アルファード リセール崩壊

アルファードの中古車が安くなっているのはなぜ?真相を調べてみた

中古車のアルファードが安くなってるって聞いたけど本当?

そんな疑問にお応えします。

アルファードといえばトヨタ車の中でも上位の売り上げを誇る人気車ですよね。

街中でもアルファードの利用者が多いイメージがあります。

中古車でも需要が高い事からリセールバリューが良いと聞いていました。

しかし、そんなアルファードの中古車が値崩れしているという噂が。

利用者が多いが故に中古車業界のアルファードがあふれてしまったからなんでしょうか。

今回は中古車のアルファードが安くなっているという噂が本当なのか調べました。

アルファードの購入を検討中の方はぜひご一読ください。

 

Contents

アルファード

出典引用:トヨタ

まずはアルファードの歴史やスペックをしっかりと紐解いてみましょう。

アルファードという車

アルファードは大人数が乗車でき、荷物も多く積めるトヨタのミニバンです。

トヨタにはミニバンの種類もいくつかありますが、アルファードはフラッグシップモデルです。

そんなアルファードはラグジュアリーで開放感のある室内空間が心地良い時間を与えてくれます。

開放感のある室内空間は低床とスライドドアで乗り降りがしやすいためファミリーカーとしても人気があります。

アルファードには先代車があった‼︎

今では誰もが知っているアルファードですが、実はアルファードが誕生する前に先代車が存在していました。

それがグランビアです。

これからのワンボックスカーをテーマに、乗り心地やゆとりにこだわった高級ミニバンとして1995年に販売が開始となりました。

7人乗りの上級グレードである『Q』と8人乗りのベーシックの『G』の2グレードが展開され、改良やモデルチェンジをしながら2002年5月で生産が終了しました。

アルファード誕生

アルファードが市場に登場したのは2002年5月で、グランビアの後継車として高級ミニバンの地位を築いていきます。

初代アルファードも2つの種類がありましたが、基本的な車の構造は同じで、販売店別にトヨペット店は『アルファードG』、ネッツトヨタ店が『アルファードV』となっていました。

2車の違いはグリルです。

G メッキグリル・横3段+斜め格子
V 同色グリル・横基調の格子

シートレイアウトは7人乗りと8人乗りの2種を展開しています。

7人乗り仕様には身体が不自由な方や高齢者が乗降しやすいようにと考えられた電動リフトアップシート車もありました。

フルモデルチェンジのために初代アルファードは2008年に生産が終了しました。

兄弟車

アルファードには兄弟車と呼ばれる車があります。

それはヴェルファイアです。

なぜ兄弟車と呼ばれているのかというと初代アルファードに関係があります。

初代アルファードが2種あったのは先程確認しましたよね。

実はフルモデルチェンジ後にアルファードVがヴェルファイア、アルファードGが継続でアルファードと名乗ることになったからなんです。

元々は同じ車が派生して別車種となったことからアルファードの兄弟車はヴェルファイアとなりました。

アルファードのスペック

今回は現行モデルである4代目アルファードのスペックを紹介します。

ガソリン車

グレード:Z(2WD/4WD)

全長×全幅×全高:4995×1850×1935mm

排気量:2493cc

燃費:18インチタイヤ→10.6km/l・17インチタイヤ→10.9km/l

ハイブリッド車

グレード:Z(2WD/E-Four)

全長×全幅×全高:4995×1850×1935mm

排気量:2487cc

燃費:18インチタイヤ→17.7km/l・17インチタイヤ→18.6km/l

グレード:Executive Lounge 

全長×全幅:4995×1850mm

全高:17インチタイヤ→1935mm・19インチタイヤ→1945mm

排気量:2487cc

燃費:17.5mm

4代目アルファードは全車種の乗車人数は7人になります。

 

アルファードの中古車の価格

本題へ入る前にアルファードの中古車がどのくらいの価格になっているのかも確認しておきましょう。

今回紹介するのはトヨタの認定中古車店と他店舗のものの価格を比較しながらみてみましょう。

アルファードHV エグゼクティブS

認定中古車店
  • 年式:2021年
  • カラー:ホワイトパールクリスタルシャイン
  • 走行距離:5.1万km
  • 修復歴:なし
  • 本体価格:613万円

動画にて同じ年式の同グレードの紹介がありましたのでよろしければ内装などにもふれているのでご確認下さい。

カラーや走行距離にちがいはありますが、2年前で700万越えしていたものが現在では150万円くらい下がっていますね。

アルファードハイブリッドZ

認定中古車店

  • 年式:2023年
  • カラー:ブラック
  • 走行距離:5000km
  • 修復歴:なし
  • 本体価格:1068万円

他店舗

  • 年式:2023年
  • カラー:ブラック
  • 走行距離:2000km
  • 修復歴:なし
  • 本体価格:998.8万円

走行距離に関して言えば他店舗の方が短いですが、本体価格は認定中古車店の方が高くなっていました。

とは言うものの、諸費用を入れると他店舗のアルファードも1000万円を超えてきますからかなり大きな額ではありますよね。

アルファードS Cパッケージ

認定中古車店

  • 年式:2020年
  • カラー:ホワイトパールクリスタルシャイン
  • 走行距離:4.9万km
  • 修復歴:なし
  • 本体価格:464万円

他店舗

  • 年式:2020年
  • カラー:ホワイトパールクリスタルシャイン
  • 走行距離:4.5万km
  • 修復歴:なし
  • 本体価格:534.9万円

こちらは他店舗の方が本体価格が高くなっていますね。

オプションを確認してみましたが、どちらにもサンルーフや両側が電動スライドドアになっていました。

取り扱う店舗によって価格はまちまちな様ですね。

 

