あなたは短期で乗り換える派ですか?
それとも壊れるまで乗る、乗り潰す派ですか?
ちなみにわが家の場合は、後者の「乗り潰す派」です。
短期で乗り換えるにしても、乗り潰すにしてもそれぞれのメリット・デメリットはあります。
しかしこれがリセールバリューの良いと言われる、アルファードの場合はどうでしょうか。
アルファードを購入した時の金額より高く売れた、もしくは購入額より少し低いくらいの金額で売却できた…なんて話をよく耳にしますよね。
「リセールバリューの良さに期待して、ちょっと無理してアルファードを購入したんだ」って声も聞きます。
自営業的には減価償却ができるので3年乗り換えでクルマを買い替える人が結構多いんだけど、そういう場合はリセールの高いクルマがターゲットになるよね。クラウン、ランクル、プラド、ハリアー、アルファード/ヴェルファイア、プレミオ/アリオンとか。このあたりは3年後リセールが60〜70%。
— hal (@hal47260) October 20, 2017
アルファードも3年で乗り換える方がお得?それともやっぱり欲しくて手に入れた憧れの1台だから、長く乗ったほうがいい?
アルファードを手に入れた皆さんはどのように考えているのかな?
乗り潰す派の我が家ですが、アルファードのリセールバリューの良さに心惹かれて「3年で乗り換えるとどんな感じ?」と興味が湧いてきました。
この記事ではアルファードは何年で乗り換えるのがお得か?と言う事の他にも、アルファード以外の一般的な国内中古車も短期で乗り換えるのと乗りつぶすのとどちらがお得なのか解説しているので最後までお付き合いくださいね。
これを読んだらあなたの今までのこだわりも揺らぐかもしれませんよ。
それでは私も「乗り換える」に心が揺れているところで、お話スタートです。
Contents
車は短期で乗り換える派?乗り潰す派?
アルファードに限らず、車を短期で乗り換える人は「3~5年で乗り換える」という人がほとんどです。
そこでまずは「車を売るなら3年が絶対にお得」と言われる、車を3年で乗り換えることのメリットから見ていきましょう。
車を短期で乗り換える派
車を3年で乗り換えるメリット
❶車検を1度も受けずに済む
❷買い取りや下取りの価格に期待が持てる
❸メンテナンスや部品交換が最小限で済む
❹メーカーの新車保証の期間内
❺任意保険の新車割引の適用
❻常に新しい車に乗れる
ひとつずつ詳しく見ていきます。
❶車検を1度も受けずに済む
新車購入の場合、初回の車検は3年です。
ですから新車購入から3年以内に売却してしまえば車検を受けなくても済むので、車検費用が浮くことになります。
❷買い取りや下取り価格に期待が持てる
新車購入~3年落ちまでの車は、走行距離や車体の状態にもよりますが、概ね高額な査定額が期待できます。
この売却益を次の乗りたい車の費用に充てれば、持ち出し金が少なくて済みますね。
❸メンテナンスや部品交換が少なくて済む
新車購入から3年以内であれば、メンテナンス費用はほとんどかかりません。
法定点検を行う場合も、最小限の費用で済みます。
❹メーカーの新車保証の期間内
新車購入時には「新車保証」が付いてきます。
メーカー保証には一定の条件がありますが、ユーザーを手厚くサポートしてくれる有り難い保証です。
一般保証 | 特別保証 |
対象:車を構成する部品(消耗品・油脂類・別扱い保証品を除く) | 対象:車を構成する部品のうち、メーカーが指定した走行性能・安全性能・環境性能に関わる重要部品 |
保証期間:新車登録後3年、または6万キロのいずれか早い方 | 保証期間:新車登録後、5年または10万キロのいずれか早い方 |
3年以内の乗り換えならほぼ間違いなく、保証を受けることができるでしょう。
❺任意保険の新車割引の適用
新車の初年度登録年月から25ヶ月以内に任意保険に加入したものに限り、任意保険の割引が適用されます。
