ハリアー 内装

ハリアー60系の内装の特徴・使い勝手の良さ・グレードを紹介!

60系ハリアーについて教えて!

その疑問を解決します。

近年人気を集めている「SUV」は走行性能が高いため路面状態が悪くても安定して走ることができ、見た目のかっこよさが魅力です。

各メーカーからさまざまなタイプのSUVが販売されています。

クルマ選びのポイントとしてエクステリア」や「走行性能などを考えますが、居住性の良さは実際にクルマを使用する中でとても重要です

ラグジュアリークロスオーバーSUVとして地位を築き、長年絶大な人気を誇るのがトヨタのハリアーです。

ハリアーの内装の特徴として、SUVならではのスポーティーさを保ちつつ、高級感を感じる仕様になっています。

今回この記事では、

  • 60系ハリアーの魅力
  • グレードごとの内装の特徴
  • サイズ感や室内の広さ

について紹介します。

 

60系ハリアーの魅力

2013年12月に登場した60系ハリアーですが、2017年6月のマイナーチェンジでラインナップや装備の内容が大きく変わりました。

他にも一部改良やグレードの追加、特別仕様車の設定はほぼ毎年行われています。

2013年12月 60系ハリアー登場

高級ラグジュアリーSUVの元祖ともいえる代表モデルとして、フルモデルチェンジをして登場しました。

引用元:TOYOTA公式サイト

60系ハリアーの主なグレード

グランド:ベースモデル

エレガンス:ファブリック(上級)+合成皮革シートを標準装備

プレミアム:18インチアルミホイールを標準装備

プレミアム アドバンスドパッケージ:インテリジェントクリアランスソナーやプリクラッシュセーフティシステムを標準装備

それぞれに2WDと4WDを設定し、エンジンは2L直列4気筒のNAハイブリッドの2種類です。

外観

「Elegant Velocity」をデザインテーマに、歴代ハリアーに共通する水平基調で流麗なスタイリングと洗練された疾走感で新世代ハリアーを象徴するデザインです。

ボディーカラーはスパークリングブラックパールクリスタルシャイン(オプション設定)などのダークカラー5色を含む全7色が採用されています。

内装

「Rich Simplicity」をデザインテーマに、人の手で作り込んだような本物感と現代的な洗練を融合したデザインです。

ゆったり感とスポーティーなセパレート感を両立した空間に、細部までこだわった遊び心を表現しています。

内装色にはインパネアッパー部に有彩色を配色する構成のディープボルドーなど3種類のカラー設定です。

内装ディープボルドー

引用元:TOYOTA旧車カタログダウンロード

まさに高級SUVという質感で人気があることが分かりますね。

2014年4月 価格変更

消費税率の変更にともなって、価格変更がされました。

車両自体の仕様変更や追加はありません。

2015年1月 エレガンスG's登場

専用サスペンションを装備したスポーティなモデル「エレガンスG'sがグレードに追加されました。

引用元:TOYOTA公式サイト

2015年6月 一部変更

プレミアム アドバンスドパッケージは、シースルービューを追加したパノラミックビューモニターやT-Connect SDナビゲーションシステムが新たに採用されました。

グランドには、プリクラッシュセーフティ(オプション)の設定を拡大するなど安全・安心の先進装備が充実です。

プレミアムをベースにした特別仕様車プレミアム スタイルモーヴ」「プレミアム アドバンスドパッケージ スタイルモーヴが登場です。

外観

ブラック塗装に切削光輝を施した18インチの専用アルミホイールを装備、ボディカラーには特別設定色「レッドマイカメタリック」など5色が設定されています。

引用元:TOYOTA公式サイト

内装

  • ピアノブラック調の本革巻き3本スポークステアアリングホイール
  • ファシネイトブラック加飾のシフトパネル・アルカンターラのシート表皮
  • 運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート(運転席4ウェイ電動ランバーサポート付き)
  • マイコンプリセットドライビングポジションシステム(ステアリング・シート)
  • 快適温熱シート(運転席・助手席)

