
そんな疑問にお答えします。
ガソリンスタンドなどに併設されている洗車機。
本当に使っても大丈夫なのか、どうやって操作すればいいのか、いろんな疑問を持つ方も少なくありません。
近年の洗車機は進化しており、車の塗装やパーツに優しい設計がされています。
その一方で、使い方や注意点を知らないと、逆に愛車を傷つけてしまう可能性もあるのです。
この記事では、洗車機の基本の使い方から、洗車機の注意点についてお伝えいたします。
初めてでも安心して使えるように、正しい使い方を知っておきましょう。
さらに、人気の手洗い洗車との違いや、洗車後にやっておくべきメンテナンスについても触れていきます。
洗車機の種類と選び方

洗車機にはいくつかの種類があり、使い方や仕上がりも異なります。
ブラシ式洗車機
最初に多く流通されたのがこのタイプの洗車機になります。
回転ブラシで車体をこすって汚れを落とすスタイルです。
短時間で洗車は完了しますが、古いタイプは傷の原因になることも。
ノンブラシ(布ブラシ)式洗車機
次に、ノンブラシ型の洗車機です。
柔らかい布がボディをなでるように動くことで洗車していきます。
傷がつきにくく、現在の主流タイプとなっています。
高圧ジェット式洗車機
高圧ジェット式ではブラシを使わず、高圧の水流で汚れを除去していきます。
より優しく車を洗いたい人におすすめの洗車機です。
身近にある洗車機はどのタイプなのか、事前に確認しておきましょう。
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洗車機の使い方ステップ

洗車機の利用は非常に簡単です。
その中でもいくつかのポイントを押さえておくと失敗を防げます。
1つずつ確認しておきましょう。
ミラー・アンテナ・ワイパーを収納/固定
どの洗車機のタイプでも共通するポイントです。
洗車機の動作で、これらの部品が破損する恐れがあります。
特にアンテナは車上で忘れやすいポイントなので、気を付けましょう。
タイヤをガイドレールにしっかり合わせる
洗車機はレールに沿って稼働します。
なので、レールに合わせて停車しましょう。
ずれると機械が停止してしまうこともあるので注意しましょう。
洗車メニューを選ぶ
水洗い、シャンプー、ワックスなど必要なメニューを選びましょう。
撥水などオプションも選ぶとメニューの値段も変わります。
予算と目的に合わせて選択しましょう。
窓とドアを完全に閉める
洗車をする際、最も忘れてはいけないポイントです。
窓を閉め忘れると車内に水が入るトラブルに繋がるので、完全に閉めるのを忘れないようにしましょう。
洗車終了後すぐに乾拭き
洗車を終えたら、すぐに乾拭きをしましょう。
水滴を放置するとウォータースポットの原因になります。
洗車のウォータースポットとは、ボディに残った水滴がレンズのように太陽光を集める現象を指します。
ウォータースポットによって塗装面が焼き付けられるとクレーターのように陥没させてしまうことがあります。
ウォータースポットを防ぐ為に、乾拭きをしっかりしましょう。
これで洗車機の使い方は完了です。
洗車機使用時の注意点5選

洗車機を使用する際に注意しておくポイントをまとめてみました。
大切な車を守るために、しっかりポイントを押さえておきましょう。
傷の原因になりうる「砂や泥」を事前に洗い流す
事前の予洗いなしで洗車機を使うと、砂や泥がこすれてボディに傷をつけることがあります。
ボディに優しい洗車機タイプを選んでも、小キズに繋がります。
黄砂の時期など、先に予洗いをしてから洗車機へ持ち込みましょう。
洗車前に「リアスポイラー」など外装部品の状態をチェック
カスタムパーツを付けている場合は、それぞれのパーツの確認が重要です。
脱落しやすいパーツがないか確認しておきましょう。
強風・極寒の日は避ける
洗車機を利用する際、天候の確認も必要です。
水が凍結して機械に不具合を起こすこともあります。
せっかくの洗車効果を下げてしまうので、注意しておきましょう。
ワックスや撥水処理の効果を過信しない
ワックスや撥水処理は長期間効果が持続するわけではありません。
ワックスや撥水処理は定期的にするようにしましょう。
コーティング車には専用メニューを選択
高級コーティング車は、ブラシタイプだとコーティングがはがれる可能性があります。
ノンブラシ洗車や水洗いだけの設定を選ぶのがベスト。
大切なコーティングを守っていきましょう。
手洗い洗車との違いとメリット比較

洗車には大きく分けて手洗い洗車と機械洗車に分かれます。
両者にはそれぞれ特徴があるので、違いを見ていきましょう。
仕上がりの違い
手洗い洗車は、人の手でスポンジやクロスを使って細部まで丁寧に洗い上げます。
その為、ホイールの隙間やバンパー下部など機械では届きにくい部分もきれいにできます。
一方、機械洗車は短時間で全体を一気に洗浄できるのがメリット。
その分、細かい汚れや形状の複雑な部分には対応しにくいという面があります。
車への負担の違い
手洗いは柔らかいクロスやスポンジを使用することで、塗装への摩擦を最小限に抑えられます。
逆に、機械洗車ではブラシの素材や洗車機の構造によっては小さなキズ(洗車キズ)がつきやすい場合があります。
コスト・時間面の違い
機械洗車は比較的安価で短時間で済むため、手軽さが大きなメリットです。
対して手洗い洗車は時間と手間がかかります。
ですが、その分仕上がりの美しさや車への優しさが得られます。
それぞれのメリット・デメリットを比較した上で、自分に合った洗車機を選びましょう。
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【洗車機の使い方ガイド】初心者も安心できる注意点もお伝え:まとめ

今回は初心者の人でも分かりやすい、洗車機の使い方や注意点についてお伝えしました。
今回の記事のポイント
洗車機はブラシの種類を気を付けないと傷がついてしまう
車の汚れがひどい場合は洗車機前に予洗いが必要
手洗い洗車は「丁寧さ・美しさ・塗装保護」に優れている
洗車機での洗車は「早さ・手軽さ・低コスト」が魅力
洗車機を正しく使って、時短&コスパ良く車を美しく保とう
洗車機は、正しく使えば非常に便利でコストパフォーマンスの高い選択肢です。
手間をかけずに車を美しく保ちたい方にとって、強い味方となります。
この記事を参考に、初めての方でも安心して洗車機を利用し、愛車の輝きを保ちましょう。