アルファード リセール崩壊

アルファードのリセール崩壊が始まっている⁉ただの噂なのか徹底検証

えっ⁉アルファードのリセールが崩壊しているって本当?

タイトルを見て驚かれた方も多いのではないでしょうか。

「アルファードはリセールバリューが良い」と言われ、中古車相場バブルと言われる中でもアルファードのリセールバリューの良さは群を抜いていました。

このようなSNSの投稿もまだまだ目立ちます。

さらに2023年6月に新型アルファードが発売され、納期も1~2年待ちと言われるほど大人気のアルファードがまさかリセール崩壊などと言う事は、すぐには信じられない話です。

そこでこの記事では、アルファードリセール崩壊の噂の真実に迫ってみようと思います。

現在アルファードを所有している方はもちろん、リセールバリューの高さを念頭に置いてアルファードの購入を考えている方も大いに気になるところですよね。

アルファードのリセール価格は新型車のリリースや供給状況、また海外需要など様々な要素により大きく影響を受けています。

ではこのような状況が現在から今後にかけてどのように影響を受けてくるのか?

このような噂が流れるのはなぜなのか?今後、リセールが崩壊する恐れはあるのか?を探っていきたいと思います。

さらに、これからアルファードの購入を検討されている方のためにアルファードのリセールバリューが高くなるポイントもお伝えしていますので参考にしてください。

では、最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

 

アルファードのリセールバリュー

よく耳にするリセールバリューですが、ではリセールバリューが良いとはどのような状態のことを言うのでしょうか。

リセールバリューとは一度購入したものを販売する際の再販価値のこと。

リセール=再販売または転売

バリュー=価値

と言う事ですので、リセールバリューが良いとは「アルファードを購入後、再販売した時の価値がすごい」となります。

実際に2023年夏現在でもアルファードのリセールは急騰し、高値安定を続けています。

ですが、リセールの崩壊という噂が出回っているのも事実です。

これは一体どういうことなのでしょうか。

次の章から真実に迫っていきたいと思います。

 

アルファードのリセール崩壊

アルファードのリセール崩壊という噂はこれまで幾度となく、出ては消えて...を繰り返してきました。

実際に2021年7月~9月にかけて30系アルファードの買取相場は大きく落ち込みました。

ですが、この下落は急速に回復し、以前の水準までの回復ではないにしろ現在はリセールバリュー崩壊とまでは言えない状況です。

リセールバリュー崩壊の理由

リセール崩壊が起きた2021年のアルファードのリセール急落の理由は、ズバリ「新型コロナ対策」です。

新型コロナの感染者が急拡大したことによって海外に対するいろんな規制が強化されました。

しかしその後、新型コロナ感染者の減少に伴い入国制限措置などの規制が大幅に緩和されたことによって、アルファードの買取相場も回復したのです。

アルファードは海外人気も海外需要もとても高い車です。

特にアルファードのエアロモデル、高級モデルは海外からの多くの需要に支えられているため相場が高いのが現状です。

今回もこうした人気モデルの相場が大きく下がってしまったのが大きな理由のひとつだと考えられます。

今後、リセールが崩壊する恐れはある?