❻常に新しい車に乗れる
車の技術は日進月歩で進み、時が経つほど最新で快適な車が発売されます。
車好きでなくとも新しい技術や、仕様の車に乗ってみたいと思うのは当然だと思います。
ちなみに私は人や物を感知したら自動で止まるとか、避けるとかしてくれる車に乗ってみたいです。
確かに3年で乗り換えると様々なメリットがあってどれも魅力的です。
では次にデメリットも見ていきましょう。
3年で乗り換えるデメリット
❶ローン残債に対応
❷トータル費用で損をする可能性がある
こちらもひとつづつ詳しく見ていきます。
❶ローン残債に対応
新車購入時にローンで購入していた場合、ローンの残債があると勝手に売却することが出来ません。
なぜなら、車の名義はローンを組んだ金融機関などにあるためです。
そのためローンの残債に対応する必要があります。
残債の返済ができれば問題ないのですが、返済できない場合は次の新車のローンに上乗せするか、ローンの組み直しなどが必要になります。
❷トータル費用で損をする可能性がある
最新の車を購入し3年で売却した場合、ごく一部の例外(ジムニー・ランクル・アルファード・ヴェルファイア等)を除いて売却額や下取り額は新車購入額よりも安くなります。
ですから3年で乗り換えることのトータル費用がどれくらいになるのか、しっかりと計算しながら検討するようにしましょう。
では車を短期で乗り換える方の意見も伺ってみましょう。
乗り換える派
自分が経済を回している。
乗り換える派
3年以内なら故障なしで乗れるから。長く乗っても二回目の車検が来る前に手放す。
故障やメンテナンス費用を考えると、それなりの金額で売れるうちに乗り換えます。
乗り潰す派の意見の方は、皆さん自分なりの買い替え基準があるようです。
保証期限が切れた時
二回目の車検前
5万キロで乗り換える
下取りや買取価格が高いうちに乗り換える
という意見が目立ちました。
乗り潰す派
では今度は「乗り潰す派」を見ていきましょう。
乗り潰す派メリット
❶新車を購入するより、出費を抑えることができる
❷車に対する愛着がわく
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
❶新車を購入するより、出費を抑えることが出来る
新車を購入する時に次のような大きな費用がかかります。
- 車の購入費用
- 諸費用
ですが、乗り潰すことを前提にしているならこのような大きな費用は少なくとも10年程度はかかりません。
ですから費用を大きく節約できることが一番のポイントでしょう。
❷車に対する愛着がわく
自分が乗りたい車を選び、内装やオプションなどにもこだわって購入した車はとても愛おしいものです。
それが長いお付き合いとなればなおさらでしょう。
乗れば乗るほど離れがたくなりますよね。
私の車は購入時、11年落ち10万キロオーバーの軽自動車です。
車の運転免許証を取った時に「軽自動車に乗りたい」と思いつつも最初に乗った車は1300ccの車でした。
それから結婚して主人所有の普通自動車に乗り、ミニバンに乗り換え…とずっと大きい車に乗ってきました。
ですが、やっと運転免許証を取ってからン十年越しの願いが叶い、2年前に中古ですが自分の軽自動車を持つことが出来ました。
引き出し式のミニテーブルも助手席に付いていて(最大のお気に入り箇所です)車の形もコロンと可愛い形です。
車の色は白っぽいベージュで、ハンドルカバーを淡いピンクにしたら「私の大好きなコリラックマカラーじゃん!」とテンションの上がる車になりました。
最先端を逆走している装備の車ですが、私には壊れるまで乗り続けたいお気に入りの車です。
乗り潰すデメリット
❶修理費・メンテナンス費用がかかる
❷買取価格が落ちる
❸修理時にパーツの在庫切れの可能性がある
❹経過年数によって自動車税などの税率が高くなる