など魅力的な機能を特別装備しています。

2016年6月 特別仕様車「スタイルアッシュ」追加

プレミアムをベースとしたプレミアム スタイルアッシュ

プレミアム アドバンスドパッケージをベースとしたプレミアム アドバンスドパッケージ スタイルアッシュ

この2つが設定された特別仕様車です。

外観

ブラック塗装に切削光輝を施した18インチの専用アルミホイールを装備しています。

プレミアム スタイルモーヴとは違うデザインです。

ボディカラーは、特別設定色の「ブルーメタリック」など5色が設定されています。

 

引用元:TOYOTA公式サイト

内装

グレー基調とし、滑らかな風合いのウルトラスウェードのシート表皮(ライドグレー・マイン材)と合成皮革(ウォームグレー)を組み合わせた専用シートです。

  • インストルメントパネル、ドアトリム(専用内装色ウォームグレー)
  • ピアノブラック調の本革巻き3本スポークステアリング
  • ブルーの輝きのヘアライン調加飾のシフトパネル
  • 運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート
  • 快適温熱シート(運転席・助手席)

などを採用し、全体的に明るくて爽やかなイメージの内装です。

2017年6月 マイナーチェンジ

60系ハリアー初のマイナーチェンジが実施されました。

各グレードに2L直噴ターボエンジンを新たに採用されたことが大きな変化です。

従来のNAエンジンとハイブリッドも継続して、一気に選択肢が増えましたね。

また、衝突回避支援パッケージトヨタセーフティセンスP」を全車の標準装備し、パワーバックドアに新たな機能が追加されています。

安全性・利便性が大きく向上、より快適に使用できるようマイナーチェンジです。

また、グレードが見直されてプレミアムよりさらに上級に位置付けられた「プログレス」が追加、グランドが廃止されています。

さらに、プログレスとプレミアムをベースにした「プログレス メタル アンド レザーパッケージ」「プレミアム メタル アンド レザーパッケージ」が設定されてました。

引用元:TOYOTA公式サイト

各グレードに2WD、4WD、NA車、ターボ車、ハイブリッドの設定があり、標準グレードとパッケージを合わせると全25種類の展開です。

外観

  • よりワイドになったバンパー内のロアグリル
  • リアコンビランプを赤色面発光化

ターボ車全てのグレードには、新デザインの18インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)を装備するなど、より豪華な仕様になっています。

ボディカラーには新色「ダークレッドマイカメタリック」が追加されています。

2017年9月 グレード追加

エレガンスをベースとしたエレガンス GR スポーツが追加され、多くの専用装備が採用されたスポーツモデルが登場です。

引用元:TOYOTA公式サイト

2018年9月 特別仕様車「スタイル ブルーイッシュ」追加

プログレスをベースとした「プログレス スタイルブルーイッシュ」、「プログレス メタル アンド レザーパッケージ スタイルブルーイッシュ」の登場です。

外観

  • ブラック塗装に切削光輝を施した18インチの専用アルミホイール
  • ヘッドランプエクステンション(スモーク調メッキ加飾)
  • フードモール、サイドプロテクションモール(漆黒メッキ)

内装

  • 特別設定色ブラック×ブルーのシート表皮
  • シフトパネル、ドアスイッチベース(ブルー木目)

シート表皮、本革巻き3本スポークステアリングホイール、インストルメントパネル、ドアトリムなど随所にブルーステッチを施しています

ブラックの内装にブルーのアクセントカラーが映えるクールな仕様ですね。

引用元:TOYOTA公式サイト

ボディカラーは「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」、「ブラックマイカ」の全2色になります。

2019年7月 特別仕様車「スタイル ノアール」追加

プレミアムをベースとした「プレミアム スタイルノアール」の登場です。

引用元:TOYOTA公式サイト

外観

  • ブラック塗装の切削光輝を施した18インチの専用アルミホイール
  • ヘッドランプエクステンション(スモーク調メッキ加飾)
  • フードモール、サイドプロテクションモール(漆黒メッキ)