2021年のアルファードのリセールの急落は「新型コロナ対策」が大きな理由のひとつだとお伝えしました。

しかし新型コロナが落ち着き日常を取り戻しつつある今、今後再びリセールが崩壊する可能性はあるのでしょうか。

その可能性と理由を探っていきたいと思います。

新型コロナの感染者拡大に伴う規制の強化

現在は新型コロナが落ち着き各国の入国規制措置などの規制が緩和され、徐々にコロナ以前の社会へと戻りつつあります。

ですが、いつオミクロン株の出現といったような事態がおき、強力な入国規制措置が取られるようになるかもしれません。

新型コロナは完全に姿を消したわけではないのですから、いつまたそのような状況になるとも言えないのです。

アルファードの残クレ車の市場への流入

アルファードを購入する方は「残クレ」と呼ばれる「残価設定ローン」で購入される方が多いと言われます。

その理由として、ヴォクシーを購入する場合に比べて月々の支払額がほんの少し増えるだけでリセールバリューの良いアルファードを購入することが出来るからです。

また、ほとんどの方がフルローンで購入するそうです。

ですが今後の心配事としてこの残クレで購入され、残クレの期限が終了するアルファードがたくさん出てくる可能性があります。

アルファードの登録台数が急拡大していくのは2018年以降です。

ですから売却に有利とされる3~5年落ちの中古車の売却が増えてくることが予想されます。

そうなると「供給が増えれば相場が下落する」のは当然ですから、リセール崩壊の可能性も出てくるでしょう。

海外輸出の動静

アルファードのリセールバリューの良さは、海外需要の高さが大きな要因のひとつです。

アルファードは海外でも販売されています。

ですが国内モデルとはグレード構成や装備が異なり、2.5Lモデルやエアログレードなどが販売されていない国も多くこうした装備への需要の高さがリセールバリューにも影響を与える要因です。

しかし、お得意様であるマレーシアからの需要の減少や、ロシアとウクライナの戦争により需要が減退したロシアが日本の中古車オークション相場に大きく影響していると考えられています。

アルファードのディスプレイオーディオ車の存在

トヨタ自慢のディスプレイオーディオ車が以外にも不評だという事実が、どうやら買取相場の足を引っ張るのではないかという懸念があります。

これは海外では登録できないのではないかという噂もあり、そうなると海外輸出に暗雲が立ち込めることになってしまいます。

アルファードのリセールの今後

アルファードのリセール崩壊と噂された主な理由は、新型コロナの影響やロシアでの需要減退により中古車市場に在庫が増えたからです。

しかし、その後わずか3ヶ月でリセールは回復しました。

ですが2023年6月に新型アルファードが発売されたことにより、今までのアルファードを下取りに出して新型アルファードに乗り換えるオーナーさんも増えると思われます。

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そうなると30系アルファードが中古市場に多く流出することになるので、30系・20系・10系の中古アルファードの値崩れはほぼ間違いないと思われます。

ですがアルファードの世界人気は今も健在ですので、他社のライバル車と比較すると高いリセール傾向は続くと思われます。

 

アルファードの売却タイミングはいつ?