❺燃費が悪い
「乗り潰す派」は一見デメリットの方が多いように見えますが、こちらもひとつづつ見ていきます。
❶修理費・メンテナンス費用がかかる
車を長く乗ることの最大のデメリットは、故障した場合の修理費が大きくなる可能性があることです。
特にエンジン類などの故障だと数十万円ほどの費用がかかるので、買い替えを勧められることも多いです。
❷買取価格が落ちる
最近では海外輸出をすることから10年落ちの車でも買い取り額が付くようになりました。
しかし一般的な国内中古車は10年落ちになると、ほぼ買い取り額がないと考えたほうが良さそうです。
ですが「どんな車でも買い取ります」という、うたい文句の中古車買取業者もあるので諦めずに見積もりを依頼してみましょう。
❸修理時にパーツの在庫切れの可能性がある
現行車の販売が中止されたとしても、10年程度は部品を保有していなければいけないという決まりがあります。
しかし10年を超えてしまうとパーツがない、取り寄せなどで時間がかかる等のリスクが発生する可能性があります。
❹経過年数によって自動車税などの税率が高くなる
- 自動車税
- 自動車重量税
この2つは新車登録から13年経過で税率が上がってしまいます。
環境問題に配慮した法改正の結果です。
❺燃費が悪い
古い車はどうしても燃費が良くありません。
特に昨今のガソリン代の高騰は家計を直撃してしまうので、ガソリン代のことを考えると買い替えを…と悩んでしまうかもしれませんね。
では「乗り潰す派」の意見にも耳を傾けてみましょう。
乗り潰す派
下取りを意識して傷や汚れを気にしながら乗るのは自分には向いていない。
車は古くなるけど、愛車への愛着や傷などを気にしないで乗れる・好きなようにイジれる等のメリットがあります。
乗り潰す派
自家用車は耐久型消耗品なので、経済的に1番賢いのは「道具として使い切ること」です。
乗り潰す派の方は堅実な方や車好きの方が多いようですね。
ちなみに我が家も「乗り潰す派」です。
我が家の場合は、主人がとても堅実なので「トータルで見ると乗り潰した方が車両に関わる出費が安くなる。この費用の節約効果が1番大きい」のだそうです。
アルファードの3年乗り換えはお得?
ここまで一般的な国内中古車を3年で乗り換えるか、乗り潰すかのどちらが良いのかを見てきました。
ではリセールバリューが良いとされるアルファードの3年落ちの場合はどうなのでしょうか。
結論から言ってしまうとアルファードは購入も売却も3年落ちが狙い目です。
ではその理由を購入する時と売却する時のそれぞれで見ていきます。
アルファードを3年落ちで購入する場合
アルファードは最上級のミニバンとして知られており、車内空間の広さや快適性が魅力のファミリー向けの車です。
また海外での人気も高いためリセールバリューの良さも話題になり、2023年6月に発売された新型アルファードも納期が最長2年待ちという人気ぶりです。
では、そんな魅力いっぱいのアルファードをお得に購入することは可能なのでしょうか。
それが今からお話する「3年落ちのアルファード」なんです。
さっそく詳しく見ていきましょう。
3年落ちのアルファードのメリット《購入編》
3年落ちしただけで新車よりもお得に購入出来る
アルファードを新車で購入するとなると、グレードの高いものだと700万円を超えるため欲しくても購入できないと思う方も多いのではないでしょうか。
ですが3年落ちのアルファードの中古車市場は大体新車の70%~90%の価格帯と言われています。
さらに3年落ちくらいであれば、新しさもまだ残っています。
新車よりも安い価格で新車に近い新しさのアルファードが手に入るメリットの最大のタイミングが「3年落ち」です。
新車よりも納期が短い
2023年6月に発売された新型アルファードの納期は最長で2年待ちです。
今すぐに乗りたいのにあなたは2年、待てますか?