アルファードの中古車が安くなってる⁉︎

アルファードという車についてと現在の中古車価格を改めて確認できましたね。

では本題であるアルファードの中古車が安くなっている理由をお教えします。

①販売台数が多い

アルファードは需要の高い車です。

街中でもアルファードを見かける機会が多いのではないでしょうか。

新型モデルも販売開始からすぐに納品までに1年以上待ちなんてことになるほどに人気の高い車です。

中古車でも需要度の高い車ですが、中古車としての在庫数が多すぎるが故に値下げして売るという傾向になっている様です。

今のままですと、グレードや年式によっては思っている相場よりも低く買い取られてしまうかもしれません。

逆に中古車でもアルファードを購入したいと考えている方はお買い得となりますね。

②3代目モデルの販売期間が長かった

現在トヨタが販売しているアルファードは4代目になります。

一つ前のモデルになるのが3代目なわけですが、販売されていたのが2015〜2023年5月までと約8年くらいでした。

2015年の販売開始すぐの車だったとしても、今となっては7〜8年前の車です。

必然的に値段が下がってしまう条件に当てはまってしまうんです。

ましてや2017年にマイナーチェンジがあったのでそれ以前の車は値下げ対象になってしまいます。

③車の寿命を超えているモデルがある

安くなっている理由の一つとして中古車業界にアルファードが多いとお話しました。

このアルファードの中には初代や2代目も含まれているんです。

一番古い初代だと20年以上、2代目でも15年以上前の車ということです。

リセールバリューの目安として10年落ちくらいまでが妥当ですからそれ以上となると0に等しくなるわけです。

また、購入したとしても故障リスクは高いですし、購入金額よりもメンテナンス費用の方が高いなんてことも。

他にも13年以上前の車は自動車税が約15%、重量税が約40%も高くなるそうです‼︎

そうなると一気に需要が減ってしまうために中古車価格も下げることにつながります。

④走行距離が長い

リセールバリューの基準として見られているポイントの一つが走行距離です。

たくさん走った車=劣化が進んでいるということもあり、長くても10万km以下の車に価値があります。

私の父が軽自動車を運転していたのですが、移動の多い仕事で新古車があっという間に10万km越えしました。

そんなある日、突然車が走らなくなりました。

理由は走りすぎによるタイヤ関連の部品が中で割れてしまったからでした。

父の場合は短期間での酷使もあるかと思いますが、たくさん乗った車だからこそ劣化の恐れもある事から安くなる傾向があります。

⑤フルモデルチェンジがあったから

先程お話ししましたが、2023年6月に4代目となるアルファードがフルモデルチェンジで販売開始となりました。

フルモデルチェンジが起こると前モデルは生産が終了し、中古車に回ります。

現行モデルだった3代目の価値が下がり、合わせて2代目、初代も価格を下げる必要があります。

車種によっては生産終了で逆に価値が上がる車もありますが、通常は価格が下がる傾向にあります。

 

アルファードを高く売る方法

値崩れしていると言われても1円でも高く買い取ってもらいたいですよね。

最後に少しでも高く買い取ってもらう方法を紹介します。

直ぐにできること

内外装をきれいにする

これから、買おうと思っている車が汚かったらイヤですよね。

賃貸を退去する際に掃除する様に、車も可能な限りきれいにしてから買取依頼をしましょう。

カスタムしていた場合には純正パーツも用意しておく

自分好みに内外装をカスタムした方もいらっしゃるでしょう。

大きな手間がない場合には自分で純正パーツに戻すのも有りですが、余計な傷などが増えてしまっては元も子もありません。

純正パーツも買取の際に用意しておいてあとはプロにお任せしましょう。

傷があっても自分で直さない

今は傷などを自分で直せるキットもありますが、悪化してしまう場合があります。

傷がある場合には素直にそのままにしておきましょう。

車検が切れる前に売る

車検直後に売ってしまうと車検費が高くついてお財布が痛手となります。

ですが、車検が切れてしまってから査定すると価格が下がる可能性があります。

理由はメンテナンスを怠ったという部分でしょう。

車検日を確認しておきましょう。

メンテナンスノートを用意しておく

メンテナンスノートは今までその車がどの様な点検や修理をしたかなどが記載されるものです。

買取業者にとっては信頼できるものの一つです。

付けていたらラッキーな装備

  • サンルーフやムーンルーフ
  • リアモニターやバックモニター
  • 純正ナビ
  • 電動シート
  • エアロパーツ

リセールバリューが上がる装備は後付けが難しいものです。

後からつけられるものは中古車でもできる場合がありますが、サンルーフなどは新車契約時にしか付けられません。

そういう部分には価値があり20〜30万円もの差がある事もあります。

 

アルファードの中古車が安くなっているのはなぜ?真相を調べてみた:まとめ

アルファードの中古車がなぜ安くなっているのかわかりましたか。

  • 販売台数が多い
  • 3代目モデルの販売期間が長かった
  • 初代や2代目が車の寿命を超えている
  • 走行距離が長い
  • フルモデルチェンジがあったから

以上が安くなった理由にあげられています。

みなさんが想像していた理由とは近かったでしょうか。

需要が高い車でも多すぎると減らすために価格が下がるのは売りたい側からしたら痛手ですよね。

買取を検討している方はぜひ高く買い取ってもらえる方法を試してみてください。

アルファードを中古車で購入したいと思っている方は今が買い時ですよ。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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