そんな疑問にお応えします。
車の購入って大きな額が動きますよね。
どの車会社にしようか、どんな車にしようか、内装やオプションはと決める事もたくさんあります。
時間をかけてようやく契約をしたのにそんな直後にモデルチェンジの話がきたら皆さんはどう思いますか?
まずは「えっ⁉︎」という驚きですよね、そして「どうしよう」となるのではないでしょうか。
私は確実にそうなりますね。
そして契約をしてしまってから解約はできるのでしょうか。
今回は新車の契約を解約できるのかを紹介します。
新車契約の前にぜひご一読ください。
車のモデルチェンジの周期ってどのくらい?
フルモデルチェンジやマイナーチェンジがある車ですが、その周期ってどのくらいなのでしょうか。
つい最近ですとトヨタのアルファードとヴェルファイアが2023年6月にフルモデルチェンジした新車を販売しましたね。
翌年には、日産のエルグランドのフルモデルチェンジが発表されていたりと各車会社が続々とフルモデルチェンジした車両を販売しています。
フルモデルチェンジ
内外装のデザイン変更、プラットフォームやパワートレインなどが変わることをフルモデルチェンジと言います。
周期は5〜6年が平均的な様です。
先程、例にあげたアルファードは8年ぶりとのことですから平均よりも長かった様ですね。
マイナーチェンジ
内外装の変更やグレード体系がメインで変わるのがマイナーチェンジになります。
周期は2〜3年くらいである様です。
年次改良
小さい規模の変更はこれにあたります。
周期は名前の通り毎年行われるのが一般的になります。
フルモデルチェンジの基準
今回私が一番驚いたのがこのフルモデルチェンジの基準でした。
フルモデルチェンジという呼び名になるには色々な条件があったんです。
フルモデルチェンジする場合には、国土交通省に届け出が必要になります。
その届け出が行われる型式番号の変更をしないとフルモデルチェンジとは認められないそうです。
マイナーチェンジや年次改良は型式番号の変更はありません。
ですから大袈裟にいうと、外見が全く変わらなくても型式番号が変更されたらフルモデルチェンジ。
外見が思いっきり変わっていても型式番号が変更されていなければフルモデルチェンジではないということになります。
ビッグマイナーチェンジ
個人的に初耳な単語です。
ビッグマイナーチェンジは型式番号の変更はない改良なものの、従来のマイナーチェンジよりも大幅な改良がされたものを指します。
しかし、ビッグマイナーチェンジとマイナーチェンジの線引きが明確ではないんです。
ビッグマイナーチェンジと呼ぶかどうかはメディアやメーカー、ユーザーが基準となる様です。
私の父が使用している日産ルークスのビッグマイナーチェンジの比較動画がありました。
よろしければ参考にしてみてください。
新車を契約してから解約できるのか?
車の改良周期が分かったところで本題である新車を契約してから解約はできるのか?に迫ります。
販売側はいつモデルチェンジを知るの
車の製造に関わる人たちはだいぶ前からモデルチェンジの情報を知っていることでしょう。
しかし、私たちが直接関わる販売側のディーラーたちはもっと後に知ることになります。
実は販売開始の1ヶ月前じゃないとディーラーにまで情報が入ってこないそうです。
結構ギリギリなのは驚きですよね。
一ヶ月前の理由は、早い段階で情報が入ってしまうと旧型車の売れ行きが悪くなることが懸念されるからだそうです。
ですが、ディーラー側もモデルチェンジの周期はある程度把握しており、噂程度までの情報は耳に入っています。
しかし、確信がない商談はできませんよね。
なのでディーラーから商談中に「近々モデルチェンジがあるのですが」と教えてもらえるのは一ヶ月前からになる様です。
一ヶ月前以上の契約は解約は不可⁉︎
ディーラー側に最新情報が入るのが販売開始の一ヶ月前とわかりましたよね。
世の中にはモデルチェンジの2ヶ月前に契約した方が解約を希望する事例が多いです。
しかし、一ヶ月以上も前に契約が完了していますから解約はできません。
また、モデルチェンジの情報が入ってきていたにも関わらずディーラー側から教えてもらえず旧型を契約した場合にも解約は難しいそうです。
ディーラー側から話がなくとも販売開始から一ヶ月前なら自ら情報を手にすることも可能だからだそうですよ。
こういった場合はもう運が悪かったと思うしかないのだとか。
しかし、情報を知りながら教えてくれないディーラーとは今後の取引はしたくないですよね。
契約解除ができる可能性がある場合
基本的には解約ができないのがほとんどです。
しかし、契約解除ができる場合もあるんです。
それが購入希望者側が契約前に近々モデルチェンジがないかディーラーに確認していた場合です。
新車を購入するなら最新型が良いと思う方も多いですよね。
モデルチェンジがないとなれば現行車を選びますし、モデルチェンジがあると知ればそちらを購入しようと購入者側は判断ができます。
購入前にディーラー側に確認したにも関わらず「ない」と伝えられたから現行車の契約をした場合は嘘をつかれた事になりますよね。
これは購入前提条件を破ったことになるので契約解除の理由として十分です。
しかし、口頭だけでは言った言わないの争いになり、証明ができなければ契約解除が難しいです。
ですから購入することが前提でモデルチェンジの確認をする場合には録音や一筆書いてもらうなどで手元に証拠を持っておきましょう。
クーリングオフ制度は使える?
