った車でも50%以上が手元に戻ってくることもあります。
今回はそんな2023年のリセールバリューが高かった車のランキングを紹介します。
現在持っている愛車のリセールバリューを知りたい方
リセールバリューの高い車を知りたい方はぜひご一読ください。
Contents
リセールバリューとは
まずは改めてリセールバリューについて確認しましょう。
リセールバリュー
リセールバリューは英語で『Resale Value』と書きます。
『Resale』には再販、『Value』には価値という意味があり、『Resale Value』とは取得した財産を再び売却したときの価値のことです。
リセールバリューは今回紹介している車はもちろん、不動産にも用いられる言葉です。
リセールバリューが高い
リセールバリューが高いとは、新品の購入から数年が経っても価値が下がりにくいもののことを指します。
今回の場合には車がそれにあたりますね。
リセールバリューの高い車となる条件は以下になります。
- 形状や色からの人気の高さ
- 根強いファンがいる
- 現在では入手困難な希少価値の高さ
が、主な条件になります。
リセールバリューの目安
リセールバリューの比率は3.5.7.10年目安で変わります。
経過年数 | リセールバリュー率 |
3年落ち | 50〜60% |
5年落ち | 40〜50% |
7年落ち | 20〜30% |
10年落ち | 5〜10% |
おおよその目安がこちらになります。
このパーセンテージよりも上回っている場合にはリセールバリューの高い車と考えて良さそうです。
リセールバリューのパーセンテージは残価率と呼ばれることもあります。
2023年のリセールバリューが高かった車種ランキング
リセールバリューの条件を確認できたところで本題であるリセールバリューの高い車ランキングに行きましょう。
国内生産車総合ランキング
トヨタ:ランドクルーザー
トヨタ:FJクルーザー
トヨタ:ランドクルーザープラド
トヨタ:アルファード
スバル:WRX STI
4位までをトヨタ車が独占していますね。
トヨタはそもそも取り扱っている車種が多いです。
しかし、世界のトヨタと言われるほどに海外でも人気のメーカーですからおのずとリセールバリューは上がります。
10年落ち総合ランキング(残価率)
ランサー GSRエボリューションX MT(76.3%)
GT-R プレミアムエディション(67.6%)
フェアレディZ ニスモ MT(57.7%)
ランドクルーザープラド 2.7TX(55.3%)
FJクルーザー カラーパッケージ(54.5%)
10年落ちの残価率については走行距離も関係してきますが、10年前の車で50%以上あるのはすごいことですよね。
そして国内生産車ランキングにもあったランドクルーザープラドとFJクルーザーがこちらでもランクインしていました。
軽自動車ランキング
何気に軽自動車も利用している方が多いのではないでしょうか。
今回は5年落ちの軽自動車のリセールバリューの高い順を発表します。
スズキ:ジムニー(71.5%)
スズキ:スペーシアカスタム(64.2%)
ダイハツ:ムーヴキャンパス(59.8%)
スズキ:スペーシア(53.3%)
ホンダ:N-BOXカスタム(52.9%)
スペーシアは2種ランクインという強さ。
カスタムの方がベーシックなものよりもリセールバリューが高くなるようですね。
上位車のリセールバリューを上げる購入ポイント
買取価格が少しでも高い方が嬉しいですよね。
今回ランクインした車たちはそもそも価値が高いですが、リセールバリューを上げるためのポイントを紹介します。
基本編
まずはどの車にも共通するポイントを紹介します。
比較的年数の新しい人気車を選ぶ
日本国内ではSUVやミニバンが特に人気があるのでリセールバリューが高い傾向にあります。
しかし、供給過剰になってしまうと逆に安値で買い取られてしまうこともあります。
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希少な車種
リセールバリューの項目でもお伝えしましたが、希少な車は世界で数台しかないものや国内限定などは価値が高くなります。
最近の車で例をあげてみますね。
Jeep JapanからGrand Cherokeeの30周年を記念したモデルが全国で90台のみの販売となります。
単純計算として各都道府県で2台ずつしか販売されないということです。
そう考えるとかなり貴重な車だとわかりますよね。
海外にもファンのいる車種
日本車はそもそも壊れにくいことから海外でも人気があります。
海外にも販売ルートを持っている買取店なら高めに買い取ってもらえる可能性があります。
また、日本国内では10万キロを走った車の価値はガクッと下がります。
ですが、海外では車検制度がないところもあるそうです。
ですから10万キロ走っていた車や多少不具合がある車でも相場の平均より高値で買い取ってもらえる事もあります。
自動ブレーキなどの人気オプションがついている車はリセールバリューが高くなる
つけるオプションによってはリセールバリューが高くなるんです。
それを付けているか付けていないかで20〜50万円も差がつくものもあるんですよ。
基本的にリセールバリューが高くなるオプションは後付け不可のものです。
車に直接組み込まれるものがそれにあたります。
どんなオプションがいいのかは後ほど車種ごとに紹介します。
リセールバリューの高いカラーを選ぶ
リセールバリューの高いカラーは何色だと思いますか。
実は万人受けのいいカラーがこれにあたります。
ホワイト系、ブラック系、シルバー系のカラーは老若男女が選びやすいですよね。
中古車となると尚更です。
他には車種のイメージカラーになっているものであればイエロー系やブルー系でも買取価格が高めになる場合があります。
イメージしやすい車だとハスラーとかでしょうか。