リセールバリューの高い車を買ったからには1円でも高く売りたいと思うのは、当然のことですよね。

特に「アルファードのリセール崩壊か⁉」なんて噂が流れているとしたら、気が気ではありません。

ですが今の現状は中古車相場バブル(2022年春~秋)の時と比較した場合、リセールバリューが落ちているというだけのことです。

そんなに取り乱すような事ではなく、昨年の中古車相場バブルが異常すぎただけの話で、今は普通に戻っただけと言えます。

しかしそうは言ってもせっかくリセールバリューを期待して購入した車ですから、少しでも高く売りたいですよね。

ではアルファードのリセール価格から見ていきましょう。

アルファードのリセール価格

まずはアルファードのリセールがどれくらいなのかを詳しく見ていきます。

下の表は新車登録から13年後までのリセールバリューを表したものです。

新車登録からの経過年数と平均残価率

新車登録からの経過年数 平均残価率
1年後 84%
3年後 78%
5年後 61%
7年後 37%
10年後 18%
13年後 11%

3年落ちのリセールバリューはトップレベル。

他社の5年落ちのミニバンと比較するとリセールバリューは高め。※ただし、3年後と比較すると2年間で買取価格は大きく下落。

新車から7年後は前モデルのため、買取相場は大幅に下落。

他社の10年落ちのミニバンと比較してもリセールバリューは高め。

上の表から以上のことが読み取れる結果となりました。

またアルファードは3年落ちまでは全車種の中でもトップクラスのリセールバリューです。

ですからアルファードのリセールバリューを期待して購入された方は、新車または中古車を購入して5年経過するまでに売却を考えるのがおすすめだと言えますね。

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アルファードを高く売るためのポイント

アルファードを少しでも高く売るタイミングは新車登録から3~5年落ちで売るのがベストだとわかりました。

ですがその他にもアルファードを高く売るポイントはいくつかありますので紹介して行きますね。

グレードは2.5SCが最も人気。高額買取が期待できる。

エアロはモデリスタエアロが◎。エアロがモデリスタか否かで査定が大きく変わってくる。

ツインルーフはぜひ付けて。高級感が違います。

JBLのナビとスピーカー。オプションで70万円ほどするけど付ける価値アリ。

現在所有しているアルファードにこれらのものが付いていると、リセールバリューは期待できるのではないかと思います。

今後アルファードを購入しようと思っている方はぜひ、参考にしてください。

すでにアルファードのオーナーで「付いていない!」と言う方も大丈夫です。

これらの装備が付いていなくても、アルファードはリセールが期待できる車です。

私の知人が30系アルファードの2.5SCに乗っていて、最近売却をしました。

その時の話が羨ましすぎたので、皆さんも聞いてください。

知人は30系アルファード2.5SCを約2年半前に高く売る為の4つのポイント付き540万円で、残クレのオールローンで購入しました。

知人はまだ30代前半で独身です。

知人がアルファードを購入した理由は「カッコいいから」と言う事と「リセールが良い」この理由が一番だったそうです。

購入したアルファードで知人は友人といろんな所に出かけたり、彼女と北海道に長期旅行に出かけたりとアルファードライフを大いに楽しんでいました。

いや~、ホントに羨ましいですよね。

ですが、今年に入ってから突然アルファードを売却するというのです。

びっくりして理由を尋ねると「3年未満の今が一番高く売れるから」と言うのです。

実際に彼のアルファードがいくらで売れたのか聞いたときに「ホントに⁉」と何度も聞いてしまった金額はこちら。

購入価格 540万円

売却価格 470万円

2年半の間、友人や彼女とあんなに楽しんだのが実質70万円ですよ!

アルファードのリセールの高さ、恐るべし...ですね。

知人は残クレのローンの残債を差し引いても100万円以上のお金が手元に残ったそうで(詳しい金額は教えてくれなかった)このお金を頭金にして次の車の購入を検討しているそうです。

こういう話が身近であると、アルファードは買っても売っても夢のある車だとつくづく思いました。

アルファードどこで売る?

皆さんに私の知人の羨ましい話を聞いてもらいました。

そんなにリセールバリューがいいなら、うちも3年過ぎる前に早く売らないと

と思われた方も一人や二人ではないですよね。

まず、アルファードを高く売りたいのなら安易に「ディーラーに下取りに出す」というのだけは止めておきましょう。

ディーラーの下取りを利用すると、車を買い替える手間がかからないというメリットがあります。

ですが、車を高値で売却するにはディーラーより、中古車買取店をお勧めします。

愛車を高く売りたいなら面倒でも、自分の愛車の価値を知る所から始めましょう。

我が家は4台の車を乗り換えてきましたが乗り換えの際、全てディーラーでの下取りにしてきました。

もっと早くこのことを知っていれば...どれだけ損をしてしまったのだろうと後悔しています。

ですからこの記事を読んでくれた皆さんは、損をすることがないようにちゃんと自分の車の価値を知ってくださいね。

中古買取店での売却

中古車買取店は買取店にによって査定額が異なるので、複数の買い取り業者の見積もりを取る。

車を一番高く売るならどこ? - 32秒で最大10社一括比較/車買取 (zba.jp)

アルファード・ヴェルファイア専門買取店で売却する。

アルファード・ヴェルファイア専門だから高く査定・買取!最新の売却相場もわかる|アルヴェルラボ買取 (car-rate.info)

 

アルファードのリセール崩壊が始まっている⁉ただの噂なのか徹底検証:まとめ

アルファードのリセール崩壊が始まっているというのは、事実でもあり噂でもありました。

なぜならアルファードのリセールバリューの良し悪しは、世界情勢や中古市場の活気の有無など様々な要因が複雑に絡まってくるからです。

市場というのは生き物です。

今日良くても明日はどうなっているのか誰にもわかりません。

ですからまずは落ち着いて焦らずに。

愛車とのお別れのタイミングや金額も自分にとってベストな時期を待ちましょう。

たとえそれが世間ではリセール崩壊と言われている時だったとしても、あなたにとってはベストなタイミングだったのかもしれないのです。

私の知人はアルファードを売却することにより利益を得ることが出来ました。

ですがもしもそんなにたくさんの利益を得ることが出来なかったとしても、アルファードのオーナーになったことで得られた経験は彼の一番の財産になったはずです。

アルファードのオーナーになったからこそ得られた経験や価値が本当のリセールバリューではないかと、今の彼を見ているとそう思えるのです。

 

 

 

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