だいたいの契約では契約から8日以内であれば解約可能という話が多いですよね。
我が家も子供の習い事を契約した際に言われました。
ではこれは車でも適用されるのでしょうか。
実はクーリングオフ制度は適用されません。
そもそもクーリングオフ制度は押し売りなどの訪問販売が対象になる制度です。
ですから自ら店舗に赴き何度も商談して契約したものには適用されないのです。
新車を買うベストタイミング
車は高額な買い物ですから慎重にいきたいですよね。
では新車を購入するのにベストタイミングはあるのでしょうか。
今回はフルモデルチェンジ前後のどちらが良いのかを見ていきます。
フルモデルチェンジ前に購入するメリット
情報が集めやすい
フルモデルチェンジ前の車を購入する場合にはすでに販売からある程度時間が経っています。
実際に利用している方からの口コミやメディアのレビューなど情報がたくさんあります。
乗り心地や運転のしやすさなどを知った上で購入できるのは安心要素ですよね。
値引きの可能性大
フルモデルチェンジが発表されると多くの方がそちらに注目し、販売開始を待ちのぞみますよね。
そうすると旧型になる現行モデルが売れ残ってしまいます。
ディーラーは売れ残りを防ぐために大幅に値下げして現行モデルを販売します。
もちろんフルモデルチェンジ後の車にもオプションや買取価格アップなどの特典はあることでしょう。
しかし、旧型モデルになる現行車のような値引きは期待できないのが事実です。
リコールなどの不具合が起こりにくい
フルモデルチェンジすると車の機能が大幅に変更されますよね。
そのため納車後に使用していたら不具合が起こる場合があります。
ですが、フルモデルチェンジ前の車はある程度の期間販売されているので不具合などが改善されています。
安定した機能を重視する場合にはフルモデルチェンジ前の車が安心ですね。
実車に乗れる
フルモデルチェンジ前の車の場合、店頭に試乗車があります。
車販売店の見える場所によく試乗車が置いてあるのを見かけませんか?
フルモデルチェンジ後の車の場合は納車まで実車に乗ることができない場合が多くあります。
実際に乗ってから思っていたのと違うなんてことも。
ですが、フルモデルチェンジ前の車は試乗して乗り心地などを確認できるので納車後の意見のズレを防ぐ事ができます。
フルモデルチェンジ後に購入するメリット
最新型に長く乗る事ができる
フルモデルチェンジとなると車のデザイン
はもちろん性能も最新の物が使用されます。
マイナーチェンジはあるもののしばらく大幅な車両変更はありません。
フルモデルチェンジ直後に購入した場合には長い期間最新型の車に乗る事ができます。
性能が良い
車のエンジン性能や安全性など日々進化しています。
そんな最新型が搭載されるのがフルモデルチェンジした車です。
より性能が良い車に乗りたい場合はフルモデルチェンジ後の車を狙うのが一番です。
しかし、最新型を搭載しているということは不具合やリコールが起こるというリスクもあることは念頭に置いておきましょう。
市場価値が高い
フルモデルチェンジした後の車とフルモデルチェンジ前の車では市場価値に大きな差が出てきます。
リセールバリューが高い車は最新型の場合がほとんどですから、数年で乗り換える予定の場合にはフルモデルチェンジ後の車を購入した方が買取価格が高い可能性があります。
リセールバリューが高くなるからといって、納車してすぐに売るなんて転売行為はしないでくださいね。
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購入のタイミング
フルモデルチェンジ前後の車のどちらを購入するのが良いのか自分や家族に当てはめてみてください。
フルモデルチェンジ前の車を購入する
同じ車に長く乗り続けるつもりでいる
新しいデザインや性能はあまり気にしない
安定した性能を重視している
リセールバリューよりも購入時の値引きを重視している
車を移動手段として使うことが多く、安定した性能を期待している場合にはフルモデルチェンジ前の車がおすすめです。
フルモデルチェンジ後の車を購入する
数年ごとに車を乗り換えたい 最先端な車に乗る事でステータスを上げたい 車のデザイン性を重視している 最新の技術が搭載された車に乗りたい
頻繁に車を乗り換える方や最新システムをいち早く試したいという方はフルモデルチェンジ後の車を購入することをおすすめします。
我が家の場合は子供がまだ小さいこともあるのでこの条件に合うのはフルモデルチェンジ前の車になります。
例をあげるなら最近フルモデルチェンジしたアルファード40系の内装をみなさんはご覧になりましたか。
かなりラグジュアリーな作りですよね。
我が家の場合はまだまだ車の中で飲み物を飲んだり、おやつを食べたりするので車内が汚れやすい環境なんです。
こんなラグジュアリーな車が汚れるのは気が引けるのでそういった意味でもフルモデルチェンジ前の車を選ぶ理由ですね。
新車を契約したけどモデルチェンジが発表されたから解約したい:まとめ
新車を契約してしまってからの解約は基本的に難しそうですね。
改めてまとめてみました。
結論
ディーラーに情報が入るのは一ヶ月前程度
一ヶ月以上前の契約は解約できない
クーリングオフは適用されない
契約前に確認をしている場合は解約できる可能性がある
解約できそうな場合でも証拠が必要なので新車の購入を検討されている方は欲しい車種のモデルチェンジの周期を確認した上で商談を録音しましょう。
しかし最新の車はもちろんかっこいいですがリスクがある可能性があることも忘れない様にしましょう。
自分が欲しい車を納得して購入して楽しいカーライフを送りましょう。
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