Zの魅力を教えて!
その疑問を解決します。
日産フェアレディZは、その美しいデザインと圧倒的なパフォーマンスで長年多くのユーザーを魅了してきた名車です。
2022年に登場した新型モデルとなる7代目は、歴代「Z」へのオマージュを感じさせるデザインが注目されています。
待ちに待ったフェアレディZの新型モデルの魅力は、最新のデザインやパワフルなエンジン、そして伝統を受け継ぐ走りの楽しさです。
そんな新型フェアレディZですが、気になるのは「納期」ではないでしょうか。
多くの車種で納期の遅延が出ている現状ですが、フェアレディZも例外ではありません。
日産公式サイトでは、フェアレディZの受注は停止とされ、納期情報が開示されていない状態です。
長い歴史を持つフェアレディZシリーズの歴史や最新納期情報が気になりますよね。
今回この記事では、
- フェアレディZの歴史
- 新型フェアレディZの魅力
- 気になる納期情報
について紹介します。
フェアレディZの歴史
1969年の初代S30の誕生以来、日本を代表するスポーツカーとして進化し続けているのがフェアレディZの魅力です。
2022年に誕生した新型フェアレディZは、世界トップレベルの走行性能やしなやかでダイナミックなデザインで登場しました。
そこで、フェアレディZの歴史を振り返ってみましょう。
初代フェアレディZ:S30型(1969~1978年)
引用元:日産公式サイト
1969年10月に登場した「フェアレディZ S30型」は、それまでオープンスポーツカーだった「ダットサンフェアレディ」から劇的な変化をして登場しました。
ダットサンフェアレディ
引用元:日産公式サイト
日産を代表するスポーツカーとして、世界総販売台数55万台(国内販売8万台)を達成し、特に北米市場での人気が絶大でした。
それまでの「レース用ではなく、あなた方のためのスポーツカー」として比較的安価に手に入るスポーツカーが人気を集めた理由とされています。
初代フェアレディZは、2.0~2.8Lの直列6気筒エンジンを搭載し、ヨーロッパ車を彷彿とさせるスペックと魅力的なボディスタイルが特徴です。
また、初代フェアレディZはL20型エンジンを搭載していましたが、海外向けモデルは排気量の大きいL24型エンジンが設定されています。
フェアレディZといえば、「ロングノーズ・ショートデッキ」のボディですよね。
フロントに直列6気筒エンジンを搭載したロングノーズに、キャビンとリアオーバーハングを最低限にとどめた、今では古典的とも言えるスタイルです。
2代目フェアレディZ:S130型(1978~1983年)
引用元:日産公式サイト
初代発売後、スポーツカーとして異例の世界的ヒットとなったフェアレディZは、10年後に初のフルモデルチェンジで2代目モデルS130型が登場しました。
初代のロングノーズ・ショートデッキスタイルのコンセプトを継承しつつ、ボディをやや大型化して室内スペースを拡大しています。
さらに、全車に4輪ディスクブレーキを採用するなど、より快適で使いやすいポーツカーとして進化を遂げたモデルです。
初代モデルから正常進化を遂げた2代目フェアレディZは41万台を生産しています。
国産初の乗用車用ターボエンジンとして開発された「L20ET搭載」のターボ車も投入された記念すべきモデルです。
また、往年の人気アクション刑事ドラマ「西部警察PARTⅡ・Ⅲ」に登場する特殊車両「SUPER Z」のベース車となっています。
劇中の車両は、ガルウィングドア付きのボディに数々の特殊装備を満載した仕様になっています。
3代目フェアレディZ:Z31型(1983~1989年)
引用元:日産公式サイト
3代目フェアレディZもロングノーズ・ショートデッキのコンセプトを引き継ぎながら、空気抵抗係数(Cd値)=0.31の尖鋭的なシルエットが特徴のモデルです。
また、先代モデルまでの丸型ヘッドライトから、当時流行となっていたセミリトラクダブルヘッドライトに変更され、全長が更に長くなっています。
旧型のL型エンジンから、新開発のV型6気筒エンジンであるVG型を搭載し、S〇型系からZ〇型系に名称も変更されました。
4代目フェアレディZ:Z32型(1989~2000年)
引用元:日産公式サイト
フェアレディZ4代目は、フェアレディZ誕生から20年目となる1989年(平成元年)7月に発売されたモデルです。
初代から引き継がれた「ロングノーズ・ショートデッキ」のスタイルから「ワイド・ロー」のスタイルに変更されました。
フェアレディZの伝統を継承しつつ、さらに美しさと精悍さを進化させたデザインが特徴です。
