シエンタは新型モデルで3代目となり、トヨタ車のラインナップの中で「最も小さなミニバン⇒3列シートモデル」です。
その人気ぶりは「指名買い」する人がほとんどだという事実からも推測できる通り、納車待ちが出来るほどの人気ぶりです。
また数あるライバル車の中でも販売台数🥈2位という実績からも、その人気ぶりはわかるのではないでしょうか。
大きさが小さすぎるわけでもなく、かと言って大きすぎるわけでもない。駐車場にも停めやすいというような口コミを多く目にします。
ですが実際のサイズはどんな感じなのか気になりますし、かと言ってカタログの数値だけではわかりませんよね?
そこでこの記事ではシエンタのライバル車と言われている「ホンダのフリード」と実際の車内を写真で比較して、室内サイズを分かりやすくまとめてみました。
また、シエンタの購入を考えている人が「指名買い」をするという理由にも迫っていますので、シエンタの購入を考えている方にはかなり有益な情報が盛りだくさんです。
- シエンタの購入を検討中
- シエンタとフリードで迷っている
- 今所有している車からの買い替えに悩んでいる
- シエンタを買って後悔したくない
そんな方にぜひ読んでもらいたい内容となっていますので、どうぞ最後までじっくりとお付き合いください。
Contents
シエンタの室内サイズを比べてみる
シエンタにはいわゆる「ライバル車」と言われる、シエンタを語る際に引き合いに出される他車があります。
その代表が「ホンダのフリード」です。
国産コンパクトミニバンは「シエンタ」と「フリード」この2つのモデルが独占していますので、否が応でも比較されてしまうんですね。
ですからまずはこのライバル車同士で、いろいろと競ってもらいましょう。
最初にシエンタとフリードの自己紹介をしていきます。
TOYOTAシエンタ
- シエンタは小さなサイズのミニバン、いわゆるコンパクトミニバンとして開発されたモデル。
- 日本国内の道路事情に即した5ナンバーサイズのミニバンとして開発。
- 2022年8月に3代目となる新型シエンタを発売。
- 内部は広く、外はコンパクトというパッケージが特徴で、大きくて小っちゃいマルチパーパス・クロスオーバーとも言われている。
- 初代は1度製造中止となりながらも、9ヶ月後に安全装備の追加などの法規制対応が施されて生産・販売を再開するほどの人気がある。
- 2列シート5人乗りと3列シート7人乗りの2つのモデルがある。
HONDAフリード
- 2008年に初代フリードが、モビリオの後継車として誕生。
- 2016年に初のフルモデルチェンジを実施。
- 小柄なボディの中に、広大な車内空間を実現している。
- 乗車定員6~7名のフリードと、乗車定員5名のフリード+の2つのモデルがある。
- クロスターと呼ばれるSUVテイストを盛り込んだグレードも用意されている。
それではいよいよサイズを比較していきます。
また、分かりやすいように旧型シエンタのサイズも一緒に比較してみましょう。
旧型シエンタ・新型シエンタ・フリードのサイズ比較表
旧型シエンタ | 新型シエンタ | フリード | |
全長 | 4,100mm | 4,260mm | 4,265mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,670mm | 1,695mm | 1,735mm |
室内長 | 2,515mm | 1900~2,535mm | 3,045mm |
室内幅 | 1,430mm | 1,470mm | 1,455mm |
室内高 | 1,310mm | 1,280mm | 1,275mm |
(※赤色=3台の中で一番大きい。青色=3台の中で一番小さい。を表している)
総合的に見ると、フリードが室内高以外の項目でシエンタの大きさを上回っていますね。
また新型シエンタは、フリードよりはコンパクトな造りながら、旧型シエンタよりも大きくなって使い勝手が改善されているようです。
新型シエンタは外観は小さく、内装は広く見せるようなコンセプトでデザインがされています。