駐車場などでのアクセルの踏み間違いなどで起こる衝突被害を軽減する「パーキングサポートブレーキ(静止物)」を特別装備しています。

安全面での魅力も充実していますね。

内装

  • インストルメントパネル、ドアトリム、ステアリングステッチのベゼル部など(ダークシルバー塗装)
  • ドアスイッチベース、シフトパネル、オプティトロンメーター(ピアノブラック加飾)

などで、室内はシックな印象が魅力的です。

ボディカラーは、「ホワイトパールクリスタルシャイン」を含む全3色です。

2019年10月 価格変更

消費税率の変更にともなって、価格変更がされました。

車両自体の仕様変更や追加はありません。

2013年12月から2019年10月までの60系ハリアーのグレード・特別仕様車について紹介しましたが、とても豊富なグレードのラインネップですね。

 

グレード別の特徴

60系ハリアーは標準グレードを3種類上級グレードにパッケージを設定するなどバリエーションが豊富です。

さらに安全装備や先進装備が充実したパッケージや個性的な専用インテリアを装備したパッケージ、スポーツモデルなどが追加されています。

各グレードごとに気になる内装の違いを紹介します。

グランド

2013年から2017年のマイナーチェンジまで設定されていたグレードです。

走行性能や基本性能は上級グレードとさほど変わりはありません。

  • ホイール:ホイールキャップ付き17インチスチール製ホイール
  • シート表皮:ファブリック
  • シートポジション:手動(運転席・助手席)