また、ヘッドライトも迫力ある固定式に変更され、高性能スポーツカーとしてさらに強化された3.0Lツインターボエンジンは国内最強の馬力300PSを発生させます。
4代目は16万台売り上げましたが、バブル崩壊の影響で2000年12月に販売を一旦終了し、当時のフェアレディZは廃盤車となりました。
5代目フェアレディZ:Z33型(2002~2008年)
引用元:日産公式サイト
ルノーとの資本提携により企業方針が変わった日産が、21世紀に向けた新時代の「フェアレディZ」として生まれ変わったのが5代目フェアレディZです。
デザインの完成度が高く高評価でしたが、歴代モデルからの変貌ぶりに元来のファンは困惑し物議をかもしたともいわれています。
さらに進化したエンジンは、馬力規制緩和もあって3.5L VQ35DE型エンジンは294PS、VQ35HR型エンジンは313PSまで向上しました。
そして、新しいモデルとして「ロードスター」の登場です。
ロードスター
引用元:日産公式サイト
さらに、2007年には専用エアロとヤマハ製のパフォーマンスダンパーをはじめとするチューニングパーツを装備した「versionNISMO」がデビューしました。
アメリカンテイストが特徴のエクステリアはZファンから賛否両論でしたが、Z33型は新時代の日産がリリースした新時代のフェアレディZを象徴しています。
6代目フェアレディZ:Z34型(2008~2021年)
引用元:日産公式サイト
フェアレディZ復活後、初のフルモデルチェンジを行い誕生したのが6代目のZ34型です。
4代目で失われたフェアレディZのアイデンティティ「ロングノーズ」を表現するために、ホイールベースが100mm短縮されています。
エンジン排気量3.7LのV6気筒であるVQ37VHRを搭載で最高出力は336PSを発生し、シリーズ最大のパワーが魅力です。
先代にも設定された「versionNISMO」はエンジンにフルエアロ、ボディとサスペンション強化が施されています。
「スポーツカーオブザイヤー」やグッドデザイン賞、「オートカラーアワード」など、数々の賞を受賞し名実もとに日産の代表車となったモデルです。
2009年10月から翌2010年10月まで、期間限定車としてクーペ「version ST」をベースにした「40th Anniversary」をロードスターと同時発売しています。
また、2019年には2020年3月末までの期間限定モデル「50th Anniversary」を発売し、どちらも多くの専用装備で特別感を演出したモデルです。
7代目フェアレディZ:RZ34型(2022年~)
引用元:日産公式サイト
「伝統と最新技術の融合」をデザインテーマとし、内外装の随所に歴代「Z」のオマージュを感じるデザインが特徴です。
LEDヘッドライトのデザインはS30型を彷彿させる2つの半円がイメージされ、リアコンビネーションランプはZ32型を彷彿させるデザインとなっています。
最先端の技術を取り入れ、新たに3DシグネチャーLEDテールランプを採用して「Z」らしさを表現しています。
7代目フェアレディZには、「プロトスペック」という240台限定の特別仕様車が設定されて、単なるコンセプトカー以上の扱いを受けている特別な1台です。
私の祖父がフェアレディZ好きで、Z32型を所有してて、当時まだ幼いながらも、カッコイイ車と認識していました。
加速、安定性、ブレーキなど言うことなしの車で、街乗りすれば人目を集めるカッコイイ車ですね。
新型フェアレディZの魅力
新型フェアレディZは「新たな伝説がここからはじまる。」をコンセプトに登場したモデルです。
エクステイリア
引用元:日産公式サイト
伝統と最新技術の融合から生まれた美しいスタイリングは、フェアレディZらしい伝統的な後輪駆動スポーツカーのデザインを継承しています。
ロングノーズ・ショートデッキや低重心のリアスタンスなど、初代フェアレディZをはじめとする歴代Zへのオマージュを込めたシルウェットです。
ボディカラーは特別塗装車含む全10色、そのうち3色はフェアレディZのために開発されています。
ZのDNAを表現した「鮮やかな432オレンジ」
引用元:日産公式サイト
432オレンジは、初代フェアレディZ 432というトップグレードに設定されていた「グランプリオレンジ」をオマージュしています。
スポーツドライビングへの挑戦や情熱をトリビュートし、現代的なアレンジで新たなソリッドカラーの完成です。
雷をイメージした「鮮烈なイカズチイエロー」
引用元:日産公式サイト