この効果から、内装を広く見せることに成功しているのです。
特に女性は外見が大きいと「運転しにくそう」などのイメージを抱いてしまい、敬遠しちゃいますよね。
確かにある程度の大きさがあって運転しやすそうなシエンタは、女性にピッタリだと思います。
では室内に的を絞ってシエンタとフリードのサイズを見てみましょう。
ドライブの時も車内で過ごす時も、室内のサイズ感は快適性に繋がりますからここは重要ですよ。
2列目シート
こちらは新型シエンタと、フリードの2列目シートの画像です。
新型シエンタはベンチシートタイプになっていて、人が乗っていた横に荷物を置く(バックなど)...といった最も多く見られるシーンでも使い勝手が良さそうです。
一方、フリードは3列目シートにウォークスルーでアクセスすることが出来るセパレート式で、シートが1人ずつ分かれているので豪華さが味わえそうです。
ですが、バックなどの手の届く所に置いておきたい荷物を置く場所に困りそう。
3列目シート
新型シエンタの3列目シートは補助席のような印象を受けます。
こちらは子供や荷物を乗せるくらいに考えていたほうが良さそうな感じですよね。
そしてフリードの3列目シートもシエンタと同様で補助席感はないものの、余裕はない感じ。
また、着座位置が40mmほど高いシエンタの方が乗車姿勢が優れているため足の収まりが良く、居心地はいいという意見もあるようです。
3列目シート格納時
こちらの2台の実用性を大きく左右するポイントは、3列シートの格納方法にあります。
シエンタは床下収納式、フリードは跳ね上げ式なのです。
ですから3列目シートを格納した時に広い空間がマルっと出現するシエンタと、畳んで跳ね上げたシートの大きい存在は否めないフリード。
空間の広さは、圧倒的にシエンタに軍配が上がりますね。
全体の空間はこんな感じ
新型シエンタとフリードを全体的に見た時の印象としては、両車とも目立った違いはないように見えます。
しかし、実際に車内に入ってみるとシエンタの方が広い!という印象を受けるのはなぜでしょうか。
それはまさしく前述した、デザインコンセプトのおかげなのです。
ですがシエンタとフリードは実際のところほぼ同じボディサイズで、パッケージングも良く似ています。
ですから二台の車の異なる部分を良く見比べて、自分に合った使い勝手(小さな子供がいる、車中泊に行きたい、大人数での移動も多い等)の出来る方を見定めることが大切です。
そうすれば、少しでも後悔のない車選びができるのではないかと思います。
-
シエンタの内装アレンジ。もっと快適にもっとあなたらしく!をご提案
続きを見る
シエンタがおすすめです!
ライバル車とも比較してみて、自分に合っているのは「シエンタかな?」と思い始めているあなたにシエンタのおすすめポイントをいくつかご紹介します。
まずシエンタで特筆すべきは、シエンタを購入したユーザーの多くは「指名買いが多い」と言うことです。
先代モデルも末期になっているのにもかかわらず、常に販売台数ランキングの上位にランクインしてくるシエンタ。
そんな人気の高いシエンタの、指名買いが多い理由を見ていきましょう。
シエンタの購入層は圧倒的にファミリー層が多い
シエンタの購入を検討しているのは、家族が増えてこれまでに乗っていた車からの買い替えを考えているファミリー層がダントツに多い傾向にあります。
- コンパクトカーや軽自動車からの買い替え
- 家族が増えて車が必要になった
- ミニバンでは大きすぎる
これらの理由からのユーザーが中心となっているようです。
3列目シートはないと困るけど、そこまで本格的に使わない
シエンタは3列目シートも備える、コンパクトミニバンです。
しかし3列目シートがある車はトヨタの「ノア」や「ヴォクシー」または、ホンダの「ステップワゴン」といったモデルも存在しています。
ですがフルで使えるサイズの3列シートのミニバンでは、大きすぎると感じる人が多いようです。
その点では新型シエンタは外観は小さく、内装は広く見せるようなコンセプトでデザインがされています。
