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低速時の車の異音「コトコト」放置は危険!原因と修理費用の全知識

車から何か変な音がする。このまま放置していて大丈夫かな?

このような悩みにお答えします。

走り始めや段差を乗り越える時、車から聞こえる「コトコト」という音。

もしかして故障?
修理代はいくらかかる?

そんな不安を抱えていませんか。

その異音は、放置すると大きなトラブルに繋がる可能性もあるため、注意しなくてはなりません。

この記事では、異音の正体から原因別の修理費用の目安まで徹底解説!

あなたの不安を安心に変えます。ぜひ最後までご覧ください。

 

低速時の「コトコト音」考えられる5つの原因

車から聞こえる「コトコト音」。考えられる主な原因は5つあります。

原因の見当がつくだけでも、漠然とした不安は軽くなるはずです。

ご自身の車の症状と照らし合わせながら、読み進めてみてください。

サスペンション部品の不具合や摩耗

サスペンションは、路面からのデコボコを吸収して車を安定させるクッションのような役割をしています。

このクッション機能の中心であるショックアブソーバーなどが古くなると衝撃を吸収しきれなくなり、小さな段差でも「コトコト」という音が出やすくなります。

「最近、乗り心地が悪くなった」と感じる場合は、この部品の劣化が原因かもしれません。

スタビライザーリンクやブッシュの劣化

スタビライザーは、カーブで車体が左右に傾くのを抑える棒状の部品です。

その両端についている

  • 「リンク」という接続部品
  • ゴム製の「ブッシュ」が劣化する

と、部品同士に隙間が生まれます。

そのため、少しの段差を乗り越えたりハンドルを切ったりした際に、その隙間で部品がぶつかり合い「コトコト」と音が発生します。

ホイールベアリングや各種ジョイントの摩耗

タイヤの回転を滑らかにする「ホイールベアリング」。

車体とタイヤをつなぐ関節部分の部品(ジョイント)は、走行と共に少しずつ摩耗します。

摩耗が進むと部品に「ガタ」と呼ばれる緩みが生じ、走行中の振動やハンドル操作によって部品がわずかに動き、異音の原因となります。

特に足回りからの音の場合は、これらの部品が原因のことが多いと言われていますよ。

ブレーキパッドの調整不良や摩耗

ブレーキパッドがすり減ったり、パッドを固定している金具が緩んだりすると、ブレーキ装置の中で隙間が大きくなります。

その結果、ブレーキを踏んでいない時に、走行中のわずかな振動でパッドがガタガタと揺れて「コトコト」と音を立てることがあります。

ブレーキを軽く踏むと音が消える場合は、この可能性が考えられます。

車内内装の干渉・緩み

意外な原因として、故障ではなく車内のプラスチック部品が音を立てている場合があります。

例えば、

  • ダッシュボードやドアの内張りの固定が緩んだり
  • グローブボックスに入れた物が走行中に動いたり

して音が出ます。

まずは車内を整理し、収納ボックスの中身などを確認してみることで簡単に解決するケースもあるため、試してみるのもありです。

 

車を整備してもらう際の3つのポイント

車からコトコト音が聞こえたら、まず「整備」をしてもらう必要があります。

ここでは整備に関する3つのポイントを紹介していきますので、メモを取りながら実践してみてください。

異音がした場合は早期の診断・修理が安全面で重要

車からの「コトコト」という音は、「このままだと危険だよ」という愛車からのSOSサインです。

小さな音でも放置すると

  • 走行性能の悪化
  • 重大なトラブル

に繋がる恐れがあります。

自分や同乗者の安全を守るためにも、異変に気づいたら「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにせず、できるだけ早くプロに点検してもらいましょう。

早期発見は修理費用を抑えることにも繋がります。

整備工場での詳細見積もりをしてみらう

修理を依頼する前には、必ず「見積もり」をもらいましょう。

良い整備工場は

  • どの部品をなぜ交換する必要があるのか
  • 部品代と作業代がそれぞれいくらかかるのか

を詳しく説明してくれます。

可能であれば複数の工場で見積もりを取ることで、料金や修理内容を比較でき、納得して修理を任せることができます。

不明な点は遠慮なく質問することが大切です。

国家資格を持つ整備士や専用診断ツールを活用する整備工場を選ぶ

車の修理は、人の手術と同じで専門知識と技術が必要です。

「自動車整備士」という国家資格を持つ整備士がいる工場は、信頼できる技術力の証です。

最近の車は複雑なため、専用の診断ツールがないと原因を正確に特定できないこともあります。

大切な愛車を安心して任せるために、こうした資格や設備が整っているかどうかも工場選びの参考にしましょう。

 

車の異音時の修理費用の目安

ここでは、気になる修理費用について紹介していきます。

あくまで目安となるため、事前に修理業者に修理費用を必ず確認するようにしましょう。

原因部位 修理費用(部品+工賃)
スタビライザー・ブッシュ 5,000円~20,000円
ショックアブソーバー(1本) 15,000円~50,000円
タイロッドエンド 10,000円~25,000円
アッパーマウント 14,000円~20,000円
ロアアームジョイント 15,000円~25,000円
ホイールベアリング 10,000円~40,000円/1輪
内装干渉(DIY可能時) 0円~1万円程度

「コトコト」という音を放置してしまうと、悪化する原因となり高額修理になる可能性があります。

安全に、且つ安価ですむようにするためにも、早めの対応をおすすめします。

 

低速時の車の異音「コトコト」放置は危険!原因と修理費用の全知識:まとめ

車から異音がすると「壊れるのではないか」「交換が必要なのか」といった不安が襲ってきますよね。

「コトコト」といった異音は、車からのSOSサインかもしれません。

まずはすぐにプロに「見てもらう」ことが大切です。

早めの点検が、結果的に高額な修理費用を防ぎ、なにより安全を守ることにつながります。

 

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