ビビットなカラーが可愛い車ですよね。
出典引用:スズキ
ランドクルーザー編
ここ数年リセールバリューの上位に君臨し続けているランドクルーザー。
今回はランドクルーザープラドで紹介します。
グレード:TX-L パッケージ
TXよりもワンランク上の内装になります。
気になる内装はこちらをご覧ください。
人気カラー:パールホワイト・ブラック
ランドクルーザーはカラー展開が豊富ですが、やはりリセールバリューを狙うなら1番人気のパールホワイトか次に人気のブラックがおすすめです。
人気シートカラー:ニュートラルベージュ
ランドクルーザーのシートは明るめのニュートラルベージュと落ち着いたブラックの2色が展開されています。
上品な印象、汚れや劣化の影響を受けにくいニュートラルベージュが人気です。
オプション:サンルーフ・ルーフレール・寒冷地仕様
こちらのオプションは後付けが不可です。
アウトドアが趣味な方はルーフレールも活用されることと思います。
しかしアウトドア系の趣味がない方はいる?と考えますよね。
ランサー GSRエボリューションX MT編
ランサーエボリューションは2015年をもって生産が終了しています。
そのなかでも人気だったグレードがGSR。
現在は販売されていない、すなわち希少価値が上がっているという事ですね。
新車の購入は不可能ですが、中古車の販売はありますからぜひ内外装チェックはしてみてください。
ジムニー編
最後は軽自動車ランキング1位のジムニーです。
グレード:XCグレード
このグレードは購入がしやすい価格ながらも豪華な装備が標準として付いてます。
ジムニーはアウトドア向けですが、都市部での走行も燃費がいいです。
内外装はこちらからご確認ください。
人気カラー:ブルー・ブラック・ホワイト
リセールのカラーを考えるとブルーは意外なカラーかもしれません。
ですが、ブルーは若者や女性に人気なんです。
ブラックは汚れが目立ちにくいというメリットの他に、ビジネスシーンでの利用にも違和感のないカラーになります。
ホワイトは近年じわじわと選ばれつつあるカラーになっています。
オプション:ナビゲーションシステム・革製シート・リモートエンジンスタート
ナビゲーションシステム
都市部での利用はもちろん、長距離移動時にも重宝します。
最新の道路情報や渋滞状況をリアルタイムで教えてくれるので移動計画が立てやすくなりますね。
革製シート
革製ということでさらに豪華、高級感が生まれます。
また、革製は長時間座っていても疲れにくいのでおすすめです。
リモートエンジンスタート
距離感の確認は必要ですが、自宅や室内からエンジンをかけることができます。
エンジンがかかるということは自動的にエアコンも起動します。
夏場の灼熱な車内や冬場の指先や足先が冷えてしまって運転しづらいを解消してくれます。
車内を綺麗に保つコツ
リセールを考えているなら車内はできるだけ納車時の様な状態を維持したいですよね。
そこで車内を綺麗に保つポイントをいくつか紹介します。
①定期的に掃除をして汚れの固着を防ぐ
掃除機やコロコロなどで埃を取ったり、ダッシュボードやガラスの汚れを取るなど定期的に掃除する事で汚れの固着を防げます。
食べ物や飲み物をこぼしてしまった時にサッと掃除するためにも車に常備しておきたいですね。
②シートカバーを使う
車のシートといえば革製のものと布製のものがありますよね。
革製であれば、何かをこぼしてしまってもサッと拭くことができます。
しかし、布製となると革製よりも染み込むのが早いのでシミなどになりやすいですよね。
我が家もですが、子どもがいるご家庭は特に食べこぼしや飲みこぼしの可能性が高くなります。
それを防ぐことができるのがシートカバーです。
こちらは例としてランドクルーザープラドに適しているシートカバーです。
ランドクルーザーの場合はすでに革製シートではありますが、長期利用するとやはり劣化はしますから擦れなどの防止にカバーを付けるのも有りですね。
③除菌スプレーで雑菌を防ぐ
テレビCMでも見た事があると思いますが、車内にも雑菌は繁殖します。
咳やくしゃみはもちろん、夏場やお仕事、趣味などで汗をかく機会が多い方もいらっしゃいますよね。
布製のシートですと汗をシートが吸うこともあります。
完全除去は難しいですが、除菌スプレーでシートから発する臭いの予防になります。
こちらはタバコや焼肉の臭いも消してくれる除菌・消臭スプレーです。
香りが残らないタイプということなので使いやすいです。
赤ちゃんや小さいお子さんがいる家庭に嬉しいのがミルトンのノンアルコール除菌スプレー。
チャイルドシートにも安心して使う事ができますよね。
④紫外線カットフィルムを使う
紫外線はダッシュボードの日焼けや本革を痛めてしまいます。
最近の車のガラスはUVカットガラスが使われています。
しかし、中古車になるとUVカットがない場合もありますのでぜひ付けておきましょう。
紫外線カットはもちろんですが、遮熱・断熱もしてくれるので夏場の灼熱車内の対策にもなります。
シールになっているのでどなたでも付ける事ができます。
こちらはジムニー専用のダッシュボードカバーです。
探していくと車体に合わせた専用カバーがあるのでカットや採寸の必要がなくていいですよね。
定期的な掃除でリセールバリューを上げていきましょう。
2023年度のリセールバリューが高い車ランキングを紹介‼︎:まとめ
リセールバリューの高い車ランキングはいかがでしたか。
購入を検討していた方、愛車の価値を知りたかった方のおメガネに適っていたら嬉しいです。
10年落ちの車の場合はすでに生産が終了し、後続車がないものの方が価値が高いようです。
ランクインしていなかったとしても少しでも手放す時にお金が戻ってくるように掃除や日焼け対策してみてください。
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