雷からインスピレーションを受け、鮮烈なイエローを表現するために、高彩度イエロー顔料とゴールドに輝く人工パールフレークを用いた4層構造を採用しています。
美しさと力強さを感じる新しいイエローを生み出しています。
吹き荒れる嵐をイメージした「力強く凄みのあるセイランブルー」
引用元:日産公式サイト
初夏に吹き荒れる風、青嵐からインスピレーションを受けた力強く凄みのあるブルーを表現するために、大粒径のカラーアルミを新規設計し高彩度を実現しました。
さらに、塗装粘性と塗装条件の最適化により大粒径アルミの正反射を最大まで引き上げ、深い陰影感も特徴です。
インテリア
引用元:日産公式サイト
フェアレディZの歴代デザインを継承した、モダンで機能的なインテリアデザインです。
シーンに応じてデザインを選択できるアドバンスドドライブディスプレイは、12.3インチカラーディスプレイで3種類のモード表示が可能です。
また、ヘリテージを感じさせる3レンサブメーターは走行中のターボの状態を把握でき、一体感のある発進加速や追い越し加速を楽しめます。
引用元:日産公式サイト
3連サブメーター、9インチワイドディスプレイ、エアコンスイッチを縦積みしたフェアレディZらしいデザインで、優れた機能性を実現しています。
さらに、下端にはフロントセンタートレイのスペースを確保するなど、使いやすさもに配慮した設計が魅力です。
シート
引用元:日産公式サイト
強い横Gでも身体を保持するホールド性の高いシートは、身体の接触面積を広く取り素材を厳選することで上半身のブレを抑制します。
しっかり姿勢を維持しながらもタイト感は減少しているので、ロングドライブでも疲れにくい快適性を実現しています。
シート地は、本革・スウェード調、ファブリックコンビ、ファブリックとファブリック素材の2種類です。
シートはグレードにより設定が異なるので、確認が必要です。
走行性能
フェアレディZは、クルマとドライバーがお互いの動き・気持ちを汲み取り、息の合ったクルマとドライバーの距離感を目指しています。
レスポンスに優れた小径ツインターボやホイールスピンを抑えるローンチコントロールなど、レスポンスとコントロール性を高める最新技術を搭載しています。
ハイパワーを意のままに操れる、クルマと一体感を追求したモデルです。
先進技術
引用元:日産公式サイト
スポーツカーの走りを心ゆくまで楽しむために、万が一をサポートする先進運転支援技術を搭載しています。
気になる納期情報
新型フェアレディZの魅力が分かったら、次に気になるのは納期ですよね。
2023年8月1日に更新された日産のホームページでは、ご注文の一時停止のお知らせが掲載されています。
また、2024年7月19日に更新された工場出荷時期目処でも、納期情報は掲載されていない状態です。
注文停止以前までは、4年ほどで納車していたので、注文受付再開したら4年の納期で納車される可能性が高いのではといわれています。
2023年8月1日に2024年モデルの発表があり、現在納車待ちの分が2024年モデルに振り返られるそうです。
また、フェアレディZ NISMOが発表され、当面は1200台限定なので、納車待ちの中から希望する人が抽選で購入する方式になっています。
2023年度内で200台、その後2026年度にかけて1000台を納車する予定だそうですよ。
フェアレディZは、栃木工場で立ち上げた「ニッサンインテリジェントファクトリー」という新しい生産ラインで作られています。
その工場の塗装の不具合によって納期の遅延が発生していたようですが、それが解決し動き出したようです。
2024年8月現在、バックオーダー分に関しては2025年3月までに全て納車になる見込みだそうです。
フェアレディZの新型モデルの魅力!そして最新納期動向をチェック:まとめ
まとめ
- フェアレディZは、その美しいデザインと圧倒的なパフォーマンスで長年多くのユーザーを魅了してきた名車
- 2022年に登場した新型モデルとなる7代目は、歴代「Z」へのオマージュを感じさせるデザインが特徴
- 1969年10月に登場した「初代フェアレディZ S30型」から「7代目フェアレディZ Z34型」まで根強い人気を誇っている
- 2023年8月から現在まで、注文停止状態
- 2024年8月に2024年モデルが発表され、2025年3月までにバックオーダー分の納車が見込まれている
今回この記事では、フェアレディZの新型モデルの魅力と納期情報について紹介しました。
現在明確な納期情報がない新型フェアレディZですが、生産ラインが本格再開されれば、納期情報が更新されそうですね。