待っている間に乗りたい気持ちがしぼんでしまうかもしれないし、他に乗りたい車が出てきてしまうかもしれません。
どうしても新型アルファードに乗りたいなら、納車日を首を長くして待つしかありません。
ですが「アルファードに乗りたい!」であれば、中古車なら納車までの平均日数は1週間~2週間程度です。
少しでも早く手に入れて、アルファードライフを楽しみましょう。
故障なども3年落ちなら大きな心配はない
また、中古車だと故障が心配と言う方もいらっしゃると思います。
ですが3年落ちの車ならば、特に心配する必要はないでしょう。
中古車の購入時に整備点検記録などをチェックすることで、前オーナーの車の扱い方がわかります。
そして適切なメンテナンスがされていて走行距離も短いものならば、新車に近い保証を受けながら長く乗れる可能性が大きいです。
アルファードを中古車で購入する際のチェックポイント
内装
汚れやタバコ臭などの匂い・ドアや窓のゴムなどの劣化等。
エンジンの状態
ライトが暗い、試乗中に異音がしたなど少しでも気になったら担当者に積極的な質問を。
自分の乗りたい(目的に合った)モデルかどうか
アルファードには様々なモデルがあるので、自分の目的に合ったタイプを選ぶ。
例:燃費にこだわる⇒ハイブリッド、内外装をグレードアップしたい⇒エアロタイプ、8人乗り希望⇒X/Sなど…。
アルファードを3年落ちで売却する場合
今度は今所有しているアルファードをお得に売却する方法です。
リセールバリューが高いアルファードは、売却する時もやっぱり3年落ちがお得なんです。
売却する時の買取価格相場や人気カラー・グレード、お得な売却時期などを見ていきましょう。
アルファードがお得に売却できる理由
アルファードは新車で購入すると高いため、中古車での購入を検討する方が増えている
ファミリー層からの強い支持
夫婦でアウトドアを楽しみたい方が増えている
中古車としての価値が下がりにくい
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売却時の買取価格相場
年式や走行距離、車の状態などによって変わってきますが、参考までに3年落ち(2020年式)のアルファードを見てみましょう。
年式 | 2020年式(令和2年) | ||
走行距離 | 1万キロ | 3万キロ | 5万キロ |
下取り相場価格 | 350.7万円~387.1万円 | 308.1万円~378.3万円 | 259.3万円~312.7万円 |
買取相場価格 | 381.8万円~455.7万円 | 346.7万円~415.8万円 | 311.6万円~375.9万円 |
また5年落ちで走行距離が10万キロを超えていても買取価格が100万円以上になる可能性もあります。
また、新型モデルであればあるほど高額で取引される傾向にあります。
高価買取が期待できるカラー
また、高い買い取り額の高いカラーがあります。
それはズバリ「ホワイト」「ブラック」です。
確かに街中を走っているアルファードは、ホワイトかブラックのカラーの印象が強いですよね。
他の色を見たことがないと言っても過言ではないくらいです。
それには買取価格が影響していたんですね。
高価買取が見込めるグレード
車体カラーにも高価買取が期待できるカラーがあるように、グレードにも高価買取が期待できるものがあります。
それが「ガソリンエンジンのS"Aパッケージ」です。
ガソリンエンジンが人気なのは、海外人気があるのがガソリン車だからです。
またこのグレードは助手席スーパースライドシートが標準装備されており、使い勝手の良さだけでなく内装の格好良さも兼ね備えています。
お得な売却時期
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買取査定のポイントとしての売却タイミングは、モデルチェンジよりも前です。
アルファードは根強いファンが多く、新型の販売開始とともに乗り継いでいく人が多い車種です。
ですからモデルチェンジを機に売却する人が増えて、買取価格が下がりやすい傾向にあります。
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いかがだったでしょうか。
アルファードを今現在所有している方も、これから購入を考えている方も「3年落ち」が狙い目でかなりお得だと言う事に気付かれた方も多いのではないでしょうか。
正直、我が家は「乗り潰す派」だったので「3年落ち」がお得だという情報も半信半疑でした。
ですがアルファードに限っては、売却するタイミングによっては購入額に近い金額での買取が期待できるという目から鱗のものでした。
次に買うならアルファードか?とお気に入りの私の夢の軽自動車があるのに、3年落ちのアルファードをネットで探してしまいます。
ですが、長い目で見れば「乗り潰す」ことが結果お得だと言うことも事実です。
ですからこれは「買い替える派」と「乗り潰す派」のそれぞれの意見にもあるように、自分の価値をどこに置くか?ですよね。
私のように「車は生活に必要なもので移動のための手段」の位置付けの方でしたら、大きな出費が長年にわたって抑えられる「乗り潰す」の選択は大いにアリ!だと思います。
この記事が読んでくれた皆さんの素敵なカーライフの一助になれたのなら、とても嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。