そのため外装に関しては、視覚効果で小さく感じる丸みを帯びたデザインが特徴。
反対に内装はサイドウインドウの上下幅を広くとって開放感を演出しています。
ちなみに車を検討しているご夫婦では、旦那様がノアやヴォクシーなどを希望しているのに対し、奥様はシエンタを希望する方が多いんだそうです。
ディーラーさんも「中の広さはそんなに変わらないですよ」とアドバイスをするので、最終的に奥様の希望通りのシエンタになることが多いのだとか。
またコンパクトミニバンを求める人は、3列目シートを使用する機会がないことがほとんどだそうです。
そのためシエンタの3列目シートはほとんどの場合格納されており、通常は2列シート+ラゲージスペースとしての使用がほとんどなのだそう。
そう思われるかもしれませんが、帰省などでおじいちゃんおばあちゃんが乗る、友達が乗る、子供の友達も一緒に乗せて送り迎えなど年に数回、3列目シートを使うシーンは出てくるのです。
こういったシーンは、ファミリー層なら結構あるあるなことではないでしょうか。
私はヴォクシーに乗っていましたが、確かに普段の使用時には3列目シートは格納していました。
確かに人を5人以上乗せるとなった時に、3列目シートを出していましたね。
我が家は4人家族なので、普段は2列シートで事足ります。
そして2列シート+ラゲージスペースの方が、普段だと家族全員と荷物もかなりの量を積めて使い勝手がものすごくいいのです。
このスタイルなら自転車も1台であれば積むことが出来たので、子供の雨の日などの送迎も重宝しました。
-
シエンタの荷台寸法を測定したら、遊びつくせる車である事が判明した
続きを見る
初めての愛車か、小さな車からのステップアップ組が多い
前述でシエンタは「外観は小さく、内装は広く見せる」というコンセプトで作られているという、お話をしました。
このトヨタのコンセプトが大当たりしたのが、まさにシエンタなのです。
コンパクトミニバンならシエンタのライバル車として前項でいろいろと比較したフリードでもいいのでは?と思いますが、デザインの違いがここでハッキリと現れるのです。
フリードはステップワゴンのように背が高く見えるようなデザインになっています。
対してシエンタはコンパクトカーの延長線上にあるようなデザインをしているのです。
このデザインの差がコンパクトミニバンを検討しているユーザーにとっては「フリードは大きくて運転が大変そう」というイメージになってしまい、よりコンパクトで運転しやすそうに見えるシエンタに軍配が上がるわけです。
新型シエンタは「マルシカク」のモチーフを採用したことでボディサイズを小さく見せることに成功しました。
このことからもトヨタが「小さく見える」ことを重要視したということがわかりますね。
シエンタのサイズは室内が使い勝手の良いベストサイズ・ベスト設計:まとめ
実際に写真で見るとカタログの数値や設計図を見るよりも、もっと分かりやすく想像もしやすかったと思うのですがいかがでしたか。
軽自動車ばかり乗っていたユーザーさんも最初からほとんど違和感なく乗れたとの口コミも多いシエンタは、買って後悔することは少ない車ではないでしょうか。
人も荷物もある程度乗せることが出来て燃費も良く運転しやすいのは、普段使いとしてもレジャー使いとしてもストレスなく使用できるという点においてもとても良いと思います。
私も今の車の購入をかなり迷っていた時に、その車のユーザーの方に言われた一言で購入を決意したという経緯があります。
「時間は有限だよ。悩んでる時間はもったいない。買ってみないと自分に合った使い勝手かどうかもわからないし。どうしても納得いかないなら売ればいいだけ。売却してマイナスになったとしてもそのマイナス分は次に買う車の授業料。」
実際に購入して自分の使い勝手のいいようにいろんな小物を買い足したり、簡単なDIYをしていくうちに壊れるまで乗りたいこだわりの愛車になりました。
この記事がシエンタの購入を検討している貴方の背中を押すきっかけになってくれたら、とても嬉しく思います。