エレガンス

中間位置のグレードで、高級感を感じさせるベーシックグレードです。

ガソリン車とハイブリッド車は、ファブリック合成皮革を組み合わせたシートで、ブラックとダークサドルタンの2色から選択可能です。

クールな印象のブラック、温かみのあるダークサドルタンはラグジュアリーな雰囲気で車内を包み込みますよ。

ターボ車では、上質感のあるウルトラスウェード合成皮革を組み合わせたシートでブラック×レッドのスポーティな印象です。

引用元:TOYOTA旧車カタログダウンロード

プレミアム

内装はエレガンスとあまり変わりがないんですが、ステンレスオーナメント付ドアスカッフプレートがイルミネーション付きになります。

「HARRIER」の文字がブルーに浮き上がり、ハリアーのオーナーである気分を盛り上げてくれる演出が特徴です。

プレミアムグレードからシート素材に「プレミアムナッパ本革」がオプションで設定可能です。

引用元:TOYOTA旧車カタログダウンロード

プログレス

パノラミックビューモニター(左右確認サポート+シースルービュー機能付)など、安全システムが搭載されたグレードになります。

T-Connect SDナビゲーションやJBLプレミアムサウンドシステムの搭載が標準であるなど、充実した装備が特徴です。

引用元:TOYOTA旧車カタログダウンロード

プログレスの足元照明には、地面を照らした時にハリアーのエンブレムマークが浮かび上がる演出もありますよ。

特別感を味わうことができますね。

引用元:TOYOTA旧車カタログダウンロード

プログレス スタイルブルーイッシュ

プログレスの装備をベースに内装カラーをブラックと深みのあるブルーで統一することでエレガントな雰囲気が魅力です。

ブラックとブルーの専用コンビシート、ドアスイッチベースやシフトパネルもブルーの木目調、インパネなどにもブルーのステッチが施されています。

引用元:TOYOTA旧車カタログダウンロード

この内装の仕上がりは、他のハリアーオーナーとの差をつけられる演出ですね。

メタル アンド レザーパッケージ

プレミアム、プログレス、プレミアム スタイル ブルーイッシュの追加可能なパッケージです。

プレミアムナッパ本革のシートに、快適温熱シート、シートベンチレーション機能が追加され年間を通して快適な環境を作り出してくれます

ドアスイッチベースにはピアノスラック加飾、シフトパネルやフロントコンソールにはアルミ加飾が追加されて、ゴージャス感を演出します。

エレガンスG's

G's専用キャリパーやフロントバンパーなどを採用し、スポーツチューニングしたグレードです。

G'sエンブレム+シルバーダブルステッチの前席に、インストルメントパネルやサンタークラスターパネルにダークメッキ調塗装加飾を施しています。

内装も外装もほかのグレードと差別化したグレードです。

引用元:TOYOTA公式サイト

エレガンス GR スポーツ

専用サスペンションなど走行機能に特化したモデルで、内装もスポーティな仕様です。

引用元:TOYOTA公式サイト

専用のスタートスイッチやアルミペダルがスポーティさを演出していますね。

インパネやサイドレジスターペダル、センタークラスターパネルガーニッシュなどダークシルバー塗装で、ハリアーの高級感はそのままのスポーティーモデルです。

 

サイズ感や室内の広さ

クルマの使い勝手の良さには、収納力も大きく影響します。

寸法・定員

  • 全長 4,720mm
  • 全幅 1,835mm
  • 全高 1,690mm
  • 室内長 1,965mm
  • 室内幅 1,480mm
  • 室内高 1,220mm 

乗員数 5名

座席周りの収納

引用元:TOYOTA旧車カタログダウンロード

  • フロントシート
  • フロントコンソール(カップホルダー2つ、小物入れ)
  • センターコンソールボックス
  • シートバックポケット(運転席・助手席)
  • フロントコンソールサイドポケット
  • リアシート
  • リアセンターアームレスト(カップホルダー2つ)
  • ドアポケット(ドリンクホルダー)

室内空間

ハリアーには、リクライニングやシートの高さを上げるなどはもちろん、リアシート(後部座席)を倒すと長物の積載が可能です。

また、全てのシートを倒すと車中泊といった多彩なシートアレンジがハリアーの魅力でもあります。

リアシートは6:4分割可倒式で、左右独立リクライニングが可能です。

リアシートを倒すと荷室とつながり、室内長1,860mm×室内幅1,480mmになります。

キャンプやアウトドアなど、多くの荷物を収納することができますよ。

引用元:TOYOTA公式サイト

シートを倒した際にラゲッジルームとの間に隙間ができないので、荷物を押し込んでも引っかからずスムーズに積載可能です。

引用元:TOYOTA公式サイト

また、デッキボードの下にも深さのある収納スペースがあります。

防災グッズや普段あまり使わないものなどを仕分けして収納することができるので、使い勝手の良さもハリアーの魅力ですね。

 

ハリアー60系の内装の特徴・使い勝手の良さ・グレードを紹介!:まとめ

まとめ

  • トヨタのハリアーはラグジュアリークロスオーバーSUVとして、長年絶大な人気を誇っている。
  • 2013年にフルモデルチェンジして登場したのが60系ハリアー
  • 主なグレードグランド」「エレガンス」「プレミアム、2017年6月よりプログレス追加(「グランド」廃止)
  • 「Elegant Velocity」を外観のデザインテーマに、歴代ハリアーの流麗なスタイリングと洗練された疾走感あるデザイン
  • 「Rich Simplicity」を内装のデザインテーマに、人の手で作り込んだような本物感と現代的な洗練を融合したデザイン
  • その他、「アドバンスドパッケージ」「スタイルモーヴ」「スタイルアッシュ」「メタル アンド レザー パッケージ」「スタイル ブルーイッシュ」「スタイル ノアール」を追加
  • 室内長:1,965mm、室内幅:1,480mm、室内高:1,220mmの広々とした室内空間は長物はもちろんアウトドアなど多い荷物にも対応可能

今回この記事では、60系ハリアーについて紹介しました。

歴代ハリアーの良い所を受け継ぎながら、現代仕様にフルモデルチェンジした60系ハリアーの魅力はお分かりいただけたでしょうか。

豊富なグレードと、多彩なシートアレンジが可能なハリアーの使い勝手の良さをぜひ体感してみてくださいね。

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